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ホワイト企業の特徴7つ|有名なホワイト企業と隠れホワイト企業3つ

ホワイト企業とは

ホワイト企業とはワーク・ライフ・バランスが充実していて福利厚生や離職率の面からみて優れた優良企業のことを指します。

一定の基準を満たした企業を厚生労働省や経済産業省が認定し、製品や求人サイトなどに認定マークを使用することができるので見分ける目安になります。

ホワイト企業の特徴7つ

ホワイト企業とされる企業には離職率の低さや福利厚生の充実などいくつかの特徴があります。

今回はそのうちの7つの特徴について詳しく解説していきます。

就職活動をしている方や務めている企業がホワイト企業かどうか気になるという方、自社をホワイト企業にしたい、ホワイト企業としてアピールしたいという経営者の方はぜひ参考にしてみてください。

ホワイト企業の特徴1:離職率が低い

ホワイト企業の特徴としてまず挙げられるのは離職率の低さです。 職場環境が良く、この企業で働き続けたいという人が多い企業こそがホワイト企業と言えるでしょう。

社員ひとりひとりをしっかりと評価して向き合い、アドバイスや不満の解消に努め一緒に働く仲間として大切に扱っていれば社員はもっとこの環境で働きたいと思うでしょう。

労働時間が長く普段から残業が多かったり、有給休暇が取りずらかったりすれば労働環境に不満が生まれ転職を考えます。

サービス業など土日や祝日に休むことが難しい職種であってもリフレッシュ休暇の制度を取り入れて離職率を改善した企業もあります。

また、制度があるというだけではなく休暇を取得しやすい取り組みを行っているなど働きやすい環境作りをする必要があります。

ホワイト企業の特徴2:評価制度がある

社員が「頑張っても正当に評価されない」と感じてしまうような企業では誰もが長く働きたいとは思いませんよね。

人材育成のためにも企業自体の成長のためにも明確な人事評価の制度は必要です。

何に対して努力すればいいのかが明確になっていれば働く側のモチベーションも上がり、企業全体の方向性も明確になります。

逆に言えば評価制度が明確でなく、働く側が公正に評価されていないと感じてしまうような職場環境であれば社員の仕事に対する意欲は下がり離職率が高くなり、企業全体でみても今後の成長が見込めなくなってしまうのです。

そればかりか、近いうちに「ブラック企業」として世間に認定されかねません。

売り上げや契約の数といった数字だけではなく勤務態度などひとりひとりの努力をしっかりと評価してくれる企業のほうが労働者にとって魅力的なのは間違いありません。

そんな企業こそがホワイト企業といえるのです

ホワイト企業の特徴3:福利厚生の充実

福利厚生が充実しているというのもホワイト企業の特徴のひとつです。

法律で定められている健康保険や雇用保険の加入は言うまでもありませんが、そのほかの手当てや支援制度なども福利厚生の充実には欠かせません。

住宅手当や育児休暇産前産後休暇など社員が安心して働ける環境を整えている企業はホワイト企業と言えるでしょう。

週休二日制や社員食堂の充実なども福利厚生のひとつです。

ホワイト企業として有名な企業は社員のプライベートも大切にし、心身ともに健康に働くことを目的にさまざまな福利厚生制度を実行しています。

勤務中の食事代を負担してくれる企業や昼食後に昼寝の時間を決めているなどユニークな制度がたくさんあります。

ホワイト企業の特徴4:残業が少ない

近年は労働時間の長さや残業時間の長さが問題視され働き方改革として国の政策や制度も変更されてきました。

ホワイト企業は基準を守るのは当たり前ですが、さらに独自に残業時間の削減に取り組んでいます。

労働基準法では1日8時間・1週間で40時間と決められています。 法律上の基準をクリアしていればいいというものではなく、ホワイト企業と言えるかどうかの基準としては残業時間が月に20時間程度でしょう。 1か月の勤務日数を20日前後とすると1日1時間程度の残業時間ということになります。

毎日定時で退社というのは難しくても、頻繁に帰宅時間が夜遅くになるようでは残業時間が多すぎます。

もちろんサービス残業なんていうものはホワイト企業にとって論外です。

ホワイト企業の特徴5:平均勤続年数が長い

社員の勤続年数の長さはホワイト企業かどうかを判断する上で重要な基準となります。

社員がすぐにやめてしまうという企業にはやはりそれなりの理由があるのです。 反対に勤続年数の平均が長いということはそれだけ社員が働きやすい環境であり、長く働きたい企業であるということです。

勤続年数の長い社員が多ければノウハウをきちんと共有し伝えていくことができますし、仕事の効率もよくなります。

ホワイト企業の特徴6:パワハラ・セクハラがない

今やさまざまなハラスメントがありますが、パワハラ・セクハラはブラック企業の象徴とも言えるでしょう。

勤続年数が長い社員が多く一見するとホワイト企業のようでもパワハラが常習化している企業もあります。

中にはホワイト企業としてすでに認定されている企業にもパワハラやセクハラは黙認されてしまっている企業も存在するのです。

どこからをパワハラ・セクハラとするのかという基準は世代間でギャップがあることも多く注意が必要です。

ホワイト企業の特徴7:女性に優しい制度が充実している

ホワイト企業として認定される企業の多くは女性社員に対する制度が充実しています。

産前産後休暇・育児休暇制度の充実やその取得率の高さ、休暇取得後の復職のしやすさや時短勤務などの環境が整っていてライフイベント支援がしっかりとされている企業は働きやすく、ホワイト企業と言えるでしょう。

