Dreamforce2019 ?SalesforceとPhone Appliが進む道
みなさまこんにちは、Phone Appliの乾です。
今日は、我らが小林さんが書いてくれたイベントレポートをご紹介しつつ、セールスフォース・ドットコム社と私たちPhone Appliの進む方向性について考えてみたいと思います。
2019年11月18日?22日、セールスフォース社が主催する世界最大規模のソフトウェアカンファレンス「Dreamforce2019」が、サンフランシスコで開催されました。
例年、会場というよりサンフランシスコの街全体を巻き込んで開催されるこのビッグイベント。今年も2,700以上のセッションに17万1,000人以上の登録者と、ソフトウェア業界の熱いアツい盛り上がりを見せました!
Phone Appliからは、エンジニアの小林さんをはじめ、9名のメンバーが参加し、沢山の気づきと学びを持ち帰ってきてくれました。イベントの雰囲気やセッションの様子など、小林さんがこちらのブログで紹介してくれています!
[vol.1] Dreamforce2019に参加してきました!1週間の様子を紹介します
★[vol.2] Dreamforce2019の技術的なトピックについてまとめてみた
[vol.3] Dreamforce2019に参加して特に印象的だったことについて書き綴ろうと思う
この中で私が特に気になったのが、vol.2。
今回のDreamforceでは、「Salesforce Customer 360」「Einstein(Einstein Voice)」「Tableau(タブロウ)」という3つのトピックが大々的に取り上げられていたそうです。それぞれのトピックについて、簡単にご紹介しましょう。
「Salesforce Customer 360」
「Salesforce Customer 360」は、Marketing Cloud、Commerce Cloud、Service Cloudなど、複数のシステムに蓄積されている顧客情報を照合し、一意のIDを各人に割り当ててまとめるシステムで、ニーズに応じてデータやイベントをシステム間でやり取りするハブとして機能します。
「たとえば、John Doeという顧客レコードが、Marketing Cloud、Commerce Cloud、Service Cloudにそれぞれ存在する場合、システムはJohn Doeが3名いるわけではなく、同一人物であることを認識できるため、適切な対応が可能になります。」
出典:https://www.salesforce.com/jp/blog/2018/10/what-is-salesforce-customer-360.html
「Einstein(Einstein Voice)」
「Einstein(Einstein Voice)」は、よりパワーアップし、スマートスピーカーとも連携したSalesforceのAI機能です。デモでは、商談の確度や取るべき次の行動(◯時に電話する、のように具体的に!)まで教えてくれたそうです。
おそらく、過去に成功している商談の活動履歴などから傾向を引っ張ってきて、そのときの成功パターンを元に次のベストアクションを提案してくれています。
こうなると、いかに普段からレコードの活動履歴などを入れるのが大事かがわかりますね...。(小林さんのブログより)
「Tableau(タブロウ)」
そして、最近Salesforceに買収された「Tableau(タブロウ)」は、大量のデータを可視化するツールです。Salesforceのユーザからよく聞く"レポート・ダッシュボードの使いづらさ"が大きく改善されることが期待できます。
SalesforceとPhone Appliの目指す道
こうして並べると、Salesforceの目指す方向は一目瞭然!
単にデータを貯めるだけではなく、貯めたデータを使える形に整え、AIによる提案やレポート・ダッシュボードでの可視化によって、実際のアクションや経営に生かすところまで持っていく、という「データ活用」の領域に乗り出していますね。
ただ、このようにデータを活用するためには、先ほど小林さんブログにも書いてあったように、まずは日々のデータ蓄積が大切です。
とにかく、Salesforceにデータを入れることが大切です!!!
大事なので二回言いました。(笑)
コツコツと水をやって植物を育てるように、顧客に関するあらゆる情報を1日1日、貯めれば貯めるほど、精度の高い分析とデータ活用ができるようになる、ということですね。
それがDreamforce(Salesforce)の描く未来であり、Phone Appliの目指す未来でもあります。
そしてその未来に向けてPhone Appli for Salesforceが担うのは、名刺の取り込みや電話帳機能でSalesforceにデータを貯める、いわば「コミュニケーションポータル」です。
さらに、目標管理ツール「Vision Go」で目標を共有、1on1ミーティングを積み重ねて進捗を管理したり、「Thanks Go」で同僚にサンクスカードを送って、社内のコミュニケーションも活性化したりと、様々なアプローチでSalesforceにデータを蓄積し、より良い企業活動に生かそうとしています。
Salesforceを経営基盤としてデータを寄せていくと、こんなダッシュボードで組織毎の状態を可視化して、課題を浮かび上がらせることもできるようになります。
これからSalesforceでデータを活用しようとしている方は、まず、Phone Appli for Salesforceで日々のデータを入れるところから始めてみてはいかがでしょうか。
AppExchangeの機能制限トライアルであれば、デモデータが入った試用環境に1分でアクセスできます。
ぜひお試しください!
▼機能制限トライアルを試してみる
https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000ENUqgUAH