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ハイブリッドワークとは?メリットやデメリット、向いている企業についても解説!

「ハイブリッドワーク自体はよく聞くが、詳細はよく分からない」
「ハイブリッドワークが自社に適しているなら導入を検討したい」
「ハイブリッドワークには、どのようなメリットやデメリットがあるのだろう」

本記事はこのように考えている方に向けて執筆しました。アフターコロナで注目が集まっている「ハイブリッドワーク」ですが、言葉自体はよく聞くものの、実態が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、以下の内容をお伝えします。

業務最適化ツールを運営する当社が、ハイブリッドワークについて詳しく解説します。

そもそもハイブリッドワークとは?

ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを組み合わせた働き方のことです。新型コロナウイルスのパンデミックを機に、テレワークを導入する企業が急増しました。

しかし、コロナ禍から2年が経ち、今では少しずつオフィスワークに移行しています。そのような中で、アフターコロナを見据えて、テレワークとオフィスワークの両方の長所を取り入れる「ハイブリッドワーク」が注目されているのです。

テレワークが続くと、「ずっと在宅だと生産性が上がらない」「オフィスで直接コミュニケーションを取りたい」という従業員も出てきます。従業員満足度を高めるために、ハイブリッドワークを導入する企業も増えています。

ハイブリッドワークのメリット

コロナ禍で注目されているハイブリッドワークですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。代表的なメリットとしてあげられるのは以下の4つです。

  1. スペースの有効活用
  2. ワークライフバランスの安定
  3. 従業員の退職防止
  4. 優秀な人材の確保

ハイブリッドワークでは、必ずしも全員がオフィスで働く必要がないため、座席スペースを削減できます。余ったスペースを有効活用して、作業に没頭できる集中ブースや休憩スペースを作るなど、さまざまな利用方法があります。

また、従業員がオフィスワークとテレワークを自由に選べるため、ワークライフバランスの安定にもつながります。その結果、「もっとこの会社に居たい」と思う従業員が増え、離職率低下にもつながります。

さらに、会社全体でハイブリッドワークが浸透すれば、「働きやすい会社」として認知され、優秀な人材が集まりやすくなるでしょう。

ハイブリッドワークの詳しいメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご参考ください。

ハイブリッドワークのデメリット

ハイブリッドワークにはメリットが多い反面、デメリットもあるので要注意です。特に以下の3つのデメリットは押さえておきましょう。

  1. 従業員の行動を把握しにくい
  2. 勤怠管理が煩雑になりやすい
  3. 社内コミュニケーションが減少しやすい

ハイブリッドワークでは、オフィス勤務の従業員もいればテレワークの従業員もいます。一人ひとりの行動を把握しにくいため、誰がどこにいるのかわからない、という状態になりやすいです。また、従業員によってオフィスとテレワークで勤務体系が異なるので、勤怠管理も煩雑になります。居場所の把握や勤怠管理のできるツールを導入するなどの対応が必要でしょう。

また、社内コミュニケーションが減少しやすいデメリットもあります。テレワークの従業員はオンラインで業務を行うため、コミュニケーションは基本ビデオ会議かチャットです。直接会えないことがかえってストレスになる場合もあるので、オフィスの勤務日や時間を固定化するなど、一定の対応が重要になります。

ハイブリッドワークに向いている職種や業務とは?

ハイブリッドワークを導入する際、そもそも自社がハイブリッドワークに向いているのかどうかも考えておく必要があります。ハイブリッドワークといっても、向き不向きがあるのが実情です。ここでは、ハイブリッドワークに向いている職種や業務をいくつかご紹介します。

PCとインターネットだけで業務を完結できる職種

ハイブリッドワークは、PCとインターネットだけで業務を完結できる職種が向いています。たとえば、以下のような職種です。

  • 情報通信業
  • 金融業や保険業
  • マスコミや広告

情報通信業、いわゆる「IT系」と呼ばれる職種は、ハイブリッドワークに強いです。組織体制や取り扱う商材によっては、PCとインターネットだけで全ての業務をカバーできる場合もあるでしょう。

金融業や保険業も、受付や直接の商談以外はリモート対応が可能です。電子文書決済システムによって書類や印鑑を電子化すれば、遠隔で承認作業ができます。マスコミや広告についても、情報を取り扱う業態なので、基本的にオンラインでも対応できます。

ハイブリッドワーク向きの仕事

ハイブリッドワーク向きの仕事は、次のような仕事があげられます。

  • エンジニアやライター
  • カスタマーサポート
  • 営業職

エンジニアやライター、デザイナーなどのクリエイティブ職は、PCとインターネット環境さえ整っていれば作業が可能です。また最近では、カスタマーサポートのオンライン化も進んでいます。顧客とやり取りする業務ですが、問い合わせに対して回答するだけなので、電話やメール、チャットでの対応が可能です。

また、意外と「営業職」もハイブリッドワークに向いています。顧客との商談は直接会う必要がありますが、それ以外は資料作成や日報など事務的な業務が多いです。オフィスに行かず直接外回りに出かけたり、直帰すれば、会社にとっても営業マン自身にとっても効率的といえます。

ハイブリッドワークを成功させるコツ

ここでは、ハイブリッドワークを成功させるコツをご紹介します。特に以下の3つは意識しましょう。

  1. ICTツールを活用する
  2. ルールを厳しくしすぎない
  3. セキュリティ対策を強化する

1. ICTツールを活用する

1つ目は、ICTツールを活用することです。たとえば、社内コミュニケーションツールをはじめ、勤怠管理システム、SFA(営業支援システム)など、ハイブリッドワーク下での業務をサポートするツールは数多くあります。

