心理的安全性

アンガーマネジメントとは?怒りをコントロールするポイント3つ

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、英語の「anger」つまり怒りを適切にコントロールすることを意味する言葉です。日本ではまだあまり馴染みがなかったりしますが、アメリカなどでアンガーマネジメントが行われています。

アンガーマネジメントを誤解する人もいるのですが、怒りを抑える訓練だけではありません。自分自身の怒りの感情と上手く付き合っていく方法、それがアンガーマネジメントということになります。

怒りとは

怒りとは、基本的に他者の行動によって引き起こされる非情に強い感情です。怒りはおこるとも言いますが、他者の行動によって怒りを感じることで相手に対して非常に攻撃的な態度にでたり、行動を起こさないまでも心の中で大きな不満を爆発させることに繋がります。

しかし、こうした怒りによって人間関係にヒビを入れてしまうことが多いのも事実です。怒りの感情に引きずられて自制心を失ってしまうことは、社会において危険です。

怒りの原因

怒りには原因がありますので、怒りというのは「二次感情」であると言われています。

待ち合わせをしていたのに相手がこなくて不安を感じたとき、心配になったとき、何食わぬ顔で遅刻してきた相手に対して怒ったことはないでしょうか。

この怒りの感情の原因は、元々は相手が来ないことに対する不安であり、相手を心配する感情でした。怒りには原因がある、そう考えることもアンガーマネジメントです。

アンガーマネジメントの方法

同じようなでき事があったとしても、人はいつも同じように怒るとは限りません。相手の態度によっては怒らないことがあったり、自分の感情が怒りまでいかないこともよくあります。

これは、相手への信頼や自分自身が追い詰められておらず怒りに感情が変化していっていないのでしょう。

アンガーマネジメントは、このように怒りの原因となる事柄に対してそれを怒りに変換しないようにする、怒りの感情と上手く付き合っていく方法です。

方法1:6秒の我慢

何かの感情が怒りに変化する時、その衝動が最も強いのが最初の6秒間だと言われており、6秒を我慢するのは最初の激高した瞬間を我慢するということです。

最初の6秒間を我慢することで、自制の効かない最初の怒りを爆発させることなく、一瞬ではありますが冷静になることで理性が働くことが期待できます。怒りのまま行動することは自分にとっても相手にとっても危険なこと、最初の6秒我慢してアンガーマネジメントしましょう。

方法2:「こうあるべき」を手放す

「こうあるべき」というのは価値観のようなもののことで、あなたが怒りの感情を持ってしまう原因となっています。怒りは基本的に他者の行動によって起こるものだと解説してきましたが、他者の行動に怒りを感じるのはあなたが「こうあるべき」と感じていることを相手がしていないからです。

相手がしていないと感じると怒りになるので、妥協できる範囲でそのような考え方をやめ、寛容になることもアンガーマネジメントです。

方法3:しょうがないと割り切る

アンガーマネジメントの方法、3つ目は怒りの感情を怒ってもしょうがないと割り切ってしまうことです。自分がどう感じていても相手を変えることは簡単ではありませんし、世の中に怒りを感じていても世の中全体をいきなり変えることなどできません。

できないことをいつまでも怒っていては体に悪いので、時にはしょうがないことだと怒りを割り切ってしまうことも重要なアンガーコンロールです。

怒りをコントロールすることについて

アンガーマネジメントによって怒りの感情をコントロールしていくのですが、怒りの感情というのはけっして悪いものだけということではありません。ここからは、アンガーマネジメントによって怒りをどうコントロールするのか、それについて解説していきます。

怒りを抑えることが全てではない

アンガーマネジメントが重要なのは、怒りという感情が人間関係など色々なものを自制心の効かない状態で破壊してしまうことがあるからです。

そのため怒りの感情をコントロールし、上手く付き合うのがアンガーマネジメントなのですが、だからといって全てを抑えつけた方がよいという訳ではありません。

怒りというのは、大きな原動力ともなる勘定です。時には怒りの感情が、人が生きていく上での目的や目標になることがあります。

アンガーマネジメント診断について

アンガーマネジメント診断では、あなたの怒りのタイプを知ることができます。

怒りのタイプは公明正大・博学多才・威風堂々・外柔内剛・用心堅固・天真爛漫の6つあり、正義感や信念が強いタイプから自分と他者をよく比較するタイプ、好きなように行動してしまうタイプがあります。

自分の怒りタイプを知り怒りの特徴を知っておこう

自分の怒りタイプがどれかを知ることで、自分の怒りのポイントがどこにあるのかを簡単に見つけ、対処することができるようなります。

公明正大タイプなら不寛容な部分があるのでより他者に対して寛容になるようにしたり、天真爛漫タイプの場合は周囲の意見をよく聞くようにした方がよいなどアンガーマネジメントでも対処の方法が変わってきます。

アンカーマネジメントするなら、怒りタイプの診断を行っておくとよいでしょう。

怒りをコントロールしてストレスフルの毎日を乗り切ろう

怒りを抑えるというと我慢させられるということにストレスを感じる方もいらっしゃいますが、アンガーマネジメントは怒りを抑えたり別方向に向けたり、原因を知って感情をなだめたりすることでストレスを貯めず、怒りをコントロールことを言います。

怒りはとても強いエネルギーなので、上手く怒りと付き合って活用し、ストレスをためず生活する術を身に着けていきましょう。

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