【イベントレポート】CWO藤田友佳子による日立製作所北陸支社向け講演
~自社が目指すウェルビーイングの形~

PHONE APPLIは、「すべての企業をウェルビーイングカンパニーにアップグレードする」という理念を掲げ、自社の経験をシェアすることで、皆さんに役立つヒントを提供する活動を行っております。その一環として、弊社のチーフ・ウェルビーイング・オフィサー(CWO)である藤田友佳子が、日立製作所北陸支社の皆さま向けに特別講演を行いました。
自社に適した「ウェルビーイング」の形を見つけよう
近年、注目を集める「ウェルビーイング」は、個人の幸福だけでなく、企業や社会の課題解決の鍵としても重要視されています。しかしながら、多くの企業がその重要性を認識しているものの、具体的な取り組み方が分からず、「何から始めたらいいかわからない」と実践に至らないケースも多く見られます。
そこで、私たちPHONE APPLIはこれまでの知見をもとに、企業ごとに最適なウェルビーイングの形を見つけるヒントをお届けしています。ウェルビーイング経営に唯一の正解はありません。ぜひ、皆さんの職場においては何が最適解なのか、自社の「ウェルビーイング」の形を見つけてみてはいかがでしょうか。
日立製作所北陸支社のウェルビーイングの形
日立製作所北陸支社では「HOKURIKU WAY」を作成し、その中で「Powering Good 北陸を輝かせよう!」というビジョンのもと、組織と個人が共に成長・貢献し合い、エンゲージメントを重視した経営を進めています。組織と個人が適切な関係を築きながら成長する構図は、まさにウェルビーイング経営の体現といえます。
ビジョン実現に向けてウェルビーイングが重要視されており、2024年10月からはウェルビーイング分科会が発足。組織全体でウェルビーイングを高めていくために、どのような施策を実施すればよいかを考える場を設けています。
このような背景の中で、今回の講演は、以下の2点を目的として開催されました。
・組織で実施する施策を選択するための判断材料を得る
・組織全体でウェルビーイング向上に取り組む機運を高める
講演当日の様子
講演はハイブリッド形式で開催され、メイン会場である富山だけでなく、オンラインを通じて金沢の会場やその他の拠点からも多くの方にご参加いただきました。
また今回は、本講演ではワークショップを取り入れることで参加者の意見を収集し、実行する施策の選定プロセスを設けました。従業員が主体的に意思決定を行うことで、ウェルビーイングの取り組みをより効果的に推進する狙いがあります。
ポイント1:トップがメッセージを発信する
講演の冒頭では、日立製作所北陸支社の福田哲生支社長より、ウェルビーイングの重要性についてお話がありました。

福田支社長は、北陸支社として「HOKURIKU WAY」に基づき、組織と個人が対等な関係を築き、それぞれのライフガバナンスを大切にすることがウェルビーイングを実現する鍵であると強調。また、ウェルビーイングを「楽しく、面白く考える」視点にも触れられていました。
このように、「自社の目指すウェルビーイングの形」をトップメッセージとして従業員の皆さんに直接お伝えすることは、社内でウェルビーイングを推進する担当者や、日々実行する従業員ひとりひとりの意識に直結するため重要です。
ポイント2:実例をもとに自社でできることを考える
支社長の挨拶に続き、弊社CWOの藤田友佳子が講演し、ウェルビーイングの概念とその実践方法について詳細に説明しました。特に、職場環境の改善と従業員の心身の健康が企業の持続可能な成長にどのように寄与するかについて、他社や弊社の実践実例を交えながら解説しました。

ポイント3:自分たちで実践可能なアクションを決定する
ウェルビーイングの施策は、「知る」だけでなく「実践する」ことが大切です。講演の最後には、グループディスカッションを実施。参加者は「自分の職場でウェルビーイングを向上させるための実現可能なアクション」について積極的に議論し、施策を提案し合いました。具体的なコミュニケーション施策として、以下のようなアイディアが挙がりました。

・定期的な「ハイブリッド懇親会」の開催
・「感謝と称賛を共有する仕組み」の導入
・「部署横断型の1on1ミーティング」の実施
・「全社出社日」を設けることでコミュニケーションを活性化
参加者からの感想
講演後、参加者からフィードバックをいただきました。
・「丁寧で分かりやすい講演だった。感謝と称賛を数値化し、効果を見える化することが重要だと感じた。」
・「ウェルビーイングは生き甲斐や働き甲斐を高めるものであり、基本的な考え方としてとても有意義だった。」
・「会社全体としてウェルビーイングの取り組みを継続できる仕組みが必要だと感じた。そのためにも、今回のように継続的な情報提供をして欲しい。」
・「所属者全員に参加して欲しい内容だった。」
・「今後も継続的に講演を開催し、ウェルビーイングに関する理解を深めていきたい。」
講演を通してウェルビーイングの理解が深まったかという質問には、参加者全員が深まったと回答(内訳:「大変深まった25%」「深まった75%」)。今後(北陸)でウェルビーイング施策を実施することについて賛同するかという質問には、全員が賛成と回答(内訳:「大いに賛成する
38%」「賛成する 63%」)。
おわりに
今回の講演が、日立製作所北陸支社の皆さまにとって有意義な時間となったことを心より嬉しく思います。
今後も、私たちは実践事例を幅広く発信し、健康経営やウェルビーイング経営を目指す企業様を支援するとともに、社会全体のWell-beingの実現に貢献してまいります。
ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
・PHONE APPLIのウェルビーイング経営(健康経営)への取り組みについて
https://phoneappli.net/corp/company/policy/well-being/
・ PHONE APPLIが「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に認定
https://phoneappli.net/2025/03/20250311-press.html