働き方改革のユニークな事例10選 働き方改革のポイントとは?
働き方改革とは
2019年4月から働き方改革の関連法案が一部施行され、多くの企業では働き方改革を取り入れています。国の定義では、働く人が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択するための改革です。
安倍政権では「一億総活躍社会」を掲げており。人手不足を補うためにも多くに人が社会で活躍する事を望んでいます。高齢者や子育てをする人も率先して働ける社会づくりが進められています。
働き方改革の現状
多くの企業では働き方改革を考えており、残業削減や女性雇用を増やすために福利厚生を見直しています。しかし、残業代が減ることは生活にも影響が出てきます。
企業によっては、働き方改革によって苦しい生活を強いられる人たちが増えてきており、働きたかった世代が雇用される事は良い事例ですが、手放しに喜べないのが現状です。
働き方改革のユニークな事例10選
働き方改革をきっかけに、企業によってはユニークな取り組みをしています。社員が喜んで働ける事例が多くあります。働き方改革の制度を考えている企業は参考にしてみましょう。
働き方改革のユニークな事例1:太陽パーツ株式会社
太陽パーツでは「大失敗賞」というユニークな働き方改革を導入しています。これは社長みずから提案した事例で、積極性をもって新しい事にチャレンジしてほしいと願って制度をつくりました。大きな失敗は成長の原動力になると考えてあえて表彰します。
元幹部は全員がこの賞を受賞しており、大きな意味を感じられる賞になっています。この他にも「いいところ大賞」や「縁の下の力持ち賞」などユニークな事例が多くあります。
働き方改革のユニークな事例2:株式会社OKUTA
株式会社OKUTAでは「パワーアップ制度」と言うユニークな事例があります。この制度は、昼食休憩以外の午後に10~20分仮眠を取ることが認められています。昼食後はお腹がいっぱいになって眠気に襲われます。
そんな時、この制度を使えば人目を気にせず眠りに付けます。仮眠する事で頭が冴えて仕事がはかどります。とてもユニークな事例で効率が良くなる制度です。
働き方改革のユニークな事例3:株式会社スタートトゥデイ
株式会社スタートトゥデイはファッションサイトZOZOTOWNを運営する企業です。ここでは「ろくじろう」と呼ぶ制度を取り入れています。ろくじろうとは、8時間勤務を6時間勤務に短縮して、6時間で勤務が終わったら帰宅していいと言う考え方です。
いかにして6時間で業務を終わらせるかを考えることで、社員同士でコミュニケーションが取れるようになり、生産性をアップすることができるユニークな働き方改革の事例です。
働き方改革のユニークな事例4:株式会社ぐるなび
ぐるなびでは「ウォーキングミーティング」を取り入れています。これは、会議をする時に外へ出て並んで話す取り組みです。並んで歩きながら話をすることで、同じ目線になり外の空気を吸いながら会議ができます。
適度な運動効果もあり、いつもと違う環境で新しいアイディアも生まれそうです。とてもユニークな働き方改革の事例と言えるでしょう。
働き方改革のユニークな事例5:SCSK株式会社
SCSK株式会社は前年度の残業代が少なかった社員に、残業代として支払われるべき金額をインセンティブとして支払うユニークな働き方改革を取り入れています。働き方改革で残業代がカットされてしまうと、残業代で稼いでいた人達は給料がダウンしてしまい生活が苦しくなります。
そのような状態を防ぐために、この制度が導入されました。効率よく仕事終わらせる事ができ給料はカットされない、まさに理想的な事例でしょう。
働き方改革のユニークな事例6:楽天株式会社
楽天株式会社では「社内清掃」を徹底する働き方改革をしています。この事例は創業から続くもので、週に1回社員全員がデスク周りを掃除します。
デスク周りは何かと汚れるにも関わらず、掃除が行き届いていません。規定な環境で仕事をすることで頭も心もスッキリします。清掃は誰かがやる事だと考えず、常に当事者意識を持ち続けて行くことを狙いにしているユニークな事例です。
働き方改革のユニークな事例7:株式会社河合電器製作所
株式会社河合電器製作所では、新入社員が入社3年目まで毎月1回「読書感想文」を書くユニークな事例があります。書いたものは社員全員が読めるようになっており、社員全体の読む力や書く力を鍛えることに繋がっています。
読書感想文を書くことで、顧客のニーズを正確に把握して適切な提案ができる社員に育ってほしい狙いがあります。最近は読書離れが指摘されていますが、働き方改革としてユニークな事例です。
働き方改革のユニークな事例8:カルビー
食品会社のカルビー株式会社では、在宅勤務ができるユニークな働き方改革を実施しています。出社しなくても自宅で仕事ができる事例で、在宅勤務に関する細かな規定をマニュアル化して体制を整えています。
男女関係なく利用できる制度なので、育児の手伝いをしたい男性社員にとってはベストな働き方改革でしょう。
働き方改革のユニークな事例9:ヤフー株式会社
大手IT企業のヤフー株式会社でもユニークな働き方改革をしています。「土曜日祝日振替休日」というもので、土曜日が祝辞の場合はその前日の金曜日を休日にする制度です。金曜日を休日にすることで3連休が作れて、リフレッシュできる狙いがあります。
