CASE STUDY 導入事例

導入事例

固定電話廃止と内線撤廃
- スマートフォン全社導入を企業変革の推進力へ -

三菱商事株式会社

POINT

  1. 全社員にスマートフォンを配布、固定電話を原則廃止
  2. 圧倒的シェアと利用者目線の使い心地が採用の決め手に
  3. 内線も撤廃し、敢えて新たな働き方を提案することで企業変革の象徴に

日本を代表する総合商社である三菱商事株式会社は、2019年度からの3ヵ年の新しい指針として「中期経営戦略2021~事業経営モデルによる成長の実現~」を策定。強みである「総合性」を活かし、さまざまな外部環境の変化に適合する最適な事業ポートフォリオ構築に注力している。20年振りとなる人事制度改革、組織改編などの変革の中、長らくビジネスコミュニケーションの象徴であった固定電話と内線を原則廃止し従来は限定的に配布されていたスマートフォンを全社員に配布するというチャレンジを決断。

新たなワークスタイルの要として、PHONE APPLIが提供するクラウド型コミュニケーションポータル「連絡とれるくん」を採用した。 

同社は、これまで固定電話のみを利用していた内勤社員も含め8千台のスマートフォンを配布。例外的に固定電話を継続する社員も含め約1万人が「連絡とれるくん」を利用することになる。 

左)ITサービス部 ITインフラチームリーダー 次長 三浦 弘晶氏、右)ITサービス部 ITインフラチーム 中島 由香子氏

PBXリプレイスを期に全社員にスマートフォンを配布 自席と固定電話に縛られる働き方からの開放を目指す

この決断のそもそものきっかけについて、ITサービス部 ITインフラチーム中島由香子氏は次のように語る。「PBX(電話交換機)が老朽化による更改の時期を迎え、電話環境のあるべき姿を徹底的に議論しました固定電話の廃止に関し、検討開始時に実施した社内アンケートでは約4割の社員がネガティブな意見を持っていました

しかしこの先固定電話が必須となる環境が継続していくことは考えにくく、全社員にスマートフォンを配布し、自席に縛られることなく仕事ができるワークスタイルを目指す、という結論に至りました。 

期待通りの使い方ができ、圧倒的シェアを誇る「連絡とれるくん」を選定

従来同社は自社向けに開発した電話帳を利用してきたが、スマートフォンからのアクセスが想定されていなかった点が課題となっていたまた、課題解決にあたっては、社外サービスを有効活用し、自社向けにカスタマイズしないことが大前提だったというそこでPCとスマートフォンからアクセス可能な、新たな電話帳サービス検討を始めた 

「スマートフォンへの移行を円滑に実施する上で、固定電話で実現できていた機能(例えば着信時に発信元が確認できる機能など)が継続される点は重要なポイントでした。 

複数の電話帳サービスを市場シェア、登録可能な組織階層の数、およびレコード数、レスポンスなどの観点で、比較検討しました。連絡とれるくん従来同様組織階層から人が探せるほかスマートフォンからもPCと同じイメージで利用できる点が評価されましたまた、名刺管理システムと連携できるため、社内外を問わず着信時や着信履歴から発信者名が確認できます。シェアが高いことで、さまざまなユーザの意見反映され画面や操作感が洗練されている印象を受けました。」(中島氏) 

左)iPhoneでの外線着信の様子、右)スマートフォンとPCで同じイメージで利用できる

採用が決定した連絡とれるくんは、複数回に渡り社内説明会が実施されたが、申込みが殺到し、キャンセル待ちになる盛況となった。 

説明会の様子は社内広報番組として配信され、視聴数も多く、注目度が高いという。

左)社内説明会は計4回実施され、約280名が参加、右)説明会で登壇するPHONE APPLI 中川副社長

固定電話の原則廃止に加え、内線の仕組みを撤廃 その裏にある企業変革への意図

この注目度の高さについて、ITサービス部 ITインフラチームリーダー、次長の三浦弘晶氏は「長年慣れ親しんだ固定電話がなくなることに、未だ不安や抵抗感を感じる社員が多いのが現状」と冷静に受け止める一方、その抵抗感こそが社内変革を実現する好機に成りえる、と次のように語る。 

「当社には長年、同じ環境を共有して同じ釜の飯を食う、Face to Faceを重視する価値観や文化があります。固定電話はそんな大部屋主義の象徴ともいえるもので、スマートフォン活用により空間の制約から解放される利便性は理解するものの、これまでの良い社内文化が失われるのでは、という不安や違和感があるのは、当然だと思います。しかしその一方、経営トップからは組織や仕事のやり方を変える、という強いメッセージ発信されています。そうした大きなメッセージの下で、これからどうあるべきかを各持ち場が真剣に考え、変革につながる行動を起こすことが求められています。働き方を変える、というのは会社を変える因数のひとつであり、これができなければ、これからの業界をリードする企業変革は実行できない、と考えます。」 

同社は固定電話からスマートフォンへの移行に加え、内線の撤廃も行うという。連絡とれるくんはそのためにも必要不可欠なツールである、と三浦氏は続ける。 

「固定電話を最小限に留めるのと同時に、維持コスト削減を第一目的に内線の仕組みを撤廃します。これは今後、スマートフォンと連絡とれるくんという世の中の多くの人が使う便利なツールを用いて、これまでとは違う、新たな働き方を目指そう、というITサービス部としての意思表示です。固定電話や内線を残しつつ、スマートフォンに緩やかに移行することもできましたが、敢えてドラスティックに実行することを選択しました。当然、変えたくない、という抵抗があることは承知しています。しかし、そここそを変えなければ、会社は変わらないと考えましたDXの流れもあり経営のITへの関心度も高まって来ています。今回の移行について全社的な物議を醸したことは、むしろ無関心からの進化だと捉えています。」 

 

最後に三浦氏は、Phone Appliへの期待について次のように語る。「連絡とれるくんは実績や使いやすさに加えて、今後もサービスが改善され続けていくことへの期待がありました。そしてPhone Appliから当社の働き方を変える取り組みを一緒に進めていきましょう、というご提案をいただけたことも、選定の大きなポイントでした。働き方について、Phone Appliの良いところは当社でも取り込んでいきたいと考えています。これから連携、協働に期待しています。 

 

新たな働き方を通じ、企業変革を目指す三菱商事。次回、全社展開が完了後、機能や効果についての評価をいただく予定です。 

三菱商事株式会社
会社名
三菱商事株式会社
導入サービス
  • PHONE APPLI PEOPLE (旧:連絡とれるくん)
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