ダイバーシティ推進の4つの企業事例|ダイバーシティ導入のメリット
ダイバーシティとは
昨今よく聞くダイバーシティとはどのような意味なのでしょうか。今回は、企業におけるダイバーシティとは何かを項目別に説明していきます。
ダイバーシティとは何か、企業の中で使うときはどのようなことを意味しているのかなど、今は分からない人もこれを機会に正しく知りましょう。
ダイバーシティの意味
ダイバーシティの意味は、多様性の意味で使われることが多いです。また、企業の中でダイバーシティという言葉が使用されるときは、人材活用に関して挿していることが多く、人種、国境、性差別などない状態で人を活かすという意味になります。
英語で意味を見ると、バラエティーと同様の意味で使われているので、多彩、多様なことを意味します。
インクルージョンとの関係
インクルージョンとダイバーシティは異なるものなのでしょうか。インクルージョンという言葉は、すべてをまとめる、包括するという意味で用いられます。
インクルージョンもダイバーシティも企業の人事でよく活用される言葉で、インクルージョンは色々と参加できるという意味、ダイバーシティーでは様々な人材という意味で使われるので、いろんな物を排除しない、包括したという意味になるでしょう。
ダイバーシティ推進の4つの企業事例
国内にある様々な企業、あるいは海外企業の中からダイバーシティを体現している企業は増えています。
各々の企業で、ダイバーシティはどのように体言されているのでしょうか。具体的なダイバーシティの例を下記の企業から学んでいきましょう。
1:楽天グループ
楽天グループにおけるダイバーシティの意味、考え方というのは、企業戦略における柱です。そのため、企業として、国籍、ジェンダー関係なく活躍できる社員を尊敬して、グローバル企業として更に邁進できようにしています。
女性従業員のサポートで、キャリアが途切れないように企業としてダイバーシティに取り組んでる様子が見えます。また、パパやLGBTに対するサポートなどもあり企業で働きやすい環境を整えています。
2:積水化学グループ
企業で働く社員一人ひとりが持っている個性を大事にする用に努めている会社です。それがダイバーシティにつながっています。
ダイバーシティマネージメントとして外見にでがちな差である国籍、性別、年齢、などで物事をはからないようにしています。ダイバーシティを意識して、個人の志向、持ち味が、企業に活かせるようダイバーシティマネジメント研修なども実施しています。
3:Google
Googleという企業においてのダイバーシティは、人と人のすべてのちがいと定義しています。
ダイバーシティ単体を企業のなかで生かしているだけでなく、一歩先にいくダイバーシティ企業として、インクルージョンも余念なくとりいれています。
Googleという企業でダイバーシティがきちんと機能しており、ダイバーシティ担当者が批判を受けて担当を変えられたりしています。
4:カルビー株式会社
カルビーにおけるダイバーシティの取り組みは、google企業と一緒で、インクルージョンとともにあります。
カルビーという企業では、企業の成長にかかせないものとしてダイバーシティを考えています。そのため、女性が企業の半数をしめる環境で管理職についている女性も多くいるのが特徴的です。
また、障害者雇用、外国人の活躍、LGBTなどにも対応して、企業の風土として多様性が個性を枯らさないように育てあげています。
ダイバーシティの3つの種類
ここでは、ダイバーシティについて更に細かくみていきます。ダイバーシティの種類についての紹介です。
今回は、「デモグラフィー型ダイバーシティ」「タスク型ダイバーシティ」「オピニオンダイバーシティ」の3点について解説していきます。
1:デモグラフィー型ダイバーシティ
デモグラフィー型ダイバーシティを知る前に、デモグラフィーという言葉の意味について説明します。
これは、人口統計的な属性のことさしています。簡単に言うと、国籍やその人の性別、年齢、仕事や学歴など軽社会的な特質データーもふくまれています。それらの属性からみた多様性のことをデモグラフィー型ダイバーシティといいます。
2:タスク型ダイバーシティ
それではデモグラフィー型ダイバーシティをいかに活用するかということになった時に、比較の対象となっているのが、タスク型ダイバーシティです。タスク型は、今までその人が体験してきたことに基づいていたり、持っている価値観がベースになっています。
つまりタスク型というは昔からよくあるタイプのダイバーシティであり、それをもっと寛容な状態にしたのがデモグラフィー型ダイバーシティと考えると良いでしょう。
3:オピニオンダイバーシティ
それではでデモグラフィーとタスクでもないオピニオンダイバーシティとはどんなダイバーシティなのでしょうか。オピニオンは意見という意味なので、オピニオンダイバーシティは意見の多様性ということになります。
集団でいると、知り合いのように仲間内か、そうでないかによって贔屓が発生してしまうことがあります。心理的に仲間と考えている人の意見を採用してしまいがちなところに、そうでない色んな意見を取り入れるようにすることが、オピニオンダイバーシティです。
タイバーシティを導入するメリット4つ
多くの企業の間でも採用されているダイバーシティについて、導入するメリットを4つ具体的に説明していきます。いろんな言葉が企業では使われており、中でもカタカナに関しては海外からのため言葉だけではわからないことも多くあります。
企業におけるダイバーシティを理解するためにも、言葉を比較したり、メリットをみることでより理解を深めることができるでしょう。
1:イノベーションの創出
まず、最初にイノベーションという言葉の意味を知ることで、ダイバーシティのメリットを見ていきます。
イノベーションとは、知識想像のプロセスと考えられています。同じタイプの人間ばかりが固まっていても、バックグラウンドが似ていれば新しい改革・革新が生まれる可能性は低いでしょう。
異なる人種、性別など考え方のベースが違う人によってよりイノベーションは活性化すると考えるならば、ダイバーシティを導入することはメリットだと言えるでしょう。
2:優秀な人材の確保と定着が容易
ダイバーシティを企業が導入するメリットのひとつに、優秀な人材を確保できるということがあります。女性の採用に積極的でない企業が、女性の中から男性以上に優秀なスタッフを発見できたら、それは会社にとってかなりのメリットです。
ダイバーシティによって色んな人と出会う機会が増えるということは、それだけ優秀な人物と出会える確率が高まることになります。
3:企業の外的評価の向上
社会がダイバーシティを求めている時代です。企業を外から見ただけでジャッジするのは難しいものです。逆にダイバーシティをとりいれることによって、半ば途中であっても人種、国籍、性別など問わずに色んな人を採用している企業であることは、体外的に好印象を与えます。
よりよい職場環境を生み出していたり、グローバルな企業へと発展しているとして、社会的なイメージはアップするでしょう。
4:ビジネスに必要不可欠な人材を確保
ダイバーシティを導入することのメリットの一つに、人材を確保できるということがあります。
国が違う、人種が違う、性別が違う、など様々な理由で採用から外していると、必要な人材も採用できなくなってしまいます。多く選択肢の中から、選んだほうがよりよい人材もあつまりやすいでしょう。
そのような点からも、ダイバーシティが企業に与えるメリットは大きいといえます。
ダイバーシティは企業の発展を最大限に活用する取り組み
ダイバーシティを導入することによって特に人事面では、幅広い人材と出会うことが可能になります。それはきっと企業にとっても今までとは違う視野や物事への価値観をひろげることとなり、メリットは大きくなると言えます。
企業が大きく飛躍するためにも、必要なダイバーシティという考えをよく理解し、上手に活用してみましょう。
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