クラウド型の場合、社内で共有することも可能です。どこにいても利用できますし、進捗や状況を見える化できるため、ICTツールは導入すべきといえるでしょう。

2. ルールを厳しくしすぎない

2つ目は、ルールを厳しくしすぎないことです。ハイブリッドワークを導入する際は、社内ルールを決めるのが一般的です。

しかしルールを厳しくしすぎると、従業員が働きにくくなり、モチベーション低下によって生産性が下がるなど、逆効果になる場合があります。たとえば、出社日時や連絡方法などは、最低限のルールだけを定め、細かい部分は従業員に委ねると良いでしょう。

3. セキュリティ対策を強化する

3つ目は、セキュリティ対策を強化することです。企業によっては、従業員自身のPCやスマートフォンを業務に用いることもあるでしょう。テレワークだと「端末を持ち出す」ことになるため、情報漏洩のリスクが高まります。

なかには、カフェやコワーキングなど外部のWi-Fiを利用することも想定されます。端末を外部に持ち出した場合のセキュリティリスクを考え、それに応じて社内教育や対策ツールを導入しましょう。

ハイブリッドワークの事例

ハイブリッドワークのメリットや成功のコツをお伝えしましたが、それだけではイメージが掴めないと思います。そこで本章では、ハイブリッドワークの成功事例をご紹介します。2つの事例をピックアップしているので、ぜひ自社のハイブリッドワーク導入にお役立てください。

株式会社ぐるなび

株式会社ぐるなびは、飲食店の情報を集めたWebサイト「ぐるなび」を運営する会社です。同社では、新型コロナウイルスのパンデミックが始まってすぐの2020年4月より「働き方進化プロジェクト」を立ち上げ、オフィスの集約をはじめ働き方改革を推進しています。

  1. 第1→第2フェーズと、段階的にハイブリッドワークを促進
  2. 440席のフリースペース席を確保
  3. 部署や個人の判断でオフィスに出社できる

同社では、ハイブリッドワークを段階的に促進してきました。具体的には、原則リモートワークのみの「第1フェーズ」から、リモートとオフィスどちらも自由に選択できる「第2フェーズ」に移行するといった内容です。

440席のフリースペース席をすべて解放したり、部署や個人の判断でオフィス出社の日時を決められるなど、今では社内にハイブリッドワークが浸透しているようです。

PHONE APPLIのハイブリッド型ワークスタイル

当社PHONE APPLIのハイブリッドワーク事例です。当社では、オフィスを「従業員がもっともパフォーマンスを発揮できる場」と再定義し、会社における「オフィスの価値」を上げることに注力しています。具体的には以下のような取り組みを実施しています。

  • キャンプをイメージした、みんなが集いやすいオフィスに
  • オフィスは完全フリーアドレス。1on1ミーティング専用のブースも
  • 従業員同士のコミュニケーションを絶やさないために飲食代を会社側で負担

当社のオフィスは、従業員が集いやすいよう「キャンプ」をイメージしています。森の環境音やアロマの香り、アウトドア風のチェアやテーブルを設置するなど、従業員が働きやすい空間づくりを心がけています。席は完全フリーアドレス制で、出社日時など最低限のルールのみを設定しています。

オフィスには、遮音性が高い小箱のような「1on1専用ブース」を設置。コロナ禍でも、1on1を実施できるように大画面モニターをセットした一人専用ブースも設置しているので、まるで本当に会っているかのように会議ができます。

社内コミュニケーションについては、「Fun Fund」という制度を設けています。これは、従業員同士がコミュニケーションを取り合う飲食代などの費用を、会社負担にする制度です。上記のような取り組みが、従業員の生産性向上につながっています。

【製品紹介】誰がどこに居るか分かる「PHONE APPLI PLACE

フリーアドレスと合わせて導入したいのが位置情報共有ツールです。誰がどこにいるのかを簡単に把握できるので、探したい人をすばやく見つけてコミュニケーションを取ることができます。

PHONE APPLI PLACEは、無線Wi-FiやBeaconなどの技術を用いて、社員の位置情報を見える化するサービスです。

PHONE APPLI PLACE

【PHONE APPLI PLACEの機能】

  • 社員の位置情報をオフィスマップ上に表示。従業員の居場所とともに顔写真が表示されるので、話したい相手の居場所が即座に分かります。
  • 居場所だけでなく「顔+名前+プロフィール」、職務内容や資格、趣味まで分かるので、隣に座ってる人がどんな人か分かったり、初対面の人でもコミュニケーションが取りやすくなります。
  • 社員の所在が分かるので、今日は「テレワークor出社」なのかもすぐに分かります。

【まとめ】ハイブリッドワークについて

本記事では、ハイブリッドワークについて、以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを組み合わせた働き方のこと
  • スペースの有効活用、ワークライフバランスの安定、従業員の退職防止などのメリットがある
  • 一方で、従業員の行動を把握しにくい、勤怠管理が煩雑になりやすいなどのデメリットも
  • ハイブリッドワークは、PCとインターネットだけで業務を完了できる業態業種が向いている
  • ハイブリッドワーク成功のコツとして、「ICTツールの導入」や「ルールを厳しくしすぎない」などがあげられる

ハイブリッドワークをうまく活用できれば、従業員の生産性が上がり、結果として会社の利益向上にもつながるでしょう。ぜひ本記事の内容を、自社のハイブリッドワーク導入にお役立てください。

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