2022年1月13日 13:38

導入前に知っておきたい!フリーアドレスとABWの違いとそれぞれの特徴について解説

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導入前に知っておきたい!フリーアドレスとABWの違いとそれぞれの特徴について解説

「ABWとフリーアドレスとの違いを知りたい」
「フリーアドレスとABWの働き方や特徴の違いについて詳しく知りたい」
「フリーアドレスやABWを導入すると、具体的にどんな効果あるのか知りたい」

新型コロナウイルスの影響を受けて、密を避けるなどの理由からフリーアドレスを導入する企業が増えてきました。そのような中、ABW(Activity Based Working)という新しい働き方も登場し、現在注目を集めつつあります。

フリーアドレスとは、オフィスの中で固定席を持たず、ノートパソコンなどを活用し、自由に席を選んで仕事をするスタイルのことです。

そしてABW(Activity Based Working)とは、仕事や目的に合わせ、社員が働く場所を選んで仕事をするワークスタイルのことをいいます。オフィスに出社し、決められた席で仕事をする従来のオフィスのあり方と異なり、自由度の高い働き方が魅力です。

日本でも、働き方改革を推進する企業を中心に注目されているABW。しかし、フリーアドレスとの違いがあまりよくわからないという声もあります。本記事ではABWとフリーアドレスの違いやメリットについて詳しく解説します。

貴社の働きやすい職場づくりや働き方改革促進にぜひお役立てください。

【本題】フリーアドレスとABWの違い(特徴)とは?

フリーアドレスを導入している企業も増え、認知が広がっています。一方、ABWについては聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。どちらも自由なワークスタイルのことですが、それぞれに特徴があります。企業によってはフリーアドレスよりABWの方が最適なケースもあるため、その違いを詳しく知っておきましょう。



フリーアドレス ABW 共通点
・固定席(自席)がない
・働く場所はオフィス内
・自分に最適な場所で働ける
・フリーアドレスより自由度が高い
・最適な場所で働ける
・テレワークと相性が良い
・オフィスコストを削減できる

フリーアドレス

フリーアドレスは固定席(自席)がありません。ノートパソコンなどを活用し、オフィス内の好きな場所に座り、他の社員とデスクを共有するスタイルです。

オフィス内であれば好きな所で仕事ができますが、カフェや自宅などを仕事場にすることはできません。

ABW

ABWは自分にとって最適な場所で働くことができます。働く場所はどこでもよく、ときには外に出てアイデアをまとめたり、図書館で資料を探したりするなど自由です。仕事や気分にあわせて自由に環境を変えることができます。

ABWはフリーアドレスより自由度が高い働き方です。フリーアドレスはあくまで「オフィス内の席」を自由に選ぶことを意味しますが、ABWは「自分が仕事をしやすい場所」を自由に選ぶことができるのです。

共通しているところ

オフィス限定かそうでないかの違いはありますが、どちらも「最適な場所で働ける」ことが共通点です。社員を固定の場所や席に縛らず、個人の働きやすさを尊重しています。

どちらもテレワークとの相性が良いです。フリーアドレスは「固定席からの開放」、ABWは「働く場所の自由化」が特徴のため、時間や場所にとらわれないテレワークとの併用に適しています。

それに加えて、オフィスコストの削減が可能です。社員が働く場所に制限がなくなり無駄なワークスペースを省くことができるからです。たとえば不要な固定席や使わない会議室を減らすだけでも、オフィス面積の有効活用につながります。

フリーアドレス、ABWのメリットデメリット

では、フリーアドレスとABWにはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。企業や社員に対し、どれくらいの効果を得られるのか、また、どのような課題があるのか詳しく解説します。フリーアドレスやABWを導入する前に、しっかりチェックしておきましょう。



【フリーアドレス・ABWのメリット・デメリット】
メリット デメリット
・コミュニケーションの活性化
・コストの削減
・生産性の向上
・定着までに時間がかかる
・社員の居場所がわからない
・セキュリティ対策が必要

メリット

1. コミュニケーションの活性化

1つめのメリットは「社員同士によるコミュニケーションの活性化」です。いつも同じ席、同じメンバーと働いていると、自由な発想や新しいアイデアはなかなか生まれにくいものです。

フリーアドレスやABWでは働く場所を自由に選べるので、部署や部門の垣根を越えたやり取りができます。今まで接点のなかった社員同士による新しいコミュニケーションが生まれ、風通しの良い職場づくりや企業の活性化につながるでしょう。

