2020年12月18日 16:45

Salesforce LiveにおけるLINE WORKS連携事例講演配信までのウラ側

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みなさま、12月8日は何の日だったかご存知ですか?

そうです、声優 島本須美さんのお誕生日です。

映像に合わせて、抑揚もつけながら、セリフを合わせて収録できる声優さんって、すごいですよね。

しかも、クラリスとナウシカと管理人さんとさつきちゃんのお母さんを演じ分けるとか。

 

そんな12月8日に、トヨタ自動車様登壇のLINE WORKS連携活用事例を、無事にSalesforce Liveで配信することができました。

多くの方々にご協力を賜りながら収録することができた素晴らしい事例でございます。

【セッション1-8:オンデマンド配信・資料公開】
SNSのお友達機能を起点に、お客様との営業活動履歴をフル活用
-TOYOTA流、お客様接点のDX-

https://live.salesforcejapan.com/public/session/view/531

大変多忙なトヨタ坪田さんのお時間を連休まで候補にして頂戴しつつも、ぼくの段取りが至らず、全ての締め切りを大胆にぶっちぎってしまい、Salesforce秋津さん吉田さん、イベント事務局のみなさまに多大なご迷惑・ご心配をおかけしつつ、配信中もてんやわんやだった活用事例の収録と配信のウラ側を、せっかくなのでみなさまに晒してみたいと思います。

※LINE WORKS連携って何?という方は、先に、こちらのブログをご覧ください。

 

事例講演が確定するまで

今年はコロナの影響で、サンフランシスコでのDreamforceはもちろん、各国で開催してきたSalesforce World Tourなど、Salesforce関連のリアルイベントは中止となっています(来年もオンラインメインになりそうです)。

その代わり、Salesforce Liveのようなオンラインで配信するイベントが、頻度高く開催されてきました。

12月8日と9日の2日間に行われたSalesforce Liveのテーマは、『Sales & Service』。SalesCloudやServiceCloudといった、Salesforceのコアサービスであり、Salesforceビジネスの根幹となるプロダクトに関するオンラインイベントです。

このSalesforce Live: Sales & Serviceの事例セッションとしてトヨタ自動車さまの登壇が決まったのは10月16日のことでした。

トヨタ自動車さまで、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceを『LINE WORKS連携オプション』と共に活用頂いている事例を御講演頂けることになったのです。

お忙しいところ、二つ返事で快諾して頂いたトヨタ自動車の坪田さんには、感謝しかありません。坪田さんには、配信当日もお付き合い頂き、リアルタイム質問にも回答いただくというスペシャル対応を頂くことができました(後述)。

さて、ここまでもわりと慌ただしく進めてきたのですが、その後、さらに慌ただしい準備が始まりました。

他の事例講演各社が続々と収録を進める中、我々のセッションもいよいよ収録の日が11月24日と決まりました。

 

配信キットが到着

収録日程確定後すぐに、Salesforceイベント事務局から、わりと大きめの段ボールが届きました。

開けてみると、中にはオンライン収録準備キットが!!

収録用のカメラやイヤホンマイクに加えて、収録のお共にアストロ人形、そして熱湯でも熱くないSalesforceロゴ入りステンレスマグとオシャレハーブティ、映え間違いなしのマヌカハニーのど飴などなど。

至れり尽くせりのキットが届いたのでした。

seminar_kit.png

今回は、スケジュールや機材など、さまざまな要素を検討の結果、名古屋のトヨタ自動車さまの拠点に集合して収録することとなりました。

限られた時間の中で、いろんな選択肢の検討にご協力頂いたSalesforce秋津さん吉田さん、イベント事務局のみなさま、会議室とご自身の予定を半日確保して下さった坪田さん、本当にありがとうございます!

 

いざ収録の地へ

連休明けの11月24日は良い天気でした。感染対策に十分気をつけて収録に向かいます。

まだこの時は、富士山も雪化粧してません。

このあとどっぷり日が暮れるまで収録の時間がかかるとは、この時は夢にも思わず。

fujisan.png

 

名古屋に到着したら、急ぎ収録場所に移動します。

と言っても、目的地は名古屋駅の目の前にそびえる高層ビル。

トヨタショールームも備えている名古屋駅前のミッドランドスクエア、その24階が今回のオンライン収録場所です。

elevator.png

  

そして収録開始

なるべくカメラ目線で、手元の資料に視線を落とさずに済む様に、坪田さんのアイデアで会議室のレイアウトを大幅に変更し、大胆に使わせていただくことができました。サポート頂いたトヨタ福井さん、ありがとうございます!

