2025年第1回PHONE APPLIユーザー会レポート:共創CaMPで語られた活用事例と"次の一歩"

2025年5月27日、PHONE APPLI PEOPLEのユーザー企業が集う「第1回ユーザー会」が開催されました。オンサイト会場(PHONE
APPLI神谷町オフィスCaMP)とオンラインをつないだハイブリッド形式で、約20社・30名以上が参加。コロナ禍で一時中断していたユーザー会が再開され、ユーザー同士が活用事例を共有し、語り合う貴重な場となりました。
今回のテーマは「学び合い、語り合い、成長し合う『共創CaMP』」。PHONE
APPLI製品の活用事例紹介や、対話型ワークショップ、懇親会などを通じて、参加者同士が"次の一歩"を見つけるきっかけを得る場として企画されました。
以下では、会の模様をギュッとまとめてご紹介します。
ユーザー事例発表
ユーザー会の前半では、日本電気株式会社(以下、NEC)様とユニアデックス株式会社様より、PHONE APPLI PEOPLE(以下、PA PEOPLE)の活用事例をご紹介いただきました。
NEC様事例発表──"コミュニケーションの扉"から始まるDXの実践
NEC様からは、コーポレートIT戦略部門デジタルID・働き方DX統括部コラボレーションサービスグループの眞壁亜由美様が登壇。NECグループが掲げる「働き方のDX」の一環として、PA
PEOPLEを導入した背景と、社内での活用状況についてご紹介いただきました。
ハイブリッドワーク環境において「人とつながりにくくなった」「チームメンバーの状態が見えづらい」といった課題に対し、PA
PEOPLEを"人と人とのつながりを深めるコミュニケーションの扉"として導入。「相手の状態がわかり、最適な手段でコミュニケーション」がとれる環境の整備や、登録プロフィールを用いた組織横断でのKnow-Who検索の実現などを通じて、社員同士が"働きがい"を実感できる環境づくりを支えています。
また、社内無線LANの接続情報を活用してPA PEOPLEの「行き先」項目に社員の居場所を表示させる方法や、DOMOとの連携による利用状況の可視化、Microsoft Teams連携による連絡先カードの共有、Microsoft
Copilotとの連携による人材検索の効率化など、運用面の工夫が随所に光っています。これらの取り組みは、NECグループ全体での活用を支える基盤となっており、現在は海外現地法人への展開も進行中です。
「今日もこの人と連携しよう」「ちょっと話してみようかな」といった日々の業務のスタートがPA
PEOPLEから始まるようになったという声もあり、プロフィールを通じて意外な一面を知ることで、自然なコミュニケーションのきっかけが生まれているとのこと。人に興味を持つことが組織を強くする──そんな実感が社内に広がっている様子が印象的でした。

ユニアデックス様事例──"ありがとう"が広げる、つながりと働きがいの輪
続いて、ユニアデックス株式会社様からは、人的資本マネジメント部コーポレートコミュニケーション推進室働きがい推進課の八賀嘉彦様が登壇。感謝と称賛を通じて社員同士がつながり合う文化の醸成を目的に、PHONE APPLI
THANKS(以下、PA
THANKS)を導入した背景と、社内での取り組みについてご紹介いただきました。
導入にあたっては、社長メッセージの発信や社内イベントの開催など、トップの理解と現場の巻き込みを両立させる工夫が随所に見られました。特に「サンクスリレー」や新人プロジェクト、ステッカー配布など、楽しさを軸にした施策が印象的で、感謝の流通量は前年比2.3倍に増加。派遣社員やスマホユーザーにも対応できるようになったことで、より多様な働き手に感謝の輪が広がりました。
「サンクスカードに否定的だった社員も、カードをもらうと嬉しいと感じた」「感謝を伝えることで社内ネットワークが広がった」といった声が寄せられ、PA
THANKSが"働きやすさ"から"働きがい"へとつながるきっかけになっていることが伝わってきました。