2. コストの削減

2つめのメリットは「オフィスのコスト削減」です。フリーアドレスやABW導入後は、オフィスのペーパーレス化も必要となりますので、同時に進めていきましょう。そうすることで、コピー機、紙、インクなど、印刷コストを削減できます。

また、社員の働く場所が分散されるため、デスク・椅子・ロッカーなどの備品や不要なスペースを削減、縮小することが可能です。休憩や交流スペースとして再活用すれば、社員の満足度やモチベーションのアップにもつながるでしょう。

3. 生産性の向上

3つめのメリットは「社員の生産性向上」です。フリーアドレスやABWは、やるべき業務やその日の気分に合わせて「働く場所」を選ぶことができます。

社員は最適な環境で仕事に取り組めるため、ストレスが軽減し、おのずと仕事へのモチベーションが高まりやすくなります。これにより、仕事へのパフォーマンスや生産性の向上が期待できるでしょう。

デメリット

1. 定着までに時間がかかる

社員が固定席での仕事に慣れていると、フリーアドレスやABWの定着までに時間がかかる傾向があります。せっかく導入しても、普段通りに働いてしまっては意味がありません。

大切なのは「何のためにフリーアドレスやABWを導入するのか」ということを、全社で共有して実現することです。会社側は導入の目的やその効果を明確に設定し、社員と共有しましょう。社員がこの施策の重要性や効果について、理解を深めることが重要です。

2. 社員の居場所がわからない

フリーアドレスやABWのデメリットとして「社員の居場所がわからない」という点が挙げられます。社員の働く場所が広がるため、誰がどこで働いているかなどの把握が難しくなるのです。

これによって、「勤怠管理がしにくい」「誰かと会うのに時間がかかる」、といった課題が生まれます。それを改善するためにも、勤怠管理ソフトやオフィス内の位置情報共有サービスなどを導入し、問題を未然に防ぐための仕組みづくりが必要です。

3. セキュリティ対策が必要

フリーアドレスやABWを導入すると、PCやスマホを持って移動することが多くなるため、情報漏洩のリスクが高くなります。「パソコンを紛失した」「他人に画面を盗み見られた」といったトラブルの発生も想定されます。セキュリティソフトを導入したり、社員にセキュリティ対策の教育をしたりするなど、情報漏洩の防止対策を行うことが大切です。

フリーアドレスやABWのオフィスレイアウトの考え方について

フリーアドレスやABWを推進する上で、オフィスのレイアウトは非常に重要です。ここで、フリーアドレスやABWの効果を高める、代表的なオフィスレイアウトご紹介します。



レイアウト 特徴
島型 部署やチームごとに、デスクを向かい合わせに配置。複数人での作業がしやすく、コミュニケーションがとりやすいため、企画や営業のような職種に向いている
同行型 デスクを同じ方向に向けて配置。視線が交差しにくいためプライバシーを確保できます。経理や事務など個人で仕事を行うことが多い職種に向いている
ブース型レイアウト デスクの周囲をパーテーションやパネルで囲う個室のような配置。デザイナーやエンジニアなど高い集中力が必要な職種に向いている

この他にも、ソファやカウンター、スタンディングデスクなどオフィス内に様々なタイプの席を置く「プレイフルオフィス」。壁のないオープンな空間に観葉植物やテント、ハンモックなどを置く「キャンピングオフィス」など、ユニークなレイアウトモデルがあります。

仕事は一人で集中したい時もあれば、他の人と意見を交わして新しいアイデアを得たい時もあると思います。フリーアドレスやABWを導入する際は事業部や仕事に合った、最適なレイアウトを行いましょう。

ABWの働き方を実践するためのオフィス事例

次に、ABWの働き方を実践するためのオフィス事例をご紹介します。

事例1. 高円宮記念JFA夢フィールド

高円宮記念JFA夢フィールドは日本サッカー協会 (JFA) 運営のサッカー施設で、サッカー日本代表のトレーニングの拠点にもなっています。同社はフリーアドレス導入後、ABWを意識した快適なオフィスの空間づくりに成功しています。

オフィスには大型のロングデスクと、座る人の体重に合わせてリクライニングの強度を自動調整する椅子を設置。昇降デスクやソファ席、ヘッドシェード付きのチェアなども導入されました。社員が業務内容や気分に応じて働く場所を選ぶ事ができ、心身共にストレスなく仕事に取り組めるよう随所に工夫がなされています。

