コーチングを導入しよう!コーチングのメリット3つと必要スキル4つ
コーチングとは?
コーチングとは、自分の現状を変え、望む目標への到達を支援することです。
今の自分が理想の自分だと自信を持って言える人は少ないことでしょう。理想を追い求めているが、何をどうしたらいいのかわからなくなるのは仕方のないことです。
個人の理想からビジネスでの成功、人それぞれ望むものは違いますがどんな目標に対しても、それに近付く手助けをするのがコーチングです。
何を望むのかによって答えが変わってくる物です。
コーチングを受けることで最高のパフォーマンスを導き出すための気づきを得ることができるでしょう。
コーチングの定義
コーチングという言葉には、明確な定義は存在しません。
各会社で各々の定義を決めそれに則ったコーチングをしています。
とはいえ、コーチングには共通した概念が存在します。
対話を通じコーチングを受ける対象者が、自分の力で自らの欲しいもの得るという考えを促進し、目標をより良い形に発展させて行く手伝いをすることをコーチングと考えます。
コーチングという言葉の由来は、英語の『Coach(コーチ)』=『馬車』です。
目的地へ人を連れて行く馬車という言葉が発展し、最初は主にスポーツ界でコーチという言葉が使われるようになりました。
今では幅広い業界で、自己ベストへの到達、最高の成果を得る手助けとしてコーチングの技術が使われています。
コーチの役割
コーチングにおけるコーチの役割とは、本当の意味での自分に合った方法での成功がなんなのかを発見し、達成への手助けをすることです。
コーチングを受ける人が求めるものは個人個人で全く違います。共通して言えるとことといえば、今より状況をよくしたい。ということでしょう。
コーチの役割は、最終目標に関わらず、その人にあった方法で人生をよくしたり、ビジネスを成功させることです。
その過程の中で、自分の本質に気づいたり、もっとやりたいことが見つかったりする場合もありあります。
よりよく自分を知り、己にあった方法での成功がなんなのかを発見する手伝いをするのが、コーチの役割と言えるでしょう。
コーチングを行うメリット3つ
コーチングがどう言ったものか大まかに理解できたでしょうか。
しかし、自分で使ってみたいと思った場合でも実際にどのようなメリットが得られるかが重要です。
コーチングのメリットについてご紹介いたします。
コーチングを行うメリット1:相手の考える力を育てることができる
コーチングで得られる第一のメリットは、コーチングを受ける相手の自発的に考える力を育むことです。
一見、自発的に考える力を育むというのは、目標を達成するのに遠回りに感じます。
しかし、コーチングとは、より本質的な成功へ相手を導くことが目的とされます。
コーチが質問を投げかけることで、自発的に考える方向へ誘導します。自発的に考えることができると、自発的な行動を促します。
それが、モチベーションとなって目標達成率も上がるというのがメリットです。
コーチングを行うメリット2:相手の個性を引き出し活かせる
コーチングで得られる二つ目のメリットは、個性を引き出し活かせるということです。
コーチとの対話の中で、自問自答だけでは見つからなかった新しい考えが浮かぶことがありあります。
これは、第三者の視点を入れることによって、自分の内側にある個性に気づいたり、奥深くに眠っていたアイディアを発見することができるからです。
一人で考えていても個性というのは気づくことが難しいですが、自分と他人の違う点などに気づき己の個性を引き出すことができるというメリットがあります。
コーチングを行うメリット3:相手の学習能力を向上できる
コーチングで得られる三つ目のメリットは学習能力の向上です。
自分の内側と向き合うことで、より自分を知り行動力をあげる効果がありますが、それと同時に自主性が上がることによる学習能力の向上が期待できます。
ただ成功のへの近道を教えてもらうだけでは得られないのが、この効果。自主的に物事を進めようとする力がつくことによって、自らの力で何か学びたいという欲求が増すからです。
学びたいという欲求が、学習へのモチベーションへ繋がり、モチベーションが高いからこそ、学習の質が上がります。
社内にコーチングを導入するための方法
コーチングを活かすことができれば、ビジネスにおいてしっかりとした基盤作りの助けとなることでしょう。
社内にコーチングを導入する場合はどういった点に注意すればいいのか詳しくご紹介します。
目標の具体化
社内にコーチングを導入する際、コーチは社内のリーダーに当たる人物が担うことが多いでしょう。
コーチングを人材育成の目的で導入する場合、まず大事なのが目標の具体化です。
理由としては、前述しましたがコーチングそのものにはっきりとした概念がないからです。
コーチの役割を担う人物と導入理由をしっかりと話し合い、共通した目標を持たないとコーチングの導入が上手く行かない可能性があります。
コーチングのメリットを最大限に活かす意味でも、事前準備を確実に行いましょう。
実施方法の決定
目標がはっきりしたら、社内での実施方法もしっかりと決める必要があります。
実際の現場で使えなくては、コーチングの意味がありません。
どのように実施するのかもしっかりと確認しましょう。
日常会話でコーチングを使えるようにする
コーチングは基本的には対話を通じて目標へのより良い手段を見つけていくことです。
つまり、日常会話の中でコーチングを使えることは大いに役立ちます。
日常の会話の中でコーチングを使うことができれば、溝が生まれがちな上司と部下の間のコミュニケーションが上手く行きやすくなるなどのメリットが得られる可能性があります。
コーチング技術の中から日常会話で使える技術を習得し、日々の生活の中で自然と使ってみるといいでしょう。
社内コーチ制度を作る
最初に頭に浮かぶのは、社内にコーチを作る社内コーチ制度でしょう。
