従業員エンゲージメントを上げる方法7つ|組織の業績アップを目指そう!
従業員エンゲージメントとは
従業員エンゲージメントとは、企業と従業員が互いに目標やビジョンを共有し、その目標のために信頼関係を持って貢献する意欲があるかを表す言葉です。エンゲージメント(engagement)とは、契約、約束、婚約、雇用などの意味を持ちます。
従業員エンゲージメントの関係性は双方向で、企業と従業員の双方からのやり取りによる信頼感のことを指します。
従業員満足度との違い
従業員エンゲージメントと似ている言葉で、従業員満足度(satisfaction)というものがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
従業員満足度は、従業員が感じる企業に対しての満足度です。具体的には給与や福利厚生などの企業側から与えられたものに対する満足度です。従業員エンゲージメントは従業員側からの貢献も含めた双方の信頼感を指すため、両者の意味合いは異なります。
従業員エンゲージメントを上げる方法7つ
日本企業の従業員エンゲージメントは、世界では最低レベルにあると言われています。逆に言うと、日本企業には改善点がたくさんあり、これから従業員エンゲージメントを上げることが可能ということです。
従業員エンゲージメントを上げるためには具体的にどのような施策があるでしょうか。
従業員エンゲージメントを上げる方法1:適材適所の人材配置を行う
従業員の能力や人間性に見合った配置転換は、従業員のやる気の向上や業績アップに直接的につながります。適材適所を実現するためには、配置する人材(従業員)のこと、配置する場所(業務内容)のことについて、十分に理解する必要があります。
従業員の現在持っているスキルだけでなく、価値観や志向なども組み込んだ客観的な人事評価制度を確立させる必要があります。その上で、スキルを最大限発揮できる場の提供を行います。
従業員エンゲージメントを上げる方法2:正当な人事評価を行う
従業員エンゲージメントを高めていくためには、従業員に「きちんと自分のことを認めてくれている」「自分を評価してくれている」という実感を持ってもらうことも必要です。
そのためには、企業の人事評価の仕組みを整えることが非常に重要です。どのような指標で人事評価を行うのかを従業員にきちんと伝え、双方が納得した上で評価のフィードバックを行う機会をこまめに設けることが大切です。
従業員エンゲージメントを上げる方法3:ワークライフバランスを推進する
ワークライフバランスとは、仕事と仕事以外の諸活動のバランスが取れた状態にあることを言います。つまり仕事と従業員のプライベートの生活がともに充実している状態を指します。
企業がワークライフバランスを推進することで、従業員のモチベーションを向上させるだけでなく、時間外労働の削減による業務効率の改善につながります。ワークライフバランスを前提とした働き方改革が求められています。
従業員エンゲージメントを上げる方法4:コミュニケーションを積極的にとりあう
企業内でのコミュニケ―ションは、企業のビジョンを共有して、目標を達成するために従業員同士が情報交換を行うことです。また業務を円滑にすすめるために、従業員同士が信頼関係を築く交流を行うことも含まれます。
この企業のために、このチームのために頑張りたいと思える人間関係を構築することが、従業員エンゲージメントを構築するうえで非常に重要になります。
従業員エンゲージメントを上げる方法5:部下へ権限を委譲する
従業員エンゲージメントを上げるために重要になるのが、直属の上司との関係です。上司は部下の仕事ぶりを日頃からよく観察し、理解していなくてはなりません。
信頼感をもって仕事を部下に任せることは、相手に自信と活力を与えます。責任のある仕事を任せられることは、上司に認められたという実感につながり、仕事へのモチベーションアップになります。
従業員エンゲージメントを上げる方法6:部下を育成する
良好な人間関係性を築き、部下のモチベーションが高まったとしても、それを発揮できる仕組みや環境が整っていなければ従業員エンゲージメントは上がりません。
