ウェルビーイング経営

ウェルビーイング経営とは?PHONE APPLI「ウェルビーイング経営!」を徹底解剖!

「ウェルビーイング」とWeb検索するとサジェストに「とは」「意味」「定義」「事例」などが表示されます。

この結果からも、経営層、管理職、一般メンバーの皆さんの中でも「近頃耳にするウェルビーイングって、結局何なの?」「ウェルビーイング経営に取り組みたいけど、何からすればいいの?」「社員の幸せとか言うけど、ちょっと思想が強すぎてとっつきにくい...」などと言った声も少なくないと思われます。

そこでPA Blogでは、PHONE APPLIが2022年3月に出版した「ウェルビーイング経営!」より、一部抜粋して紹介いたします。

既に書籍「ウェルビーイング経営!」をご覧になった方も、そうでない方も、よりウェルビーイングを身近なものに感じていただけたらと思います。

ウェルビーイング経営!
第1章「なぜ私たちはウェルビーイング経営を意識すべきなのか」

※一部ブログ掲載のため表現を変更しています。

皆さんは今、幸せな気持ちで働いていますか?
皆さんが働く会社の仲間たちは、幸せそうに仕事をしていますか?
皆さんが働く会社は、幸せな雰囲気に満ちあふれていますか?

という問いかけは唐突に感じられるかもしれません。ただ、このブログでは、精神を修養するような自己啓発やスピリチュアルとはまた一線を画し、企業向けのアプリケーションを開発・販売する私たちPHONE APPLIが、社員や会社全体の幸せを考えた結果、会社として持続的な成長ができるようになったストーリーをお届けします。

社員がいきいき働き、会社が幸福にあふれた経営はどのように実現していけば良いか、私たちの実例を紹介しながら皆さんと一緒に考えていきたいと思います。私たちは常に、会社を成長させるにはどうすれば良いか、会社が次のステージに行くにはどのように何を変化させていけばいいのか、社員に幸せな人生を過ごしていきいきと働いてもらうためには何ができるのかを考えています。

また、近年では社会がVUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の英単語の頭文字をつなげた言葉)的になっているという状況を前に、どの企業もいかに自らが生き残っていくかを考えなければならない必然性が生じています。もちろん、私たちもその例外ではありません。

そして会社が生き残っていくためには、強靭性や柔軟性、すなわちレジリエンスが必要だといわれるようになってきました。

そうした中で、会社を構成する社員がそれぞれ健全に働き、団結し、成長することが会社を生き残らせることにつながり、そのためには「社員が幸せである」ことが根幹にあらねばならないと気づき、私たちは社員の幸せを会社経営の土台に置く「ウェルビーイング経営」にたどり着きました。

では、ウェルビーイングとは、何か? 辞書を引くと、次のように書かれています。
《①幸福。安寧。 ②身体的・精神的・社会的に良好な状態。(以下略)》(『大辞泉』小学館)

②の「身体的・精神的・社会的に良好な状態」は、特に日本語でのウェルビーイングの意味として挙げられるものです。それと同時に、①の幸福を感じられていれば、なおのことウェルビーイングな状態であるといえます。

また、世界保健機関(WHO)憲章では、健康について「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.(健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。)」と定義しています。

英和2つの文章をご覧いただくと、ウェルビーイングは、〝より良く、満たされる〟といった意味になっているのがわかると思います。

ウェルビーイング

つまり、企業経営におけるウェルビーイングとは、その企業の社員がフィジカル(身体)もメンタル(精神)も健康で、社会の中でコミュニケーション、人と人とのつながりを感じており、いきいきと働いている状態といえるでしょう。

ウェルビーイングという言葉が世の中でも使われるようになってきた

ところで皆さんは、幸せ、幸福という言葉を英語にすると、何と訳しますか?

きっと「ハッピー」「ハピネス」という答えが聞こえてきそうですが、これは正解でもあり、間違いでもあります。

私たちPHONE APPLIが言葉として使っている「幸福」「幸せ」を英語にすると、「ウェルビーイング」が適切です。

このウェルビーイングという言葉、「最近、目に(耳に)する機会が増えたなあ」と感じる方もいるのではないでしょうか。WHOは健康に関して言及する際、ウェルビーイングという言葉を用いていますが、日本においてもウェルビーイング経営=健康経営と捉えられることもあります(ただし、私たちは、ウェルビーイング経営とは健康経営のさらに先にあるものと考えています)。

また、日本国内で発行されたほぼすべての書籍や雑誌を収蔵する国立国会図書館の「国立国会図書館サーチ」を使ってウェルビーイングという言葉が使われた記事・論文を検索すると、2010〜2016年までは毎年20〜30件台となっていますが、2017年は45件、2018年は55件、2019年は99件と、時間の経過とともに増えているのが確認できます。

このブログを読む少なくない方々が「ウェルビーイングっていう言葉を最近よく聞く」と感じたであろうことはまさに事実であるのです。世界の人々が物質的、経済的な豊かさよりも人生の充実度、社会への帰属意識、自由など、経済成長の中で見失っていた本来の人間らしい生き方を取り戻し、幸せを感じることに共感しているからだと考えられます。

【まとめ】ウェルビーイング経営とは

本記事では、「ウェルビーイング経営!」から冒頭の部分、そもそもウェルビーイングとはなにか?という事をお伝えしました。

  • 企業経営におけるウェルビーイングとは、その企業の社員がフィジカル(身体)もメンタル(精神)も健康で、社会の中でコミュニケーション、人と人とのつながりを感じており、いきいきと働いている状態

次の記事では「ハッピーとウェルビーイングの違い」などもっと深掘り・具体的な話と共になぜそれに取り組むのか?PHONE APPLIの事例とともに紹介します!お楽しみに!

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ウェルビーイングな状態は測れるものでなければ、改善していくことができません。Well-being Company Surveyとは、幸福経営学研究の第一人者ホワイト企業大賞委員長である天外伺朗氏と慶応義塾大学 前野隆司教授協力のもと、PHONE APPLIが開発したパルスサーベイ※です。基本設問は3つの因子から12問(約2分で回答)。手軽に受けられて無理なく継続できる組織の健康診断です。

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