PHONE APPLI NEWS Vol.11 自己開示を見直し、新たなステージへ進化せよ!
はじめまして、私は〇〇な人間です。
突然ですが、あなたの自己紹介をお願いします!
「(急に言われても...)えー〇〇と申します。趣味は〇〇で、特技は〇〇です。よろしくお願いします!」
と言うような自己紹介が一般的に多いのではないでしょうか。もちろん、創意工夫をされた自己紹介や面白さを追求した自己紹介、相手の印象に残るフレーズや経歴を用いた自己紹介ができる方もいらっしゃると思います。しかしながら、多くの方が「一般的な型」に自分を当てはめた「無難な自己アピール」になりやすいのも事実です。
その原因として、無難に済ませたい気持ちがあるのではないでしょうか。自己紹介は初頭効果(最初に与えられた情報が後の判断に影響を与える心理的な傾向)が働くため、周囲から今後のあなたに持たれる印象を決めると言っても過言ではありません。だからこそ、悪い印象は避けたい...という気持ちから無難になってしまう傾向があります。
無難に済ませたい気持ち、とても分かります。私の名前は「あ」で始まるため、出席番号順にならい、新学期や新しい環境ではトップバッターで話すことが多くありました。だからこそ、「私が良い空気感を作らなきゃ!」「前の人に習って次の人も話すので、次の人も話しやすいように」「そもそも自己紹介の正解ってなに?」など、色んなことを考えてしまうばかりに、学生時代は新学期の自己紹介がとても苦手でした。
自己開示を求められる機会の多い社会人
社会人生活では人事異動後やプロジェクトごとに関わるメンバーが変わり、社外と関わる場合は名刺交換をしながらお互いに自己開示をする機会も多いですよね。単純に相手の顔と名前を覚えることに加えて、自己紹介の大きな役割は、自己開示をして相手との相互理解を深めるきっかけ作りです。相互理解が深まると心理的安全性が高まり、踏み込んだ話がしやすくなるというメリットがあります。また、自己開示を重ねて相手のおおよその性格・思考パターン・行動の傾向なども掴めると、その人に対してどのように接したらよいか、どのようなコミュニケーションが最適なのか、などに気が付くこともできるでしょう。
しかし、自己開示ってどうすればいいの?と悩む方も多いのではないでしょうか。
・ 自分の何を相手に伝えたらいいのか分からない
・自分の内面をさらけ出すようで恥ずかしい
・そもそも、自分のことが分かっていない
自己開示が大切なのは分かっていても、ハードルが高く感じる方や苦手な方もいると思います。今日は、自己開示をする第一歩である自己理解から、表現の仕方までを3つのステップに分けて、みなさんにご紹介します。
ステップ1:性格診断を活用して、自分の「タイプ・型」を知る
自己開示の第一歩は、自分を知ることです。その方法として、占いや性格診断を活用してみましょう!誕生日や星座、タロットカード、心理テストなど様々ありますが、どれもネットで検索すれば簡単に結果が見れるのでサクッとやってみて下さい。この時に注意していただきたいのが、「なんとなく自分のこと言ってるなあ」「まさにこれ、自分のことじゃん!!」と思うキーワードや文章をメモしておいてください。
占いは統計学に近い存在なので、決してあなたを表す内容だけではありません。ただ、漠然と自分を知ろうとするときの補助にはなると思います。性格診断を活用して、自分の「タイプ・型」を見極めてみましょう。また、占い結果に書かれている言葉の使い方や表現の仕方は、自己開示に役立ちます。海の事は漁師に問えと言いますが、占い師の皆さんは人柄を言葉でうまく伝えることに長けているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。私の好きな占い師さんは、「しいたけ」という方で、ポジティブかつ独特な言葉のセンスで「私以上に私の魅力を語って下さる存在」です。彼らの魅力的なワードセンスを、ぜひ皆さんの自己紹介にも盛り込みましょう!
加えて、このように短時間で結果を知ることができるものもありますが、できれば設問数が多いものをお勧めします。
例えば、世界中で流行っているMBTI診断。みなさんは、どんなタイプでしたか?