事例発表についての感想──共感や気づきのコメント多数!
事後アンケートでは、「他社のリアルな悩みや工夫を知ることができて安心した」「NECさんの居場所表示に関するAPI活用はぜひ検討したい」「ユニアデックスさんの感謝文化の定着方法が参考になった」など、多くの参加者が自社へのヒントを得たと回答。それぞれ異なる切り口からの事例発表が、参加者の気づきと共感を生む時間となりました。
ワークショップの様子
ユーザー会の後半では、参加者が3つのグループに分かれ、PHONE APPLI社員がファシリテーターとして加わる形で、対話型ワークショップを実施しました。各グループでは、「顔写真登録の効果」「社内コミュニケーションを活性化するプロフィール情報」「今後さらに発展させたい取り組み」などをテーマに、各社のリアルな活用事例や課題が共有されました。
PA PEOPLE上の「顔写真」の効果をめぐって
第1グループでは、導入済み企業と導入前企業がバランスよく混在し、活発な情報交換が行われました。「顔写真があると、話しかける前に相手の雰囲気がわかって助かる」「趣味の記載が雑談のきっかけになる」といったエピソードが紹介される一方で、「顔写真登録やプロフィール入力を強制できないのが悩ましい」という導入前の不安も共有されました。これに対して、「アイコンでもOKとすることでハードルを下げている」といった工夫が紹介され、実践的なヒントが飛び交いました。
プロフィール情報の多様な活用について
第2グループでは、プロフィール情報の活用が話題に。出身大学や趣味の共通点から会話が弾んだり、異動先の上司との1on1でプロフィールが話題になったりと、つながりを生む事例が多数紹介されました。また、「中途社員にとって業務内容がわかりやすくて助かる」「PA PEOPLE内で利用状況のダッシュボードが見たい」「PA PEOPLEからMicrosoft Teamsチャットに遷移する際に、複数人選択機能がほしい」など、機能面への期待も多く寄せられました。PA PEOPLEを単なるツールとしてではなく、組織の目的達成に向けた"伴走者"として捉える視点が印象的でした。
自社に取り入れたい機能や運用の課題を共有
第3グループでは、NEC様の居場所表示機能やスケジュール連携への関心が高まり、「自社でもやってみたい」という声が多数。プロフィール入力の難しさや、サンクスカードの公開・非公開設定など、導入後の運用に関する課題も率直に共有されました。

ワークショップ参加者の感想──活発な意見交換で実りある時間に
事後アンケートでは、「他社の課題感や取り組みを生の声で聞けて満足度が高かった」「導入前の機能に関し、見えなかった面を知ることができた」「会話が盛り上がり、懇親会で続きを話せたのでよかった」など、ワークショップが参加者にとって実りある時間だったことがうかがえました。
おわりに
ユーザー会の締めくくりには、PHONE
APPLI社員との懇親会とオフィスツアーも実施され、参加者同士の交流がさらに深まりました。「他社の取り組みを直接聞けて参考になった」「新機能の使い方講座があると嬉しい」など、事後アンケートでは多くの前向きな声が寄せられ、今後のユーザー会への期待も高まっています。
PHONE APPLIは、皆様からの期待を真摯に受け止め、「人々がいきいきと働く社会を実現する」という理念のもと、今後もサービスを磨き、利用企業様の変革を支援してまいります。次回のご参加も、心よりお待ちしております。
今後のユーザー会について
次回の「第2回ユーザー会」は、2025年9月19日(金)に、PHONE
APPLIの東京・神谷町オフィスとオンラインのハイブリッド形式で開催予定です。よりテーマを絞り込み、実践的な事例や外部連携の活用など、さらに深い対話の場を目指します。
開催情報の詳細につきましては、ユーザー企業のご担当者様へ当社よりメールにてご案内申し上げます。
PHONE APPLIにご興味を持ってくださった方へ
組織を強くするコミュニケーションポータル「PHONE APPLI PEOPLE」について、詳細は以下のページをご覧ください。
PHONE APPLI
PEOPLEサービス紹介ページ
また、PHONE APPLIでは、植物や川のせせらぎなどの "自然"
をふんだんに取り入れたオフィス「CaMP(キャンプ)」をご体験いただけるオフィスツアーも定期的に開催しております。オフィスの設備だけでなく、当社における最適なコミュニケーションのあり方や、ウェルビーイング経営の取り組みも含めてご紹介いたしますので、よろしければぜひご参加ください。
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