IP電話についてわかりやすく解説!特徴やメリットを理解して2024年問題にも対応

PHONE APPLI PEOPLE
2022.04.07

IP電話についてわかりやすく解説!特徴やメリットを理解して2024年問題にも対応

「柔軟な働き方に対応するため、固定電話に代わるものを検討したい」
「IP電話は固定電話と違いを知りたい」
「IP電話導入のメリットを押さえておきたい」

端的にいうと、IP電話とはインターネットを通じて電話ができるサービスのことを指します。従来の固定電話よりも通話料を安く抑えられるのが特徴です。IP電話という言葉自体はよく耳にするものの、どういうものなのか詳しく知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで本記事では、IP電話について、以下のポイントを中心にお伝えします。

ぜひ本記事の内容を参考にして、自社のIP電話導入にお役立てください。

今さら聞けないIP電話とは?

IP電話とは、IP(Internet Protocol:インターネットプロトコル)という通信方式を利用した電話サービスの総称で、インターネットに接続して音声を届ける通話方法です。主な特徴は次の5つがあげられます。

  1. 050番号・0ABJ番号の2種類がある
  2. 電話機をはじめ、パソコン・スマートフォンからも利用できる
  3. 電話回線を使わないため料金を安く抑えられる
  4. さまざまなシステムと連携しやすい
  5. インターネット環境に左右されやすい

順番に詳しく解説していきます。

1. 050番号・0ABJ番号の2種類がある

IP電話は050番号・0ABJ番号の2つに分かれます。

050番号:「050」から始まる11ケタの電話番号となり、スマートフォンなどでも利用可能です。「050(IP回線)-(事業者の識別番号)-(加入者番号)」で表されるため、電話事業者を変更すると、電話番号も変更となります。

0ABJ番号:一般電話と同じ、東京「03」など0から始まる10ケタの電話番号形式です。「(市外局番)-(市内局番)-(加入者番号)」で表されます。総務省の定める通話品質の基準を満たすことが求められます。

2. 電話機をはじめパソコン・スマートフォンからも利用できる

IP電話はインターネット回線を利用しているため、電話機はもちろん、パソコンやスマートフォンからの利用も可能。スマートフォンと連携しておけば、場所を固定されることがないためテレワーク制度を導入するときに有用です。

また従来の固定電話は音声のみですが、IP電話ではテレビ電話のような動画での通信も利用できます。

3. 電話回線を使わないため料金を安く抑えられる

IP電話は固定電話と比べると、基本料金、通話料金ともに安く抑えられます。音声自体をデータ化し、インターネット回線を経由して通話するため、固定電話では必要な交換局などの設備がいらないためです。

またIP電話では、同じプロバイダー間で提携があれば、ほとんどの場合通話料金がかかりません。

4. さまざまなシステムと連携しやすい

インターネット回線を利用するIP電話は、さまざまなシステムとの連携しやすさも特徴です。

たとえば、社内の電話帳をWEBで一括管理することで、カンタンな操作で、誰からの着信かがわかるようにすることもできます。またCRM(顧客管理システム)と組み合わせて顧客対応の品質を向上させるなど、システムとの連携で業務の効率化も可能です。

5. インターネット環境に左右されやすい

IP電話は、インターネット回線を利用するためインターネット環境に左右されやすいという側面もあります。たとえば、停電が起きたり大規模なネットワーク障害が発生すると通話できなくなる可能性もあります。

また、音声の品質はインターネット回線の速度に影響されやすいです。社内のインターネット環境を整えることはもちろん、環境がしっかりと構築されているサービス提供企業を選びましょう。

IP電話と固定電話・ひかり電話・インターネット電話・クラウドPBXとの違い

インターネット回線を利用した電話は他にもあります。この章ではIP電話と4つの電話の違いとそれぞれの特徴についてご紹介します。それぞれの特徴を簡単な表にまとめましたので、まずはこちらをご参照ください。



IP電話 固定電話 ひかり電話 インターネット
電話
クラウドPBX
回線 インターネット アナログ 光ファイバー 公衆回線 インターネットクラウド
利用形態 電話機
パソコン
スマートフォン
電話機 電話機
パソコン
スマートフォン
パソコン
スマホ
電話機
パソコン
スマートフォン
費用 ×
通話品質 × ×
緊急通報電話 × × ×
フリーダイヤル × ×
サービスによる
  1. 固定電話
  2. ひかり電話
  3. インターネット電話
  4. クラウドPBX