もちろん女性社員だけにやさしいわけではなく社員全体に負担が偏らず働きやすい環境作りが重要です。

有名なホワイト企業3つ

ホワイト企業としての代表的な特徴7つを紹介してきましたが、総じて社員を大切にしている企業だということがわかります。

ここからはすでに一般的にホワイト企業として有名な3つの企業とその特徴を紹介していきます。

伊藤ハム株式会社

まずは言わずと知れた食品会社伊藤ハムです。 総合的に見ても食品業に限定してもともに評価が高い企業です。

人材活用、環境貢献などの評価も高く、代表的なホワイト企業と言えるでしょう。 平均年収は高水準で人間関係も良好、やりがいがあるとの意見が多数見られました。

ホワイト企業の特徴である勤続年数も平均15年以上と長めです。

福利厚生の面からみても住宅支援制度や休暇制度も整っており、働きやすい企業と言えるでしょう。 産前産後休暇や育児休暇はもちろんのこと、介護休暇、家族ケア休暇などの休暇制度もあります。

2013年度に社内にワーク・ライフ・バランス推進委員会を設置しており、社員ひとりひとりが仕事とプライベートを両立させて充実した生活を送れるよう目指しています。

日新電機株式会社

福利厚生が充実していて休暇が取りやすく、産前産後休暇や育児休暇取得後の時短勤務制度も整っています。 連休も取りやすく、なんと誕生月には誕生日休暇の取得が可能です。 職種によってはフレックスタイムでの勤務も可能で、オフィス環境の改善にも注力していて働きやすい環境作りがされています。

社員の平均勤続年数は男女ともに18年を超えています。 長く働き続けたいと感じる魅力的な企業だということですね。

厚生労働省が仕事と子育ての両立を推進する企業として「くるみん認定」に認定、さらに京都府内の製造業としは初めて女性が活躍する企業としての「えるぼし2つ星 」に認定されており、女性が働きやすい企業としてお墨付きです。

石原産業株式会社

業種別での収入は平均よりやや高めで独身寮や社宅もあり、持家援助制度やフレックスタイム制など充実した環境で働くことができる代表的なホワイト企業です。

平均の勤続年数は2018年には20年を超えていて、社員が働きやすく長く続けやすい企業だということがわかります。

基本的に週休2日制で残業時間や休日出勤も少なく、ワーク・ライフ・バランスが比較的とれているといえます。

隠れホワイト企業3つ

誰もが知っている有名企業や大企業でなくてもホワイト企業と言える条件が揃っている「隠れホワイト企業」があります。

とくに化学メーカーは業界全体がホワイトだといわれるほど優良企業がたくさんあります。 その中から3つの企業を紹介します。

太陽ホールディングス

太陽ホールディングスは電子機器の基盤に使われる絶縁インキのソルダーレジストで世界のシェア50%を超える有数企業です。

社員の資格取得支援など育成にも取り組んでおり、世界に通用する知識やスキルを習得するための海外留学制度など教育制度も充実しています。

妊娠中に通勤の混雑を避けることを目的とした時差勤務制度や社内託児所も整っており、女性が働きやすい環境と言えます。

日産化学

日産化学は電子材料や農薬などのライフサイエンスの分野で活躍する企業です。独身寮や社宅、運動施設などが充実しており、フレックスタイム制度の利用も可能です。

営業利益率が高く社員の平均年収も高めで、残業時間数は低めとホワイト企業の特徴をいくつも兼ね備えています。

有給休暇の取得率も高く、社員の満足度の高い優良企業だと言えるでしょう。

クラレ

繊維の企業としてのイメージが強いですが現在では新素材の分野で活躍する企業です。

樹脂の技術力が高く「ポバールフィルム」では世界シェア80%、包装に使用される「エバールフィルム」での世界シェアも65%を誇るなど世界的企業です。

年間120日以上の休暇があり、16日以上の有給休暇の取得が可能です。 独身寮や社宅に加えグラウンドやテニスコートなどの運動施設も充実しており、社員にとって働きやすい環境が整えられています。

PHONE APPLIのウェルビーイング経営(健康経営)への取り組み

PHONE APPLIは、2018年から「従業員が健康でいきいきと働いている」状態を目指し、コミュニケーション改革による「ウェルビーイング経営」を推進してきました。従業員が身体的・精神的に健康であるために、運動・食事・睡眠など、様々なイベントやワークショップ実施のほか、上長と毎週30分の1on1の時間を設け、仕事以外の相談も気軽に話せる信頼関係の構築や、オンライン上で感謝の気持ちを贈りあい、お互いを尊重し感謝しあう文化の醸成など、コミュニケーションの活性化を意識した諸施策を展開しています。 2020年8月には部署を横断した健康経営推進プロジェクト「Wellnessアンバサダー」を発足、組織の幸福度診断「Well-being Company Survey」を社内実施開始しました。

