リーダーに求められる6つのマネジメント能力
マネージャーとは
マネージャーとは、現場の指揮をとり部下を直接指導するマネージャーと、マネージャー達をマネジメントし統括するシニアマネージャーの2種類に大別されます。
どんな企業、どんな業種でもマネージャーは存在しますが、新しい企業などは経営陣がマネージャーの役割を担うこともあります。
外部から優秀なマネージャーを採用し企業改革をする企業が多い中、近年は社員を教育しマネージャーとして育てる方向へと変わってきています。
職場の管理職
一般企業の場合、マネージャーとは組織やチームの成果に対しての責任を負う立場の人を指します。つまり、管理職です。
多くの企業にマネージャーは存在しますが、企業ごとに持たされる責任や権限に違いがあります。業種によって権限に違いはありますが、人材の管理であったり、人材の育成という面においては、どの企業でもマネージャーに求められています。
マネージャーの主な仕事内容とは
マネージャーの主な仕事内容には「統括や管理」「指導や育成」「責任を負う」「意思決定」といった仕事内容がありますが、それぞれどのようなものなのか説明していきます。
1:統括や管理
マネージャーの仕事には、統括と管理があります。統括とは、任されたチーム・部署の人材の意思や目標を一つにまとめる事です。
また、チームや部署の部下の仕事を管理し、適材適所の仕事を任せる事も大切なマネージャーの役割と言えます。
任された部署やチームの仕事を統括し、部下を適材適所で配置する事でより効率良く、より的確に仕事ができる環境を作る事が、マネージャーの素質を問われる部分と言えるでしょう。
2:指導や育成
マネージャーの仕事の1つに、部下の指導育成があります。企業理念や企業の方針に沿う人材を育成する事で、より効率よく業務をこなす事ができるためです。
また、1on1の育成をする事が人材育成には大切だと言われています。しっかりと部下の話を傾聴し、1人1人にあった指導や教育をすることで、より短時間でしっかりと育成ができる上に、信頼関係も築く事ができるやり方です。
3:責任を負う
部下の教育や育成を行い、仕事の配分をするマネージャーは、自分の任された部署やチームの責任者という一面があります。
責任者という事は、業務の進み具合や部下の行動など全てにおいて責任をおう立場である事を示しています。
部下の失敗をフォローしたり、上司から部下をかばったりさまざま面で、マネージャーは責任を負う事になります。
そのため、円滑に業務が進むよう、部下とのコミュニケーションを密にする必要があります。
4:意思決定
何かの会議を行う時、だらだらと話し合いだけを重ねる事は、時間の無駄であり、会議が終わっても結局何も決まっていない事もあり得ます。
その様な事態を防ぐためにも、会議でさまざまな意見がでたならば、マネージャがしっかりと内容を聞き、理解をし、どの意見を採用するのかを決める事が必要となります。
意思決定はマネージャーの大切な仕事であり、マネージャーの素質を問われる重要事項と言っても過言ではありません。
マネージャーの種類
一言でマネージャーと言っても、業種によって違いがあるだけでなく、同じ企業内であっても、名前の違うマネージャーが存在します。
例えば、エリアマネージャーやプロジェクトマネージャーなど聞いた事があるでしょう。名前は知っていても、実際どのような役割があるのか、知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで、マネージャーの種類はどのようなものがあるのか、仕事内容に差があるのかを調べました。
1:プレイングマネージャー
プレイングマネージャーとは、自ら率先して売上・利益を上げるプレイヤーとして活躍し、自分と同じように活躍できる人材の育成・指導を行う中管理職の人を言います。
プレイングマネージャーは、現場の状況を把握しやすく、目標達成のために必要な事は何かを分析する力を求められ、また、企業への高い貢献度も必要となります。
例としては、スポーツの世界でたまにおられる選手兼監督といった立場の方がプレイングマネージャーです。
2:エリアマネージャー
エリアマネージャーとは、担当エリア内の売上アップを目指し、店舗管理や在庫管理などの各種マネジメントを行うマネージャーです。
小売業やサービス業界を中心に使われる事が多い役職で、コールセンターや福祉業界なでも活躍しています。
複数店舗を臨店するため、情報の整理や、数字の正確性、地域性を加味した商品の設定が求められます。また、臨店先で指導する事もあるため、多忙な職と言えます。
3:プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーとは、プロジェクト全体の進行を管理し、予算や品質・納期・成果のクオリティに対して全責任を持つ役職です。プロジェクト全体を見通し、意思決定を行い、プロジェクトを成功に導くまでが仕事となります。