コーチングを担う人材がしっかりとしたセミナーを受講し、部下などのコーチング対象者に本格的なコーチングを行う方法で、最も一般的な方法と言えます。
コーチングを担当できる人材の養成に時間をかける必要がありますが、その分長期的でより確実なコーチングの効果が期待できます。
有数マネジメントがプロのコーチを受ける
日本ではあまり浸透していませんが、海外の大企業などでは有数マネジメントがプロのコーチを受けるというのが効果的とされています。
会社の上層の人間が正しいコーチングを学ぶことによって、社内でのコーチングの必要性が理解されやすくなります。
また、管理職の人間がコーチングを受けることにより、組織としてより明確な目標や方向性を提示することが可能になります。
コーチングを行うコーチに必要なスキル4つ
コーチングの取り入れ方はさまざまですが、ご自身でコーチングを始めたいという方もいらっしゃることでしょう。
コーチングを行う上で必要もしくは、持っているといいスキルがあります。
興味が湧いてきたけど、何からしたらいいのかわからないという場合は参考にしてみてください。
コーチングを行うコーチに必要なスキル1:コミュニケーション能力
コーチングを行う上で、コミュニケーション能力は大変重要です。
対話を通じて自己の発見や目標達成へのより良い方法などを見出すコーチングでは、コミュニケーションがしっかり取れる必要があります。
コーチングが上手くいく条件の一つは、コーチングを受ける対象者がコーチに対し信頼感を持てるかどうかです。この信頼感を築くのに重要なのが、『自分の話をしっかりと聞いてくれている』、『この人であれば自分を受け止めてくれる』という感覚です。
対象者の話を遮らずよく聞く、対象者にしっかりと注意を向けて認める姿勢が重要です。
コーチングを行うコーチに必要なスキル2:ビジネススキル
コーチとなるのであれば、ビジネススキルも必要です。
コーチとコーチングを受ける対象者の間に信頼関係が必要ということがわかりました。信頼関係を築く上で、ビジネスのスキルも必要となります。
対象者がビジネスでの成功を求める場合、コーチにビジネスのスキルが無いと信頼に値する人間と考えることが難しくなります。
コーチングそのものは、困った時の答えを与えるものではありませんが、何かあった時の答えを導き出すために全く的外れなことを質問してしまっては、信頼感を損ないます。
ある程度はビジネスのスキルも必要です。
コーチングを行うコーチに必要なスキル3:フィードバックスキル
コーチングではフィードバックのスキルも必要です。
コーチングでのフィードバックとは、コーチからコーチングを受ける対象者への印象をありのままに伝えることです。
コーチは対話を通じて対象者から受ける印象をありのままに伝える必要があります。ポジティブなことは対象者を励ますことができます。
同時にネガティブなことも対象者へ伝える必要があり、コーチにとってはこれは勇気のいることです。
しかし、ネガティブな事は裏を返せばポジティブな要因であったり、個性そのものであったりするので、そういった点を対話の中で上手く見つけていくことができればむしろプラスになります。
コーチングを行うコーチに必要なスキル4:心理学的知識
コーチングをする上で、心理学的知識があるとよりスムーズです。
対象者と深く接することで成り立つコーチングでは、心理学的知識を持っていると大変役立ちます。
対象者との信頼関係を築く上でも、対象者の心の機微を理解する上でも心理学的知識は重要です。対象者のメンタル面のサポートをすることも重要です。
コーチングについて知り導入を検討しよう
コーチングについて知識を得たことで、すでに新たな道が提示されています。
新しい技術についてもっとよく知り導入を検討しましょう。
コーチングの概念を少しだけ日常生活に取り入れてみるのも、もっとよく学んで本格的にビジネスに取り組むのもあなた次第です。
【事例】株式会社PHONE APPLIの「1on1ミーティング」
当社(株式会社PHONE APPLI)でも、社員が身体的・精神的・社会的に良好な状態で働いてもらうために毎週30分マネージャーとメンバーの「1on1ミーティング」を行っています。
自社開発した「リモート1on1」ツールを用い、マネージャーとメンバーで毎週30分、オンラインで1on1ミーティングを実施しています。メンバーは1on1開始直前に、ツール上で現在の体調・仕事量・モチベーションを回答し、今回の1on1で話したい話題のカテゴリーを選択します。これらの機能により、マネージャーはメンバーの状態を把握し、より1on1を有効活用することができます。またリアルタイムでマネージャーとメンバーの発話量もグラフ表示されるため、マネージャーはより傾聴を意識して1on1を行うことが可能です。
また、1on1の専用ブースもあります。ブースは防音仕様になっているため、ほかの雑音を気にせず対話の質を高めることができています。
他にも「ウェルビーイング経営」の一環として以下も実施しております。
- 部署を横断した健康経営推進プロジェクト「Wellnessアンバサダー」を発足
- 「ウォーキングイベント」を毎月開催
- 「オンライン宅トレ」を毎日お昼時間に開催
- 従業員間で感謝や称賛を"贈りあう"「PHONE APPLI THANKS」の活用
- 組織の幸福度を測定するアセスメントサービス「Well-being Company Score」の活用
- 自然を感じられる開放感のあるオフィス
- コアタイムなしのフレックスタイム制
PHONE APPLIの働き方を体感できる「オフィスツアー」
テレワークを始めとした、働き方改革推進の取り組みを社外へ発信しており、過去5年以内で2,500社以上の企業様がオフィスにお越しいただき、最もパフォーマンスが出せる働き方「ルール」「ツール」「プレイス」のフレームワークをご紹介しています。