事例2. 西部ガスリビング株式会社

西部ガスリビング株式会社は「全社員の声を反映したワークスタイルの変革」の実現に向け、オフィス移転プロジェクトを実施しました。オフィス内は社員で共有するカタログやゴミ箱などを一カ所にまとめ、スペースが効果的に使われています。

また、打ち合わせや商談スペースが多数設置されており、社員同士が自由にコミュニケーションを取れる空間となっています。個人が集中して業務に取り組むための個別ブースも併設されているため、社員は希望に合った席を選ぶことができます。

【成功事例】フリーアドレスの成功事例

次に、フリーアドレスの成功事例を見ていきましょう。ここでは弊社が提供するWeb電話帳サービス「PHONE APPLI PEOPLE(旧:連絡とれるくん)」のオプションサービスである「PHONE APPLI PLACE(旧:居場所わかるくん)」の導入によってフリーアドレス化に成功した企業をご紹介します。

JX金属株式会社

JX金属株式会社

JX金属株式会は、ABWとフリーアドレスをより促進すべく「PHONE APPLI PEOPLE(旧:連絡とれるくん)」と「PHONE APLLI PLACE(旧:居場所わかるくん)」のサービスを導入しました。

【ポイント】

  1. ガラス張りの会議室や自由に使えるラウンジなど、交流を活発化させるオフィスレイアウト
  2. 位置情報を共有できるため誰がどこにいるのかがすぐわかる
  3. 社内の混雑状況も把握できるため、コロナ禍における三密回避を実現

PHONE APLLI PLACEによって「誰がどこにいるのかわからない」が解消され、コミュニケーションコスト削減につながった事例です。また位置情報の共有は、コロナ禍においても重要な役割を担ってくれるでしょう。

株式会社梓設計

株式会社梓設計

株式会社梓設計は、約450名の社員がフリーアドレス制度のもとで働いています。しかし「誰がオフィスに来ているのかがわからない」といった課題が浮き彫りなったそうです。課題解決のため、「PHONE APPLI PLACE(旧:居場所わかるくん)」を導入しました。

【ポイント】

  1. Wi-Fi電波で位置情報を特定するため、自社の既存Wi-Fiで対応可能
  2. 誰がどこにいるのか明確なので、安心して在宅勤務ができる
  3. すぐに位置情報がわかるため、社内で迷わずに相手と会える

「PHONE APPLI PLACE(旧:居場所わかるくん)」には、オフィスレイアウト上に社員の現在位置が表示される機能が備わっています。同機能によってコミュニケーションロスが減り、テレワークでもオフィス出勤と遜色ない仕事ができるようになった事例といえます。

フリーアドレスやABW導入時に役立つ「PHONE APPLI PLACE」とは?

PHONE APPLI PLACE(旧:居場所わかるくん)

フリーアドレスやABW導入時に役に立つのが、位置情報共有ツールです。誰がどこにいるのかを簡単に把握できるので、探したい人をすばやく見つけてコミュニケーションを取ることができます。

PHONE APPLI PLAC((旧:居場所わかるくん)は、無線Wi-FiやBeaconなどの技術を用いて、社員の位置情報を見える化するサービスです。

【PHONE APPLI PLACE(旧:居場所わかるくん)の機能】

  • オフィスにいる社員の位置情報をオフィスマップ上に表示し、居場所を見える化する。社員が互いの居場所を簡単に把握できる
  • オフィスの混雑状況が確認できる。三密回避など、感染症対策としても効果を発揮
  • スマートフォンで位置情報を把握。社員の所在がすぐにわかるため、在宅や社外でもスムーズなコミュニケーションができる

サービスの詳細については、こちらからご確認ください。

【まとめ】フリーアドレスとABWの違いについて

本記事では、ABWとフリーアドレスの違いやメリットについて以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • ABWは働く場所を、フリーアドレスはオフィスの席を自由に選択できる
  • ABWとフリーアドレスを導入することで「生産性向上」「コスト削減」「コミュニケーションの活性化」が期待できる
  • ABWとフリーアドレスに適したオフィスレイアウトが必要
  • ABWとフリーアドレスの推進には位置情報共有ツールが有効

ABWはフリーアドレスの一歩先を行く新しい働き方です。ABWはコロナ禍によるテレワーク推進や、働き方改革によりマッチしたワークスタイルといえるでしょう。

ABWもフリーアドレスも、事前に自社の導入目的を明確にし、オフィス環境を整備しておくことが重要です。両者のメリットデメリットをふまえ、どちらが自社において最適かしっかり見極めましょう。

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この記事の筆者

PHONE APPLI

株式会社PHONE APPLI

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