上司は部下をよく理解し、適切なアドバイスを与えるとともに、成長を促す目標を設定することが重要です。容易に達成できる目標ではなく、難しそうだが頑張れば達成可能なレベルの目標を設定させることも、人材育成のポイントです。
従業員エンゲージメントを上げる方法7:インセンティブを用意する
インセンティブとは、企業が従業員を励まし刺激を与えるもののことを言い、金銭報酬や表彰、ポイント制度などあらゆるものがあります。企業が従業員の努力を認めて報酬を与えます。
せっかくインセンティブ制度を設定しても、それが一部の従業員に集中しては意味がありません。数字で成果があらわしにくい業務をしている従業員もモチベーションが上がるような制度作りが必要になります。
従業員エンゲージメント向上によるメリット5つ
ここまで見てきたような施策に取り組み、従業員エンゲージメントを上げることに成功すれば、労働人口が減少している環境でも企業と従業員の関係性は大きな武器になります。
従業員エンゲージメントを上げることができると、企業と従業員にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
従業員エンゲージメント向上によるメリット1:モチベーションが上がる
従業員エンゲージメントが上がるということは、企業に対しての愛着や信頼感が高まるということです。それぞれの従業員が企業の進むべき方向に信頼を寄せ、自分の仕事に誇りを持てるようになります。
自分の仕事に価値を見いだせるようになると、仕事へのモチベーションが高くなっていきます。与えられた業務をこなすだけではなく、自発的に仕事を見出したり、積極的に仕事に取り組めるようになります。
従業員エンゲージメント向上によるメリット2:離職率が下がる
給与やボーナスなどの金銭的価値は、どこの企業でも与えることが可能です。そのため金銭的価値しか感じられない場合、従業員はすぐにより良い条件の企業へと転職することにつながります。
しかし従業員エンゲージメントが高い場合は、仕事のやりがいや仕事仲間への信頼、愛社精神などの心理的価値が高まります。それは企業独自の魅力となり、企業への愛着を感じることにより、ここで働き続けたいという強い気持ちを生み出します。
従業員エンゲージメント向上によるメリット3:困難な課題をクリアできるようになる
企業のビジョンをよく理解し、信頼や愛着を持てるようになると、従業員が困難な課題に直面しても乗り越えようとする力が湧きます。人から命令されただけの仕事では、自分がやるべき意義が見い出せず、壁にぶつかるとすぐに諦めてしまいがちです。
しかし、自分の努力がチームや企業のためになるという意識を持っていると、チャレンジ精神を発揮して困難に立ち向かうことができます。企業全体のパフォーマンスの向上につながります。
従業員エンゲージメント向上によるメリット4:顧客満足度が上がる
従業員エンゲージメントが向上し、従業員の仕事に対する愛着や共感が生まれると、それが製品やサービスの向上に直結し、結果として顧客やファンの増加につながります。
例えばサービス業の場合、商品自体の魅力はもちろんですが、プラスアルファの従業員のサービスによって、顧客は大きな満足感を得ることができ、リピーターを獲得することができます。
従業員エンゲージメント向上によるメリット5:売上がアップする
従業員が企業のビジョンを理解し、企業のために仕事に取り組むことで、企業全体のパフォーマンスは大きく向上します。従業員エンゲージメントを上げることは、確実に企業の利益となり、売上の向上へとつながります。
さらに正当な評価が行われることによって、売上の向上が一時的なものでなく、持続的なものになることが期待できます。
従業員エンゲージメントを向上させて人材確保と業績アップを目指そう!
従業員エンゲージメントを高めるためには、さまざまな方法がありますが、他社のやり方を模倣してもうまくいくとは限りません。
従業員エンゲージメントの高い企業に共通しているのは、全従業員が企業のビジョンを共有して壁をつくらない活発なコミュニケーションがなされ、互いに尊敬し合える関係性が作られていることです。
自社の社風や地域性などにあった最適な方法を見つけ、従業員エンゲージメントの向上に努めましょう。
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