その他の事例には、オフィスが入居するテナント内で、20フロア内ならどこでも働くことができる「フリーアドレス制」も導入しています。
働き方改革のユニークな事例10:Peach Aviation
国内で初めてのLCC航空会社になったPeach Aviationは、オフィスにBGMを導入しました。このユニーク事例によって、お昼休みが終わった後の眠気対策にもなりました。
この働き方改革には、雑音を打ち消すことを狙いにした「マスキング効果」が期待され、会議や接待中に雑音が気にならず集中して作業ができます。とてもユニークで他の企業も取り入れやすい事例でしょう。</p
PHONE APPLIのウェルビーイング経営(健康経営)への取り組み
PHONE APPLIは、2018年から「従業員が健康でいきいきと働いている」状態を目指し、コミュニケーション改革による「ウェルビーイング経営」を推進してきました。従業員が身体的・精神的に健康であるために、運動・食事・睡眠など、様々なイベントやワークショップ実施のほか、上長と毎週30分の1on1の時間を設け、仕事以外の相談も気軽に話せる信頼関係の構築や、オンライン上で感謝の気持ちを贈りあい、お互いを尊重し感謝しあう文化の醸成など、コミュニケーションの活性化を意識した諸施策を展開しています。 2020年8月には部署を横断した健康経営推進プロジェクト「Wellnessアンバサダー」を発足、組織の幸福度診断「Well-being Company Survey」を社内実施開始しました。
組織の幸福度を測定する「Well-being Company Survey」の活用
ウェルビーイング向上のために、身体的健康や精神的健康に関するアンケートだけでなく、組織の幸福度を測定するアセスメントサービス「Well-being Company Survey」を定期的に実施し、これらの回答結果をもとに、身体的・精神的・社会的それぞれの健康を満たすための施策の検討、実施に繋げています。
※「Well-being Company Survey」について
https://phoneappli.net/product/consulting/health-consulting/wcs.html
従業員間で感謝や称賛を"贈りあう"「PHONE APPLI THANKS」の活用
THANKSカードを通じてお互いに感謝を贈りあい、従業員間の「ありがとう」を可視化しています。このカードの内容は全社に公開されているため、リモートワーク下でもマネージャーがメンバーの活躍を知ることや、これまで接点のない従業員の情報を事前に知ることが可能になります。「PHONE APPLI THANKS」によって、コミュニケーション活性化やモチベーションの向上、職場における一体感の増進や心理的安全性の向上に努めています。
※「PHONE APPLI THANKS」について
https://phoneappli.net/product/service/pa-thanks/
上司と部下の信頼関係をつくる毎週30分の1on1ミーティングを実施
自社開発した「リモート1on1」ツールを用い、マネージャーとメンバーで毎週30分、1on1を実施しています。メンバーは1on1開始直前に、ツール上で現在の体調・仕事量・モチベーションを回答し、今回の1on1で話したい話題のカテゴリーを選択します。これらの機能により、マネージャーはメンバーの状態を把握し、より1on1を有効活用することができます。またリアルタイムでマネージャーとメンバーの発話量もグラフ表示されるため、マネージャーはより傾聴を意識して1on1を行うことが可能です。基本的に上司と部下の発話量が「30%:70%」になるようなルールを設けています
信頼関係構築を目的としたハイブリッドワークの推進と全社横断1on1ミーティング
コロナ禍が継続しリモートワークを推奨していましたが、コミュニケーション不足により、業務やメンタルヘルスへの影響が見受けられました。それらの課題を解消するため、フルリモートから対面ワークとリモートワークを組み合わせたハイブリッドワークへ移行し、全社横断での1on1ミーティングを定期的に実施しています。組織横断コミュニケーションを意識的に増やすことで、当社にとっての望ましい働き方を整備し、精神的社会的健康の向上を目指しています。
ウォーキングイベント開催、運動部活動の実施による運動習慣の定着化
PHONE APPLIでは、歩数計アプリ「RenoBody」を用いたウォーキングイベント「PA Walking Cup」を毎月開催しています。また2022年から社内部活動にて「月二体育館」という運動部を設立し、月2回程度、自主参加のメンバーで運動を行っています。自治体の体育館を借りて、卓球、バドミントン、バレーなどの運動を行いながら、普段交流のないメンバーとの関わりを楽しみながら体を動かすきっかけとなっています。
※PHONE APPLIのウェルビーイング経営(健康経営)への取り組みについて
https://phoneappli.net/company/well-being/
PHONE APPLIの書籍「最強の組織は幸せな社員がつくる ~ウェルビーイング経営のすすめ~」
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社員の幸せを追求することは奉仕だと思っていないでしょうか?
