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「チーム・ジャーニー」を読んでチームの再編について考える

2020年9月28日

こんにちは。株式会社Phone Appli、プロダクトデベロップメント部ウェブチームのくりきです。
今回の記事では、最近私が読んだ「チーム・ジャーニー」という書籍の感想を書きます。


タイトルでなんとなく察する方もいるかもしれませんが、この本は「カイゼン・ジャーニー」の番外編のような内容となっております。ちなみに私はカイゼン・ジャーニーは未読です。もちろん未読でも問題なく読むことができますが、読んでおくとより楽しめる、らしいです。


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さて、この「チーム・ジャーニー」がどのような内容かというと、「チーム開発をどうやって進めていくか?」をテーマに書かれています。物語形式でチームメンバーが問題に直面するところを描き、どうやればうまく問題を解決できるかを解説する、というのを繰り返していき、チーム開発に必要なノウハウが理解できるようになるという構成になっています。


物語形式なので最初はとっつきにくいと思いましたが、読んでいるうちにリアリティのある問題に直面するチームメンバーに感情移入でき、最終的にはとても理解しやすいと思うようになりました。



この本のターゲットとしては、アジャイルっぽいことをやっているがいまいち機能しているのかわからないと思っている人、あるいはチームリーダーの人、これからチームリーダーになるかもしれない人、そしてプロダクト開発に関わるチームメンバーの人、という想定がされています。

弊社のウェブチームでは、10月から新しくチーム編成を見直すことになりました。チームの中のチーム編成というと変な気もしますが、「ウェブチーム」という単位そのものが部署のようなものだとイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。


弊社では今までプロジェクトにメンバーをアサインしていく形式でしたが、10月からはチーム単位でプロジェクト開発に取り組んでいく形式に変わります。いままでのメンバーとは違う、新しいチームで開発することになります。そのため、一度チーム開発について理解を深めておこうと思い、たまたま書店で目に入ったこの本を手に取りました。読んでみて、ぜひ他のメンバーにも共有したいと思ったので、こうしてブログという形で感想を書いています。



この本では、開発チームが実際に陥りそうな問題の具体例を上げて物語を進め、解説ターンでどうすればうまくいくのかを説明しています。主人公は3回転職しており、4社目に入社したばかり。この設定に自分と似たものを感じ「うっ......」となりました(笑)
違うところは、入社してすぐにチームリーダーに任命されたあたりでしょうか。


チームとはどういった目的で集まり、何をするために存在しているのか。状況に応じてどういった役割をするべきなのか?など、この書籍では解説されています。とくにチームリーダーの方、スクラム開発に取り組むチームメンバー、それからPO(プロダクトオーナー)の方にもおすすめしたい本でした。
実際のプロジェクトで、役割によってそれぞれがどう立ち回ればチーム開発がうまくいくのか、ということを考えさせられました。



私は今年、会社主催のインターンシップに参加しました。そこで学生の皆さんに自分の仕事内容を説明し、質問を受けたりしました。その最中に「どうしてフリーランスにならないんですか?」という質問を受けたことがありました。
その時は「自分にはフリーランスは向いていないから」という曖昧な返答しかできなかったのですが、チーム・ジャーニーを読んでいてその質問の答えを改めて考えてみました。私は個人プレーよりもチームプレーのほうが得意です。思い返せば学生時代にスポーツをやっていたときも、個人競技よりもチーム戦のほうがやる気にあふれていました。私は「自分のため」よりも「チームのため」「会社のため」という大義名分があったほうがモチベーションが上がることを再認識しました。
10月以降に編成されている新しいチームにも貢献し、最終的には会社のためになるプロダクトづくりをすることを目指したいと思っています。