1. 固定電話

固定電話は、アナログ回線で通話できる電話を指します。アナログ電話とは、NTTが提供するアナログ回線を利用した電話のことです。一般的にイメージされる固定電話がこれに当てはまります。電話をかけると電話局にある交換機が中継し、相手側へと音声を届ける仕組みです。

アナログ回線は、通信回線を変更しても電話番号を変えずに済み、電源を必要としないので災害に強いのが特徴です。一方で遠方との通話は交換局が多くなるため、通話料金は高くなります。

2. ひかり電話

ひかり電話では、IP電話の一種である光ファイバーを利用します。NTTや電力会社など、通信インフラを所有する回線事業者が提供しているサービスのことを指します。固定電話番号の番号を引き継げたり、通話品質が高いのが特徴です。

ただし、IP電話と比べると通話料金は多少割高です。また、インターネット光回線を同時に契約する必要があるため、電話だけ利用したいという方には不向きといえるでしょう。

3. インターネット電話

インターネット電話とは、IP電話のような専用回線ではなく、公衆の回線を用いた通話形式の電話を指します。LINEなどのように、アプリ間で通話ができます。

インターネット電話の特徴は、電話番号が存在しないことです。電話番号がないため普通の電話とは通話できず、双方が同じアプリを使う必要があります。そのため、ビジネス利用よりもプライベートでのやり取りの方が適しているといえます。

4. クラウドPBX

クラウドPBXとは、オフィスや店舗に設置しているPBX(電話交換機)をクラウド上に設置するサービスのことです。IP電話を利用する際は、PBXに代表される「電話交換機」と呼ばれる機器が必要です。

クラウドPBXはインターネット環境が整っていると、内線や外線の取りつぎ、転送、通話録音など従来のビジネスフォンの機能をそのまま利用できます。

クラウドPBXについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

また、IP電話と他の電話機との違いについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

IP電話導入のメリット・デメリット

自社に適したIP電話を導入するために、メリット・デメリットもおさえておきましょう。

メリット

  1. 基本料金と通話料金が安い
  2. 同一プロバイダー間の通話が無料
  3. 電話加入権が必要ない
  4. 電話機を買い替える必要がない
  5. PCやスマートフォンを端末にできる
  6. 拠点の増減に対応しやすい
  7. さまざまなシステムと連携しやすい

デメリット

  1. 電話番号が変わる
  2. 緊急発信番号やフリーダイヤルに接続できない
  3. ネット環境によって通信品質が不安定になる
  4. 停電のときに利用できない
  5. 050番号から信頼性に欠けるイメージがある

IP電話ではインターネット回線を利用するため、コスト面でのメリットが大きいです。また、専用の機器などもいらないので、導入もしやすいといえます。

一方、IP電話はプロバイダーごとに電話番号が割り当てられるため、プロバイダーを変更するごとに電話番号は変わります。また、インターネットを利用するため、ネット環境によって品質が不安定な場合もあるので対策が必要です。

IP電話のメリット・デメリットは以下の記事でより詳しく紹介していますのでご参照ください。

IP電話の導入がオススメの企業の特徴

IP電話は、多くの企業にとsってコミュニケーション手段として有益なツールとなります。その中でもとくに導入をオススメする企業の特徴を3つお伝えします。

  1. 電話を利用することが多い
  2. 国際電話をかけることが多い
  3. 複数の電話番号がほしい

1. 電話を利用することが多い

IP電話は基本料金・通話料金ともに安く抑えられるため、電話を利用する機会が多い企業にはメリットが大きいです。営業先や取引先との社外利用の電話だけでなく、社内でのやり取りが多い企業にとって経費削減につながります。

また、同じプロバイダーで契約している相手との通話料金が無料になることから、全国に支店や事務所がある企業にはとても有益な通話手段といえるでしょう。

2.国際電話をかけることが多い

通話料金が安いことから、国際電話をかけることが多い企業にもオススメです。

  • 海外に事務所がある
  • 海外のお客様や取引先とのやりとりが多い
  • 海外出張が多い企業

これらの企業に向いているといえます。

3.複数の電話番号がほしい

ビジネスユースなどで、複数の電話番号がほしいという場合にもIP電話はオススメです。導入も簡単にできるため、「電話番号とFAX番号を2つ用意したい」、「会社で使う電話番号を増やしたい」という要望にも答えられます。

ISDNが使えなくなる?多くの企業を悩ます2024年問題とは?