幸せな社員たちは価値ある商品やサービスを生み出すクリエイティビティの源泉になり、企業の成長につながることが証明されています。
私たちはウェルビーイングを経営戦略の一環として位置づけ、正しく構造化することで幸せな社員を増やすことに成功しました。本書では、ウェルビーイング経営の構造やノウハウを余すことなく公開!
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働き方改革を行う際のポイント4つ
働き方改革によって社員が苦しむ結果になっては、モチベーションが上がりません。しかし、多くの企業では社員の立場にたった働き方改革が実施されていません。働き方改革を実施する事で社員はどんどん辛くなっています。
企業によってはユニークな働き方改革を導入して成功している事例もあります。どのような働き方改革をすれば成功するのかポイントを4つ紹介します。
働き方改革を行う際のポイント1:本当に社員のためになっているか
働き方改革で多くの企業が実施しているのが「残業禁止令」です。これは、企業にとっても好都合ですから事例として多くあります。管理職と言われる立場の人達が部下たちの残業代をチェックして削減をします。
その結果、勤務時間中に仕事を詰め込み、雑談も減って職場の緊張感が上がります。残業時間は減りますが、メンタル面で調子を崩したり疲労も多くなります。働き方改革を行う時は、働く人の立場にたって決める事が重要です。
働き方改革を行う際のポイント2:きちんと評価基準を持つ
働き方改革を実施するには現場の声が重要です。どのような事に困っているのか聞き取り、匿名のアンケートを実施すると良いでしょう。人事部や担当者が勝手に働き方改革を進めて行くと、社員はやらされてると言う意識を持ちます。
言われたからやっているという意識では生産性はアップしません。社員を巻き込んで実施して、きちんとした評価基準を持つことで成功するでしょう。
働き方改革を行う際のポイント3:課題をきちんと把握する
働き方改革によって残業を禁止すると、業務が終わらない場合は自宅に持ち帰ってサービス残業をする事例もあります。勤怠上は残業時間が減っても社員の負担は増える結果になります。このようなケースでは休職率や離職率が増加し、真面目にやっている社員ほど苦しみます。
働き方改革を取り入れるには課題も多くあります。間違った進め方によって企業全体の歯車が狂う事になるので注意が必要です。
働き方改革を行う際のポイント4:面倒を省く
新しい制度を受け入れる時は、面倒くさいと感じさせないことです。ユニークな働き方改革を実施している企業は社員が喜んで実施しています。仕事をする上でいちいち確認する業務を省いたり、操作や設定が面倒な場合は見直す必要があります。
少しでも簡単に仕事ができるのは誰にとっても嬉しいことです。多くの社員が喜ぶ制度が働き方改革でしょう。
PHONE APPLIの働き方を体感できる「オフィスツアー」
テレワークを始めとした、働き方改革推進の取り組みを社外へ発信しており、過去5年以内で2,500社以上の企業様がオフィスにお越しいただき、最もパフォーマンスが出せる働き方「ルール」「ツール」「プレイス」のフレームワークをご紹介しています。
【PHONE APPLIのオフィスについて】テクノロジーと企業文化でつくる、「ハイブリッド型ワークスタイル」