そのため、高いコミュニケーション能力だけでなく、分析能力、リーダーシップなどが求められます。
プロジェクトマネージャーの仕事は多岐にわたるため、多忙であると言えます。
4:ゼネラルマネージャー
ゼネラルマネージャーとは、企業の経営や企業戦略などの重要事項に対して決定権を持つマネージャーの事を言います。企業によっては、決算に責任を持つ場合もあります。
現場の指揮を執る事はせず、上層部に属する役職なので、マネージャー職の中でも上位に位置します。その分負わされる責任も大きく、精神的な強さも必要な職と言えるでしょう。
欧米では会社の役員の一員とみなされていますが、日本では、部長クラスで用いられます。
マネージャーに求められる能力6つ
企業やチームをマネジメントする立場には、どのような能力が求められるのでしょうか。マネージャーという立場になったらば、何を学べばいいのでしょう。疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。
マネージャーに求められる能力は大きく分けて6つあると言われています。基本的な能力6つについて、ご紹介します。
1:コミュニケーション能力
チームを円滑に回すために、チームのメンバーとのコミュニケーションをきちんととる必要があります。
チームのメンバーとコミュニケーションがしっかりと取れていると、業務を遂行する上で必要な物が何か、また、障害となっている物は何かを把握する事ができます。結果、業務遂行を円滑に行う事ができます。
そして、メンバーとの信頼関係を築くことができますので、コミュニケーション能力は必要不可欠と言えます。
2:役割分担能力
チームのメンバーを良く知り、理解する事で、個人個人の能力を把握する事ができ、それぞれにあった仕事を任せる事ができます。適材適所の配置を行う事で、きちんと役割分担ができるため、業務遂行を円滑に行う事ができます。
個人の能力を見極める事は、マネージャーとして必要不可欠な、役割分担能力です。役割分担をしっかりと行う事で、責任の所在を明確にできますので、有事の時も迅速に対応できます。
3:目標値の分析能力
短期、長期についての目標値を設定し、チームやメンバーの目標値を管理、分析する事もマネージャーの大切な仕事です。
目標値の分析をしっかりとできないと、計画をする事も、誰に何を任せるべきかを考える事も難しくなります。
分析能力が高いと、遅延などのトラブルが発生した時に、迅速に修正を行う事ができますので、マネージャーとしては、必要な能力と言えるでしょう。
4:人材育成能力
企業にとって、人材の育成は企業の財産となります。個々の能力を高める事で、質の高い仕事ができるようになり、結果企業貢献へとつながります。
また、個々の能力を高めるだけでなく、次の人材を育てることができるよう育成する事が、マネージャーには求められています。
組織の中に恒久的な人材育成サイクルを作れるかどうかは、マネージャーの手腕によると言えるでしょう。
5:評価をする能力
どれほど仕事ができるマネージャーであっても、チーム全体や個人の能力を公正に評価できなければ、チームとしてきちんと機能しません。
そのため、マネージャーは、個人の感情に流されず、業務に対しての正当な評価をする事が求められます。また、正当な評価をする事で、チームの士気も上がり業務遂行を迅速に行う事ができる事でしょう。
好き嫌いに関わらず、冷静に評価できる事は、マネージャーとしての質を問われると言えます。
6:公正な判断能力
マネージャーとは、企業内の上層部とチームやメンバーの両方を尊重しながら円滑に業務を遂行している必要があます。
そのため、自分の気に入ったメンバーとそうでないメンバーとの待遇に差をつける事なく、公正に判断をしなければいけません。
感情に流されずに公正な判断を行う能力は、マネージャーという役職において、必要不可欠であり、マネージャーの度量を測る事になりますので、冷静な判断、客観的視点が必要となるでしょう。
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成果を出すマネージャーになろう
マネージャーとしての能力が高いかどうかは、任されたチームの結果が全てです。円滑に業務が遂行できれば、結果は当然ともないます。
マネージャーに求められる能力をしっかりと把握し、自己分析を行う事で、今の自分にかけている能力が見えてくる事でしょう。 そしてかけている能力を把握し補う事でチーム全体の能力が上がり、業績のアップへとつながります。
きちんと自己分析を行い、結果・成果を出すマネージャーになりましょう。
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