【イベントレポート】耳を傾け、心を開く
~3つのアプローチで実現する理想の職場環境~

イベントレポート
2024.12.04
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耳を傾け、心を開く──職場でもそんなふうに人と向き合えたら、日々の仕事がよりいきいきとした営みになるはずだ。本セミナーでは、そんな思いに共感にした3社が集まり、各社の得意とするアプローチで職場でのコミュニケーションを活性化させる方策を紹介しました。

セミナーの具体的な内容をピックアップしてご紹介!

まず「良い音の体験/共感/共創を通してビジネスシーンの日常を変える」というミッションを掲げる株式会社otonohaの創業メンバーである竹本悠平さんは、"音" を活用することで理想のオフィス環境を作り出す事例をお話ししてくださいました。

同社が提供している「sound veil」という音環境コンサルティングサービスでは、「ワークシーンでの利用を想定したクラウドを活用したサブスクリプション型のプラットフォームを活用」(当日資料より引用)しているそうです。簡単に説明すると、オフィス等での職場における音環境を、働く人自らが選択していけるように支援するサービスと言えるでしょう。

各人が業務の内容やその時々の気分に合わせて働く場所を自由に選択できるような働き方(ABW:Activity Based Workingと呼ばれる)を推進するオフィスが増えてきた昨今、オフィス内の各エリアの音環境も、働く場所を選ぶときの重要な要素になってきます。リラックスしてアイディアを発散したいときには環境音(ネイチャーサウンド、例えば鳥のさえずりや川のせせらぎ、波音など)の流れているエリアで仕事をしたり、やる気を出して集中したいときには環境音楽(アンビエント・ミュージック)と呼ばれるBGMが流れているエリアにこもってみたりする、というように。株式会社otonohaでは「sound veil」のサービス提供を通じて、そうした働き方をできる環境づくりを支援しているといいます。セミナーでは、働く環境の改善に音環境がどのような効果を発揮しうるかを各種調査結果によって示しながら、「sound veil」導入企業の具体的な事例もご紹介いただきました。

また、社員の声をキャッチしエンゲージメントの低下を防ぐサービス「なやさぽ」を提供する日鉄ソリューションズ株式会社にてHR領域で長く活躍されている原田大輝さんは、社員の不安や悩みを対話によってやわらげ、改善へとつなげるためのヒントが詰まった分析結果をご紹介くださいました。

具体的には、「仕事上で抱えたことのある悩みや不安・不満」(以下、引用は当日資料より)や「悩みの解消に効果のあった取り組み」の調査結果による裏付けを示しながら、上司や周囲への相談や支援など周囲の人とのコミュニケーションが悩みの改善に役立つことを説明いただきました。

また、筑波大学との共同研究にて社会人500人を対象に調査した結果から約70%の人が「上司に相談しにくい」と感じていることを示しつつ、ではその対策として上司・部下それぞれがどうしたらよいのかを解説くださいました。上司側としては「相談を受けられる環境づくり」と「部下の悩みの理解」が重要になってくるいっぽうで、そもそも部下側でも「悩みの認知、自己理解」が必要になってくるといいます。

「なやさぽ」では、部下自身がまず自分の悩みを整理して深掘りできるような質問を用意しているとのこと。そして質問の回答結果をわかりやすく共有できることで、質の高い対話ができるようになり、実際の利用者において「改善に向けた行動に取り組んでいる」「悩みが改善している」という効果につながっているそうです。

さらに株式会社PHONE APPLIからはインサイドセールスに携わる銀羽麻莉奈が登壇。「働くときには一人で抱え込まず、仲間や上司につなぐ。喜びはお客様や地域の皆さんと分かち合う。働くことは人生そのもの。一人の力ではなく、いかにつないでいくかを意識しながら人々がいきいきと働く社会の実現を目指しています」(以下、引用は当日資料より)とPHONE APPLIの目指すあり方を紹介し、社内外で推進しているウェルビーイング経営の手法と、自社サービス「PHONE APPLI PEOPLE」の活用によるコミュニケーションの円滑化・活性化の取り組みをご説明しました。

具体的には、「PHONE APPLI の自社実践経験を活用し、すべての企業をウェルビーイングカンパニーにアップグレードする」という企業ビジョンに基づいて、PHONE APPLIのウェルビーイング経営フレームワークである「ルール(柔軟な人事制度)」「ツール(どこでも働けるIT環境)」「プレイス(最もパフォーマンスをだせる場所で働く)」を、自社のカルチャーと照らし合わせながら「ルール」「ツール」「プレイス」の順に改革していくことの重要性をお伝えしました。また、これを実現するための「ツール」の一つとして、PHONE APPLIが提供する「PHONE APPLI PEOPLE」というサービスを取り上げ、「人もツールも、つながる、まとまる。多様なコラボレーションが生まれる組織」を生み出す各種機能をご紹介しました。