ちなみに私は「広報運動家」でした。私は広報部で仕事をしていますが、私の上司にも診断してもらったところ、なんと同じく広報運動家という結果に。やっぱりMBTIすごいかも・・・と驚きました(笑)
※あくまでも、占いや性格診断は参考としてお使いください。
ステップ2:たった一文で。自分を表現してみましょう。
ステップ1で集めたキーワードを並べて、しっくりくる言葉や組み合わせを見つけましょう。その時に意識していただきたいのは、「自身の軸・旗印」となるような一文を作ってみて下さい。他者に対して「自分の軸・旗印」を発信、アピールすることは、「自分の売り・セールスポイント」を明確にする、と言い換えることができるでしょう。自分の仕事に対する「哲学」「方針」を明確にすることがまず大切です。同様に、それを他者に向かってどう発信して行くのかも重要なのです。発信しないと、誰かがあなたの「軸や想い」に気づいてくれることは滅多にありません。余程の突出した才能を持っている方でない限り、まずはこちらから他者に発信してアピールすることが必要です。せっかくの自己紹介の場を無難に終わらせるのではなく、皆さんの想いをしっかり届ける場として活用しましょう!
恥ずかしいですが参考までに、私を表現する「自分軸・旗印」ご紹介します。(二文になっちゃてますが...笑)
「私には、全ての人の健康にしたいという想いがあります。広報運動家として情熱を持ちながら、皆さんの働くを変え、生きかたを変え、ウェルビーイングを広める活動をしております。」
自己紹介では、思わず相手が気になって質問したくなる余白をあえて作っておいたり、その後に話が広がるようなキーワードを盛り込めるといいかもしれませんね。なんだか、就活を思い出しますね。
ステップ3:他己評価で客観的に自分を知ろう。
ここまでは、内省を行うことで見えてくるキーワードのアウトプットでしたが、他己評価から見えてくる客観的なキーワードをインプットしてみましょう。その方法は簡単!自分のことを周りの人に聞いて回ってください!以上!
え...嘘でしょ。急に体育会系な手引きに。
そうなんです。他己評価はステップ1、ステップ2に比べるとじっくり考える必要がないので手を動かす手間はかかりませんが、体を動かす体力勝負のようになってしまうのが難点です。とは言え、自分のことを周りの人に直接聞いて回るのはハードル高いですよね。ましてや噂話に耳を立てて情報収集しようとすると、良いこともありますが、時にはネガティブな情報や間違った情報が耳に入ってくることもあるかもしれませんね。
情報源に使用されるのは「他者からもらったTHANKSカード」。THANKSカードには感謝されたことだけが書かれている様に見えがちですが、個人の功績やスキル、社内の組織課題なども隠れています。そこに、生成AIを用いることで、従業員それぞれのプロフィールに個性や実績を反映した紹介文が自動更新されるため、鮮度の高い客観的他己評価の情報を閲覧することが可能となります。
また、従業員のスキルや能力は履歴書に記載される肩書や資格にとどまらず、表現しにくい潜在的なスキルを可視化。従業員の潜在スキルが見える・使える情報が集まってくる仕組みになっています。自分では気付きにくい潜在的なスキルが明確になることで従業員は自己認識を高めるきっかけとなり、企業側は人的資本の測定基準の一つとして利用することも可能になっています。
こちら、日経新聞(2023.6.29)、日経MJ新聞(2023.7.3)にも取り上げていただき、AIの活用を通じて日本の人的資本活性化に貢献したいという思いが一人でも多くの方に届けば嬉しいと思っております!今話題の生成AI、ChatGPTの活用の仕方や可能性にはワクワクさせられますよね。
最後にひとこと
まずは簡単にネットで占いや性格診断など、通勤や休暇の合間にやってみてはいかがでしょうか。合ってる、合っていないは置いておいて、意外と面白いですし話のネタにはなると思います!私は占いのポジティブなところだけを鵜呑みにして、毎日都合よく生きています!笑
今日も、皆さんの1日が良い日でありますように!