組織の幸福度を測定する「Well-being Company Survey」の活用

ウェルビーイング向上のために、身体的健康や精神的健康に関するアンケートだけでなく、組織の幸福度を測定するアセスメントサービス「Well-being Company Survey」を定期的に実施し、これらの回答結果をもとに、身体的・精神的・社会的それぞれの健康を満たすための施策の検討、実施に繋げています。

※「Well-being Company Survey」について
https://phoneappli.net/product/consulting/health-consulting/wcs.html

従業員間で感謝や称賛を"贈りあう"「PHONE APPLI THANKS」の活用

THANKSカードを通じてお互いに感謝を贈りあい、従業員間の「ありがとう」を可視化しています。このカードの内容は全社に公開されているため、リモートワーク下でもマネージャーがメンバーの活躍を知ることや、これまで接点のない従業員の情報を事前に知ることが可能になります。「PHONE APPLI THANKS」によって、コミュニケーション活性化やモチベーションの向上、職場における一体感の増進や心理的安全性の向上に努めています。

PHONE APPLI THANKS

※「PHONE APPLI THANKS」について
https://phoneappli.net/product/service/pa-thanks/

上司と部下の信頼関係をつくる毎週30分の1on1ミーティングを実施

自社開発した「リモート1on1」ツールを用い、マネージャーとメンバーで毎週30分、1on1を実施しています。メンバーは1on1開始直前に、ツール上で現在の体調・仕事量・モチベーションを回答し、今回の1on1で話したい話題のカテゴリーを選択します。これらの機能により、マネージャーはメンバーの状態を把握し、より1on1を有効活用することができます。またリアルタイムでマネージャーとメンバーの発話量もグラフ表示されるため、マネージャーはより傾聴を意識して1on1を行うことが可能です。基本的に上司と部下の発話量が「30%:70%」になるようなルールを設けています

信頼関係構築を目的としたハイブリッドワークの推進と全社横断1on1ミーティング

コロナ禍が継続しリモートワークを推奨していましたが、コミュニケーション不足により、業務やメンタルヘルスへの影響が見受けられました。それらの課題を解消するため、フルリモートから対面ワークとリモートワークを組み合わせたハイブリッドワークへ移行し、全社横断での1on1ミーティングを定期的に実施しています。組織横断コミュニケーションを意識的に増やすことで、当社にとっての望ましい働き方を整備し、精神的社会的健康の向上を目指しています。

ウォーキングイベント開催、運動部活動の実施による運動習慣の定着化

PHONE APPLIでは、歩数計アプリ「RenoBody」を用いたウォーキングイベント「PA Walking Cup」を毎月開催しています。また2022年から社内部活動にて「月二体育館」という運動部を設立し、月2回程度、自主参加のメンバーで運動を行っています。自治体の体育館を借りて、卓球、バドミントン、バレーなどの運動を行いながら、普段交流のないメンバーとの関わりを楽しみながら体を動かすきっかけとなっています。


※PHONE APPLIのウェルビーイング経営(健康経営)への取り組みについて
https://phoneappli.net/company/well-being/

PHONE APPLIの書籍「最強の組織は幸せな社員がつくる ~ウェルビーイング経営のすすめ~」

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社員の幸せを追求することは奉仕だと思っていないでしょうか? 幸せな社員たちは価値ある商品やサービスを生み出すクリエイティビティの源泉になり、企業の成長につながることが証明されています。

私たちはウェルビーイングを経営戦略の一環として位置づけ、正しく構造化することで幸せな社員を増やすことに成功しました。本書では、ウェルビーイング経営の構造やノウハウを余すことなく公開!

ウェルビーイング経営で、あなたの会社にイノベーションを起こしてみませんか?

ホワイト企業の特徴を把握し自社をホワイト企業にしていこう!

ホワイト企業の特徴や代表的なホワイト企業を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

ブラック企業が社会問題となってきている現在、「ホワイト企業」「優良企業」というのは就職活動をする人や労働者に対して大きなアピールポイントとなります。

ホワイト企業かどうかはさまざまな評価基準がありますが、社員にとって働きやすい企業、働き続けたいと思える企業はホワイト企業といえるでしょう。

ホワイト企業の特徴を把握して社員にとって魅力的な環境作りをしてあなたの会社もホワイト企業を目指してください。

ウェルビーイングな状態かどうかを測定しませんか?

組織の幸福度や風土を可視化する組織の健康診断組織の健康診断「Well-being Company Survey」

ウェルビーイングな状態は測れるものでなければ、改善していくことができません。
Well-being Company Surveyとは、幸福経営学研究の第一人者ホワイト企業大賞委員長である天外伺朗氏と慶応義塾大学 前野隆司教授協力のもと、PHONE APPLIが開発したパルスサーベイ※です。

基本設問は3つの因子から12問(約2分で回答)。手軽に受けられて無理なく継続できる組織の健康診断です。

登録料・利用料無料でご利用いただけます!

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