2020年1月14日 12:00

Phone Appliが目指すサブスクの形

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

皆様、3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?Phone Appliのマーケティング部 北村です。

今年の年末年始は9連休になった方も多くいらっしゃるかと思います。また、昨今の働き方改革関連法案などの影響もあり、前後に有給をつなげて、海外などに行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、非常に多くの時間を家で過ごしており、テレビCMやネット記事、駅の広告に触れる機会が多くありました。その中でも、様々なところで「サブスクリプション」といったキーワードが急激に増えたのではないかと感じています。

1488159.png

ご存知の方も多いかと思いますが、サブスクリプション(サブスク)は、「所有から利用へ」という形で、一定期間において、あるサービスから得られる対価を定額で提供されるサービスやメニューを指しております。
解釈についてはいろいろありますが、利用者側からすると、比較的初期導入コストが安価に始められ、サービスレベルの拡大や縮小などのスケーラビリティが容易というメリットがあるかと思います。

私個人としても、動画・音声サービスや、ネットショッピングなどのサブスクリプションを契約していますが、いつでも変えられるという安心感と、エンターテインメントの分野ではもう手放せないものになってしまっているという部分で、辞められないという感覚も持っています。ただ、今は良くても、近い将来価値が下がったと感じてしまえば、別のサービスに乗り換えたり、辞めたりすることもできるので、気軽に始められるというのも、利用者側からするとリスクの少ない形態ではないかと思っています。

BtoCのサービスで、ちょっと変わった新しいものをまとめてみました。

 ・家具レンタルサービスのサブスク
 ・掃除機ロボットのサブスク
 ・焼肉食べ放題のサブスク
 ・飲み放題のサブスク
 ・高級ブランド品のサブスク

従来までは、形のあるものの定額利用やマルチメディア系のサービスが主流でしたが、飲食や、普段はワンランク生活レベルを上げるようなエクスペリエンスを提供するサービスも増えているようです。
その一方、BtoBでは、レンタルやリースなどで似たようなモデルが従来からあったかと思います。それらはあくまでも、購入直後から価値が減少していくモノの価値を、期間按分して対価を支払う形であり、現在BtoC向けに提供されているサブスクとは、提供者側の想いやコンセプトとは少々異なっていました。しかしながら、昨今のBtoB向けのサブスクは、継続的な関係を前提としているため、サービスを提供する側は、新たな体験や機能といった価値向上をし続け、次から次へと新しい機能や、オプションを追加し続けるコンセプトになっているかと思います。

私たちの業界では、BtoBのITサービスのサブスクの代名詞としては、昨今皆さんが利用されているビジネス向けのクラウドサービスがその走りではないでしょうか。
10年程前は、クラウドサービスへのセキュリティへの不安などから、企業のIT担当者がITシステムを導入する際には、半年から1年の検討期間を経て、ITシステムを購入し、オンプレミス型のシステムとしてインストールするといった所有型が主流でした。その後、運用コストの削減や、本来業務への注力などから、一部業務やシステムをアウトソースする流れを経て、クラウドサービスを利用し始める企業が増えてきました。

(出典)総務省「通信利用動向調査」

※総務省「通信利用動向調査」より

クラウドサービスは企業のITシステムには必要不可欠になり、様々な範囲のシステムがクラウドを選択できるようになっています。システムの導入ハードルが下がり、導入検討期間が短縮、その結果、初期費用は安価となり、月額費用としてユーザ数や利用頻度などに応じた課金モデルになることで、テクノロジーの進歩と企業の成長と共に、段階的にスケールアップさせるということが容易になっています。

Phone Appliも数年前までは、オンプレミス型のお客様に所有していただくプロダクトを提供しており、現在もご利用いただいているユーザも多くいらっしゃいます。しかしながら、こういったタイプは、3年~5年は利用継続いただくことを前提に、お客様も投資をしていただいており、導入当時の機能と同じものを利用いただいている状況です。


2017年7月から提供している「連絡とれるくん」は、ご契約いただいた後も、定期的なアップデートや様々なソリューションとの連携を発表させていただいており、今が最高の機能ではなく、今後も成長し、お客様に新しい価値を提供し続ける想いです。そのためにも、多くの方にPhone Appliの製品だけではなく、働き方や考え方を知ってもらい、ファンになってもらいたいと願っています。

今後も、多くのサブスクが世の中に出てくると思われます。その際、私たちがサービスやソリューションを選ぶ基準となるのは、機能や価格等に加え、今後は新しい価値を提供してくれるかどうかというのが重要な決め手になるのではないかと思います。

Phone Appliでは、一人でも多くファンになっていただけるよう、オフィスツア―という形で当社の働き方改革の取り組み、そしてサービスを作っているメンバーをしっていただく場を設けております。是非、足を運んでいただければと思います。

office_banner.jpg

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の筆者

北村 隆博

北村 隆博

関連記事