「あの会話の結論なんだっけ?」を防止するエンジニア的メモ術 2020年8月31日 こんにちは。株式会社Phone Appli プロダクトデベロップメント部のくりきです。 今回は私が普段の業務で書いているメモのTipsを書いていこうと思います。 私は業務中によくメモを取ります。メモにはやること、考えていること、聞いたことなどを記録しています。TODO管理もここで行います。 チャットツールなどで議論したことや、ちょっとした雑談で決まった出来事なども書くことで、あとになって「あの会話したのいつだっけ?」「○○やったのいつだっけ?」というようときに検索して見つけやすくなります。作業のログも残します。チャットは他の人の発言で流れてログを探すのが大変ですが、個人メモならその心配はありません。以下ではメモの書き方を説明します。 目次 1.ファイルを作る 2.テンプレを作る 3.メモを書く 4.TODO欄 5.MEMO欄 1.ファイルを作る まず、アクセスしやすい場所にてきとうな名前をつけたファイルを作成します。私はデスクトップに「plane text.txt」というファイルをおいています。名前はなんでもいいです。 2.テンプレを作る メモのテンプレです。手順1で作ったファイルをお好きなテキストエディタで開いて以下をコピペします。 ---テンプレここから 2020/01/01 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2020/01/02 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- ************************************************************************************* ■ TODO ■ MEMO ----テンプレここまで ファイル全体の構成は以下の画像のようになっています。各項目に書くことについて、順番に説明していきます。 3.メモを書く ミーティングの議事録、チャットへの投稿の下書き、考えていることなどなんでも書きます。以下は私のある日のメモです。その日のTODOも書いておきます。 (見やすいように修正を加えてあります)この日はミーティングがあったのでそこで質問したいことや、スプリントレビューで出た発言などを記録していました。ほかにも、「これからやろうとしていること」「誰かに相談しようとしていること」なども書いています。 書き方は自由ですが、私は書きやすいという理由でMarkdown風に書いています。 業務開始時に日付の行をコピペして、今日やることや考えていることを書きながら業務スタートします。こうしてどんどんメモを増やしていきます。ファイルの行数が多くなったり、プロジェクトの区切りが来た場合には新しいメモファイルを作成していますが、こだわりが無ければそのままでも大丈夫でしょう。だいたい一つのプロジェクトで2〜3千行くらいになります。 4.TODO欄 TODO欄には「思いついたけどすぐやるわけではないもの」を書いています。 TODOは終わった順から削除して、なるべく項目数を少なく保つようにしています。ちょっとしたことでも、忘れる前に書いておきます。3で書いた日付メモでのTODOとの違いとしては、日付メモのほうはその日の内にやるものを書く。日を跨いで行うものは4のTODO欄に書く、という風に分けています。4のTODO欄から3のTODOへタスクを移動することも、また逆も頻繁にあります。このようにして自由に運用できるのでこのやり方をとっています。 5.MEMO欄 MEMOには頻繁にアクセスする記事のURLや、忘れやすいけれどよく使うコマンドなどを書いています。毎回ググるのが面倒なので、ここからコピペできるようにしています。私の場合はDockerやgitのコマンドを忘れがちなのでここにメモしてコピペできるようにしてあります。 入社間もない頃は、出退勤時の手順を書いて毎日確認するようにもしていました。 このように、MEMO欄には長期的に保存しておきたい内容を書いておきます。 こんな感じでメモを作っていくことで、自分の作業履歴にもなりますし、「いつあの作業したっけ?」というようなものを探すのが簡単になります。また、メモが溜まっていくことで日々やったことが蓄積されているな、という感がでてモチベが上がります(個人差があります) TODO管理で困っている方や記録を残す癖をつけたい方、ぜひお試しください!