シングルサインオンは着信表示やサンクスカードにも便利です
緊急事態宣言が再発令されましたね。
年末年始の感染者数も増えていて、ぼちぼち社内にも感染した社員や濃厚接触した社員が出てきてもおかしくない状況です。
感染した人を見つけると、「なんてことだ、けしからん!」とヒステリーを起こすひとや、その人の人格や生活態度までケチをつけだす正義感の強い方がおられますが、気をつけてはいても感染症のリスクはあちこちにありますので、手洗いやマスクなど、自分でできることを粛々と行って、冷静に振る舞いたいですね。
とはいえ、企業のアクションとしては、再度、在宅勤務を徹底するなどの対応が必要になってきます。
在宅勤務やリモートワークで困ることの一つにパスワードを忘れてしまうこと。
在宅勤務徹底のタイミングでパスワードの期限切れが来て、再設定したら忘れちゃったとか、社外からアクセスするときはVPNパスワード必要なの忘れてたとか、セキュリティ上必要なこととはいえ、このパスワードはなかなかやっかいなものです。
そんなパスワードの管理を少しでも楽にする機能の一つが『シングルサインオン』。
複数のクラウドサービスを使っている場合などに、一組のID/パスワードで複数のサービスにログインできるようになるという、あの便利機能です。
中でも、最近弊社に頂くお問い合わせで多くの割合を占めているのが『SalesforceとAzure ADのシングルサインオン』。
「そうそう、Microsoft Teamsは毎日アクセスするけど、Salesforceはたまにしか使わないんだよね?」という声が聞こえてきそうです。
そんな中、マイクロソフトのオフィス製品と合わせてActive Directory(以下、AD)やAzure ADを社内で活用している企業が、SalesforceもADのアカウントでログインできると便利だな、と考えるのはとても自然な流れです。
以前のブログでは、Azure ADとSalesforceをシングルサインオンする設定方法と、その動きをご紹介しましたが、今回は、このシングルサインオンを、さらに活用した使い方をご紹介します。
1)在宅でも電話の相手がわかる『着信表示』が便利になる
Android版のPA SyncというアプリにAzure ADとのシングルサインオン設定をすることで、Salesforceへのログインを行うことなく、Salesforceに登録されている「田中さん」からの着信表示が行えるようになるまでの流れを動画でご紹介しています。
※事前に「私のドメイン」でAzure ADとのシングルサインオンができるような事前設定を完了しています。事前設定につきましては、こちらのAzure ADとSalesforceのシングルサインオン設定ブログをご覧ください。
ウキウキするようなアップテンポのBGMとともに、94秒でお送りしています。
『着信表示って何?』という人は、こちらの着信表示紹介動画ブログをご覧ください。
2)パソコンのMicrosoft Teamsから感謝カードを贈る
PHONE APPLI THANKSは、Salesforceのユーザ同士で感謝カードを贈ることができるOEMアプリですが、普段あまりSalesforceを使わない人(;_;)も手軽に感謝を贈ることができるように、Microsoft Teamsからカードを贈る機能があります(以前のブログでもご紹介しています)。
普段Salesforceを使わないからこそ(;_;)、シングルサインオンを使って、感謝の気持ちを遮ること無く、思いのままに感謝カードを贈る仕組みが重宝されています。
5分25秒という長めの動画ですが、撮り直しすることなく、ほぼファーストテイクで(←使ってみたかった)、パソコン再起動後のシングルサインオンまで、ゆったりとしたBGMでお送りしています。
3)モバイルのMicrosoft Teamsから感謝カードを贈る
最後の動画では、まだ検証中のモバイル版Microsoft Teamsアプリから、シングルサインオンでPHONE APPLI THANKSの感謝カードを贈るまでをご紹介しています。
本ブログで最短の79秒の動画ですが、まだ検証中(ベータ版)の機能なのでBGMはありません。
リモートワークで、エンドユーザさんも戸惑うこと無く、情報システム部の方々もログインできない問合せを削減できる、便利なシングルサインオン、ぜひみなさんのSalesforce環境でも使ってみてください。
今後ともPHONE APPLI PEOPLEシリーズを宜しくお願いします。