ライフサイエンス事業に携わる全ての人の理想を叶えるVeevaと連携

Salesforce
2021.10.01

三菱重工のエアコンをご存知ですか?

三菱電機ではなくて、三菱重工です。

霧ヶ峰ではなくて、ビーバーです。

ビーバーエアコンは、最近の量販店のエアコン売り場では、あまり目立たないシリーズに思われるかもしれませんが、根強いファンの多い、丈夫で良く冷えるエアコンだと聞いたことがあります。

何しろ戦艦武蔵を建造した三菱重工が製造するエアコンですからね。

きっと性能が良くて頑丈なのでしょう。

 

さて、今回のブログは、このビーバーエアコンと1ミリも関係ありません。

 

今回お伝えするのは「Veeva」です。

カタカナで書くと「ヴィーヴァ」でしょうか。

製薬業界でお仕事されている方でなければ、あまり耳にしたことが無いかもしれません。

このVeevaは、古くからのSalesforce AppExchangeパートナーで、Veeva CRMをはじめとしたライフサイエンス業界向けの様々なソリューションを展開しています。

最近流行りのVertical SaaS(海外でいうIndustry Cloud)の先駆けと言っても差し支えないと思います。

そんな由緒ある、そして時価総額も4兆円を超える企業と、PHONE APPLI PEOPLE for SalesforceのLINE WORKS連携オプションがタッグを組みます。

Veeva_catch_800_533.png

「PHONE APPLI PEOPLE for Salesforce: LINE WORKS連携オプション」の新機能「Veeva連携機能」です。(名前長っ)

名前は長いですが、機能はシンプルです。

LINEを使うお客様とLINE WORKSを使う営業担当者のトーク履歴を、Veeva CRMに連携するという新機能です。

 

昨年のSalesforce Liveのトヨタ自動車様での活用事例(https://phoneappli.net/blog/2020/12/salesforcelive-lineworks.html)でご紹介したように、「PHONE APPLI PEOPLE for Salesforce: LINE WORKS連携オプション」は、LINEを使うお客様とLINE WORKSを使う営業担当者のトーク履歴を、Salesforce(SalesCloudなど)の取引先責任者などの活動として連携することができます。

お客様のLINEの連絡先を、取引先責任者などに紐付けることで、電話やメールに加えた、新しい連絡チャネルとして、顧客マスターを充実させることができます。

 

このオプション機能をさらに強化して、Veeva CRMのタイムラインに連携できるようにするのが新機能「Veeva連携機能」なのです。

 

新機能「Veeva連携機能」は、LINE WORKS連携オプションの標準機能として追加されますので、初期設定は簡単。

インストールしたらマニュアルに沿って設定するだけで、すぐにLINE WORKSとVeevaの連携を使い始めることができます。

 

初期設定だけではなく、日々の利用シーンでも使いやすさを追求し、現場のMRの皆さんの負担を減らす工夫を盛り込んでいます。

例えば、新しいLINEのお友達(例えばお医者様)が増えると、ボットが新しい友達を検知して、Veevaに連携するように誘導してくれます。

Veeva紐付け_800_452.png

トヨタ自動車様の事例では、お友達の連携先がSalesCloudの取引先責任者などでしたが、新機能「Veeva連携機能」によって、Veevaの医療従事者レコードに紐付けて、そのライムラインにもトークを連携できるようになります。

Veevaのタイムラインでは、訪問や電話、メールと並んでLINE WORKSでのトークの履歴も同列に表示されます。お医者様によってLINEで会話しやすい人、訪問が好きな人などなど、特徴があると思います。そういった過去の活動も一元管理できますので、例えば担当が変更になったりしても、そのコミュニケーションの傾向を即座に掴むことができるわけですね。素晴らしい。

Veeva会話履歴_800_458.png

こういった活動の可視化は、見方によっては、日々の行動の一挙手一投足をマイクロマネジメントされているようで、あまり好ましくない、と思われる方もおられるでしょう。

でも、その活動によって責められるわけではない・詰められるわけではない、という心理的安全性の高い組織文化であれば、このような可視化はむしろ、自分の活動を客観的に捉える良いインプットとして機能します(ツールを入れれば自動で良くなるわけでは無いので誤解の無いよう)。

活動履歴のグラフ_800_448.png

「見たいけど見えない」、もしくは「可視化するのが大変」な活動があって、それをLINE WORKS連携やVeeva連携で可視化することで、課題の解決や活動の改善に役立てることができます、という位置づけです。

LINEのトーク履歴の総量のグラフを眺めてても「へー」で終わっちゃうと思うんですよね。

 

先日、このVeeva連携を先行でご紹介した企業の方がおっしゃってたのですが、「まずはLINEのお友達として医師とどのくらい繋がれるか」、という点が、最初のKPIとして重要とのことでした。医師や薬剤師とLINEも交換してもらえないMRは、きっとお薬の話も聞いてもらえないはず、といったところでしょうか。

 

他にも、新薬紹介セミナーみたいなものがあって、この時期、MRは医師にセミナーの案内をしてるはずなのに、AさんというMRはコミュニケーション量が少なめ(LINEだけでなくメールも電話もしてない、とか)、どうしたのかな?何かトラブルでもあったかな?とか、新しく着任した医師とか医院長とかには真っ先にコミュニケーションしてほしいけど、コミュニケーションできてるのかな、みたいな目的を持った可視化をしやすくなることを期待しています、といったお話も伺っています。

その結果、機会損失が減りますとか、信頼関係が構築できます、とか、いう話なのでしょう。

SalesCloudと連携するLINE WORKS連携オプションは、既に多くのお客様でご利用頂いています。新機能「Veeva連携機能」ももうすぐです。

今後ともPHONE APPLIシリーズを宜しくお願い致します。