密にならないように、距離をとりつつ、定期的な換気にも気をつけて収録しました。

 

うまく収録できたところは、オンデマンド配信をみていただくとして、なかなか苦労したところをいくつかご紹介したいと思います。

 

今回の鍵となる機能は、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの有料オプションである『LINE WORKS連携』です。

LW連携概要.png

この機能は、LINEを使っているお客さま(今回の事例では、トヨタの自動車を買おうとしているお客さま)と、トヨタ自動車の営業担当者(この人がLINE WORKSを使います)がやりとりしたトークの内容を、Salesforceの活動履歴にに自動で取り込めることが最大の特徴です。

LINE WORKSも使い方はLINEとほぼ同じ。パソコンでもやりとりできるので、長めの文章やファイルの添付も簡単です。

LWとLINE.png

 

自動で取り込むことで、その他の活動履歴と一体的に活動をほぼリアルタイムで可視化することができ、お客さまとどのくらいコミュニケーションしたのかがひと目でわかります。

下図は人別に集計していますが、担当者やお客様によってメールが多い、LINE WORKSのトークが多い、といった傾向や、最近の活動傾向など、必要な切り口で集計ができます。

あちこちでお話ししているように、Salesforceに経営判断に必要なデータを集めることで、自由にデータ分析・集計ができることがSalesforceプラットフォーム活用の大きなアドバンテージだと考えています。

※図中のQRコードをスキャンすると、4分ほどの動画でも使い方をご紹介しています。ぜひご覧ください。

活動の可視化.png

ただ、このLINEとLINE WORKSの説明の中で、つい「WORKS」を端折って話してしまったり、「ユーザ」という単語を営業担当なのかお客様なのか曖昧に話してしまったり、なかなか伝わりにくい話し方をしてしまっておりました・・・。

 

さらに、活用事例のレパートリーとして、PHONE APPLI LINERというLINE公式アカウントも組み合わせた事例もありますよ、という紹介では、LINE公式アカウントを活用したマーケティング観点での活用が多いPHONE APPLI LINERと、営業担当とお客様のトーク履歴をSalesforceに取り込むPHONE APPLI PEOPLE for SalesforceのLINE WORKS連携オプションの使い分けが、シンプルな表現にまとめられていなかったという点も撮り直しの回数を増やす原因になってしまいました。

LINERと組み合わせた例.png

 

しかも、回を重ねるごとに、『間違えないように、つっかからないように・・・』という意識が増大し、"棒読み感ましまし"になってしまいました・・・。

 

リアルセミナーであれば、聞き流してもらえる様な箇所も、秋津さん&吉田さんのチェックで、『なんか、LINEとLINE WORKSの使い分けがようわからん』とか、『なんか、力が入りすぎてて、いつもの感じがない』など、暖かくも手加減のない的確なコメントをいくつもいただき、なんとかリカバリーしながら、ようやく収録を終えることができました。

声優さんのお仕事とは比べるべくもないですが、これまで、リアルのセミナーでは、ずいぶんといい加減な喋り方をしていたんだな、と痛烈に思い知らされました。

遅い時間までご協力いただき、坪田さん福井さんをはじめ、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

 

いよいよ配信

さぁ、12月8日、配信当日です。

配信中は、視聴してくださっている方々からの質問を『Sli.do』というアプリで受け答えする段取りになっています。

事前にアカウント登録も済ませ、準備オッケーと考えておりました。

ところが、配信中に秋津さんと講演者をつなぐチャットでトラブル発生!

コミュニケーションがスムーズに進みません・・・。

そんなところへ、一つ目の質問が〜!

おおっと、この質問はトヨタの関係者の方ではなかろうか・・・

ディーラーさんかぁ、うーむ、勝手に答えるわけにもいかなさそうだ・・・

そして、容赦無く2つ目の質問ががが

あ、こっちは答えられるかも!?

いや、でも回答は発射前に坪田さんに確認してもらわないとっ。

間に合うか!?

そのときでした!

回答しちゃいます.png

坪田さんが、ささっと回答してくださいました・・・。

合意形成をしていると、回答が間に合いません・・・。

20分の配信は、あっというまでした・・・。

最後の最後まで、坪田さんにお世話になりっぱなしでした。

本当にありがとうございました。

 

 

いろいろと学ぶべきことが多かった、初めてのオンライン配信。

次のチャンスが頂けるのであれば、今回の反省を活かし、準備して臨みたいと思います。

 

配信までは大変に危なっかしい感じでしたが、PHONE APPLI PEOPLE for SalesforceのLINE WORKS連携オプションPHONE APPLI LINERは安定して動作しますので、ご安心ください。

 

今後とも、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceシリーズを、よろしくお願い致します。

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この記事の筆者

飛鋪 武史

SFDCアライアンス事業を統括しています。

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