セミナー後半の3社トークセッションでは、参加者からのリアルタイム質問も受け付けながら、「職場におけるコミュニケーションの変化」「各社事例(成功事例&失敗事例)」「ぶっちゃけ製品導入後の効果どうなんですか?」などをテーマとして、実感のこもったトークが繰り広げられました。

参加者から届いたご感想

セミナー参加者からは、「コミュニケーション活性化の施策展開に行き詰まり、解決のヒントを求めて参加しましたが、いくつか有用な方向性を示してもらえました。ありがとうございました」「人柄がわかると連絡しやすいとか、無音の部屋だと緊張するとか、仕事仲間との対話が大事、というのは当たり前のようでいて、まだまだ実践が足りてないなぁと思いました。紹介されていたツールやサービスをすべて導入するのは難しくても、自社の工夫で改善できるところから、動いてみようと思いました」などの感想が届いています。

ご興味を持ってくださったかたへ

本セミナーは、好評につきアーカイブ配信も予定していますので、今後の新着セミナー情報をぜひチェックしてみてください。もちろん、PHONE APPLIからもメールマガジン等で積極的にご案内してまいりますので、その際にはぜひご視聴ください。

本セミナーで取り上げた製品・サービスのご紹介サイト

また、本セミナーでは語り尽くせなかったPHONE APPLIの働き方改革・健康経営・ウェルビーイング経営の取り組みを、植物や川のせせらぎなどの "自然" をふんだんに取り入れたオフィス、その名も「CaMP(キャンプ)」でご体験いただけるオフィスツアーも定期的に開催しておりますので、もしご興味をもっていただけましたら、そちらにもご参加ください。

登壇者紹介

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竹本 悠平(たけもと ゆうへい)
株式会社otonoha
sound veil事業部長
大阪府出身。新卒で、TOA株式会社に入社し、自治体向けの防犯カメラ拡販営業に従事したのち、新規事業として、株式会社otonohaの立上業務を行い、創業メンバーとして出向中。 好きなことは、野球・キャンプ・お酒を飲むこと。 最近のトレンドは、興味で始めたファスティングから、健康的な生活として筋トレにもハマっています。

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原田 大輝(はらだ だいき)
日鉄ソリューションズ株式会社
流通・サービスソリューション事業本部 HRグループ グループリーダ
キャリア支援サービス「なやさぽ」のプロダクト責任者。これまで人材領域のコンサルティング、企画・開発業務に従事し「働く全ての人々が充実感を得ながら働ける社会」を目指し日々奮闘中。オフの日は子供と一緒に『ポケモンGO』や「小学生ロボコン」で大冒険!

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銀羽 麻莉奈(ぎんば まりな)
株式会社PHONE APPLI
マーケティング本部 インサイドセールス部
大阪生まれ。2023年新卒で入社し、インサイドセールスチームに配属。主にリード対応をして商談を創出したり、既存ユーザへメルマガを書いたりしています。最近はPHONE APPLIのインサイドセールスについて紹介するマガジン「インサイドnote」の運営もしたり!?(こちら)「こつこつ、私らしく」をモットーにはたらいております。最近はぬか床を育てることに夢中です。

セミナー実施概要

開催日時
2024年10月 2日(水) 11:00 - 12:00
場所
オンライン開催 (Zoom)
対象
・理想の職場づくりに悩んでいる方
・組織内の心理的安全性に課題感を感じている方
・オフィスでのコミュニケーションを活性化したい方
・社員ひとりひとりのエンゲージメントを高めたい方
主催
株式会社otonoha、日鉄ソリューションズ株式会社、株式会社PHONE APPLI
参加費
無料
テーマ
社内コミュニケーション ウェルビーイング オフィス

詳細

11:00-11:02
オープニング
11:02-11:25
各社紹介
11:25-11:50
3社トークセッション
テーマ①職場におけるコミュニケーションの変化
テーマ②各社事例(成功事例&失敗事例)
テーマ③ぶっちゃけ製品導入後の効果どうなんですか?
11:50-11:55
質疑応答・各社告知
11:55-12:00
クロージング
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