ISDN回線とは、電話線を使用したデジタル回線のインターネット通信技術のことです。設備の老朽化や需要の低下などの理由から、ISDN回線のINSネットデジタル通信モード(ISDN)が2024年に廃止される予定です。多くの企業がこの回線を利用しているため、影響が大きいと予想されることから、2024年問題といわれています。

おもに次のような影響が出てくると予測されています。

  • BtoBにおける発注書、納品書、請求書などの受送信システム
  • 商品の在庫や売れ筋などをリアルタイムで把握できる企業の本部と店舗間の情報管理システム
  • G4(PowerPCシリーズの第4世代のマイクロプロセッサー)のマルチコピー複合機によるFAX送受信
  • 企業内ネットワークでのデータ通信のバックアップ
  • 診療報酬請求データ通信

これらは専用端末を使用したものが多いです。しかし、さまざまなジャンルでのデジタル通信モード利用があるため、影響は少なくありません。とくに食品事業は、発注作業などに使用している場合が多いため、影響が大きいようです。

ただし、ISDN回線自体がなくなるわけではありません。廃止となるのはあくまでもISDNのサービスの1つであるデジタル通信モードです。デジタル通信モードはパソコンやデータ通信端末で利用される機能なので、電話機で利用する通話モードは廃止対象ではありません。

最も普及しているG3規格のFAXはこの通話モードに当たるので、2024年以降もこれまで通り使用可能です。

移行は2024年1月から順次開始し、2025年1月に完全移行する予定です。自社がISDN回線を使用しているかどうかを確認して、対策・対応を早めに行い、ISDNが廃止される日までに体制をしっかり整えましょう。

個人の携帯を業務用に活用できるサービス「PHONE APPLI PEOPLEビジネスナンバーセット」とは?

弊社ではWeb電話帳クラウドサービス「PHONE APPLI PEOPLE」を提供しています。その中に「ビジネスナンバーセット」というサービスがあり、従業員個人のスマートフォンを、ビジネス用とプライベート用に自動的に使い分けることが可能です。

【PHONE APPLI PEOPLEビジネスナンバーセットの特徴】

  • 個人のスマートフォンに業務用の「050番号」を付与し利用できる
  • WEBとアプリの設定だけでラクラク導入できる
  • 業務使用分の通話料金は会社へ請求される
  • WEB電話帳で連絡先を一元管理
  • 専用の音声通信でスマートフォンの音質そのまま

ビジネスナンバーセットの仕組み

従業員所有の個人スマホに、ビジネス用の「0 5 0 番号」を付与することで、業務とプライベートで番号・ 通話料を自動的に使い分けできる法人様向けのサービスです。テレワーク導入でも新たな携帯端末の貸与は不要です。さらにWeb電話帳サービス「PHONE APPLI PEOPLE」とセットで利用でき、名刺や連絡先情報もクラウドでセキュアに一元管理できます。

PHONE APPLI PEOPLEとは

ビジネスナンバーセットを導入していれば、スマートフォンを会社貸与しなくてよいためコストを大幅に削減できます。また、専用の音声通信を用いたサービスなので、音の途切れや遅延などのストレスのない通話ができます。

さらに高いセキュリティ機能が搭載されており、連絡先をクラウドで一元管理できるため、テレワーク導入にも最適です。

導入企業

【まとめ】IP電話について

本記事では、IP電話について以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • IP電話とはIPという通信方式を利用した電話サービスの総称で、インターネットに接続して音声を届ける通話方法
  • IP電話は料金が安く、パソコンやスマートフォンでの利用も可能で、さまざまなシステムとの連携もしやすいなどの特徴がある
  • 基本料金・通話料金が安い、同一プロバイダー間の通話が無料、電話機を買い替えなくてよいなどのメリットがある
  • 電話番号が変わる、緊急発信電話に接続できない、停電時に利用できない、ネット環境に左右されるなどのデメリットもある
  • 多く電話を利用する、国際電話をかけることが多い、複数の電話番号がほしい企業にオススメ

コスト削減や業務効率化につながるIP電話。自社の電話利用状況を見直し、自社に合う適切なサービスを導入して電話環境を整えてはいかがでしょうか。ぜひ本記事の内容を、自社におけるIP電話の導入にお役立てください。

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