生産性を上げるオフィス環境8選|オフィス環境を見直す時のポイントとは?
生産性とオフィス環境の関係
オフィス環境は生産性に大きな影響を与えます。
「働き方改革」という言葉をよく耳にするようになりました。「働き方改革」の一環として、オフィス環境を見直す企業も増えています。居心地が悪い空間では社員のモチベーションや生産性が低下してしまうからです。
近年では円滑な社内コミュニケーションの重要性も謳われるようになり、従来型の閉塞的で無機質なオフィスから、オープンで開放的なオフィスへと変化していっています。
生産性を下げるオフィス環境とは?
居心地の悪いオフィスでは生産性が下がると言われています。
・壁や仕切りが一切なく、いつも誰かに見張られている感じがする
・社内が静かすぎて話しかけづらい
・休憩スペースがなく、適度に休憩をとることができない
例えば上記のようなオフィスだと、居心地が悪いと感じてしまう従業員が多くなってしまいます。一つずつ改善していくことで、生産性の向上が期待できます。
生産性を上げるオフィス環境8選!
生産性を上げるためのオフィス環境をご紹介します。
ここで、生産性の上がるオフィス環境とは具体的にどのようなものなのか見ていきましょう。8項目に分けて紹介していきます。
生産性を上げるオフィス環境1:休憩スペースがある
人間の集中力は、長時間保てるものではありません。
人間の体内時計の一つにウルトラディアンリズムというものがあり、約90分の集中と20分の無気力を繰り返すと言われています。無理して90分以上の作業をするよりも、休憩を挟んだ方が生産性が上がります。
休憩した方が効率が良いとはいえ、上司や同僚の見ているデスクでは休憩を取りづらいでしょう。気軽に休憩をとれる休憩スペースを設けることで生産性の向上が期待できます。
生産性を上げるオフィス環境2:日光を取り入れている
日光を浴びることで生産性が高まると言われています。
人工的な光で生活し続けると、睡眠や活動の質が悪くなります。また、窓がない空間は閉塞的な雰囲気になってしまい、モチベーションや生産性が低下してしまいます。窓を設け積極的に日光を取り入れることで、生産性の向上につながります。
生産性を上げるオフィス環境3:マグネットスペースがある
マグネットスペースがあると、気軽にコミュニケーションをとれるようになり、社内でのコミュニケーションの円滑化が期待できます。
マグネットスペースとは、磁石に吸い寄せられるように人々が引き寄せられ集まってくる場所のことです。例えば、人が集まりやすいコピー機の近くにちょっとしたテーブルとコーヒーサーバーを設置すると、部署をこえた新しいコミュニケーションが生まれることがあります。
生産性を上げるオフィス環境4:適切な室温と湿度を保っている
生産性を高めるためには、オフィスを従業員の多くが快適と感じる温度に保つことが重要です。
不快に感じる室温ではパフォーマンスが落ちてしまいます。最も生産性が高まるといわれている22度~24度程度に室温を保つと良いでしょう。また、冷暖房のきいた空間では湿度が下がり、風邪をひきやすくなります。加湿器を設置して湿度50%前後をキープすることが重要です。
生産性を上げるオフィス環境5:音楽が流れている
静まり返ったオフィスでは緊張感が生まれ、その結果生産性が下がってしまいます。
適度に雑音があるほうがリラックスして集中できます。作業の邪魔にならない程度に音楽を流すと生産性向上が期待できます。日本のポップスだと口ずさんでしまい集中できないこともあるので、歌詞のない音楽や、川の流れる音などの自然の音にすると良いでしょう。
生産性を上げるオフィス環境6:植物が置かれている
雰囲気の良い職場作りのために植物は効果的です。
観葉植物の癒し効果で人間関係が円滑になると言われています。また、植物にはパソコンの光で疲れた目を労わる効果もあります。
眼精疲労はストレスの原因にもなるため、時々植物を見て目を休ませましょう。水やりが手間になる場合には、手入れが簡単なものや、造花を選ぶと良いでしょう。
生産性を上げるオフィス環境7:従業員の声に耳を傾けている
生産性を上げるためにもっとも重要なことは、社内の風通しがよく、従業員の率直な意見が聞こえてくることです。
従業員の意見を聞き、働きやすい環境を整えていくことで生産性の向上が期待できます。そのために、従来型の机とパソコンが無機質に並んでいるだけの閉塞的なオフィスから脱却し、意見を言いやすいオープンで明るい雰囲気の空間に変えていく必要があります。
生産性を上げるオフィス環境8:プライバシーを確保している
誰にも話しかけられずに一人で作業に集中する時間も必要です。
あまり他人に聞かれたくない電話をすることや、少人数で重要事項の話し合いをすることもあるでしょう。
活発にコミュニケーションが行われるような、開放的で明るいオフィスにしていくことは重要ですが、一方でプライバシーの守られる環境も用意する必要があります。壁や仕切りでプライバシーを確保できる空間を設けることで、生産性が向上します。
オフィス環境を見直す時のポイントとは?
オフィス環境を見直す時のポイントをご紹介します。
これからオフィス環境を見直そうと考えた場合、どのようなポイントがあるのでしょうか。オフィス環境を見直す時のポイントを3点ご紹介します。
働き方のスタイルを明確にする
働き方のスタイルが多様化しています。
朝決まった時間に一斉に出社し、決まった時間まで決まった席で業務をこなす、といった従来の働き方から変わりつつあります。
フレックスタイム制を採用する企業や、在宅での作業を認める企業も増えています。そういった場合、一人ひとりに固定の席を設けるよりも、各自が自由に好きな席を使った方が効率が良いです。
会社に合わせた環境改善をする
会社の業務内容によって、快適なオフィスの定義は変わってくるでしょう。
オフィス改善をして生産性が上がった企業のマネをするだけでは、成功するとは限りません。社員数や男女比、年齢層なども考慮すべき項目と言えます。現在のオフィスでの問題点を挙げ、そこを解決できるような環境改善をしていく必要があります。
無理強いをしない
無理強いするのは逆効果になってしまいます。
従業員の中には、新しい環境に馴染めない人もいるでしょう。せっかくコミュニケーションをとりやすい休憩スペースを設けたのにあまり利用する人がいない、ということも最初はあるでしょうが、無理強いはせずしばらく様子を見ましょう。
オフィス環境を改善して生産性を向上させよう!
生産性向上のため、オフィス環境を見直す企業が増えています。
今回は、生産性が高まるオフィス環境についてご紹介しました。職場環境が生産性に及ぼす影響は大きいと言われています。働き方改革の一環として、オフィス環境の改善をしてみてはいかがでしょうか。
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