2021年12月 2日 10:59

社員のモチベーションを管理する方法とは?注意点と役立つツール紹介

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社員のモチベーションを管理する方法とは?注意点と役立つツール紹介

「最近、社員のモチベーションが下がっているので改善したい」
「社員のモチベーションを管理する方法を知りたい」
「テレワークでも社員のモチベーションを保てる方法を知りたい」

社員のモチベーション管理は、管理職(マネージャー)にとって重要な課題といえます。社員によってモチベーション低下の理由も異なるため、マネジメントの難しさに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、社員のモチベーション管理について、次のポイントを中心にお伝えします。

ぜひ本記事の内容を、社員のモチベーション管理にお役立てください。

社員のモチベーションを管理する3つの目的

まずは、社員のモチベーションを管理する目的についてみていきましょう。モチベーション管理には、次の3つの目的があります。

  1. 社員のパフォーマンスを上げる
  2. 社員のエンゲージメントを高める
  3. 社員の離職を防ぐ

1. 社員のパフォーマンスを上げる

1つ目の目的は、社員のパフォーマンスを上げることです。モチベーション管理は、会社全体の生産性に関わってきます。なぜなら社員のモチベーションが高いと、仕事の質やスピードも上がるるからです。社員のモチベーションを管理することで、一人ひとりが元気に働くことができ、パフォーマンスが向上します。

2. 社員のエンゲージメントを高める

2つ目の目的は、社員のエンゲージメントを高めることです。エンゲージメントとは「この会社にもっと貢献したい」「あの上司のために頑張りたい」と思う帰属意識のことです。会社に対する帰属意識が高まれば、会社のために働く社員が増えて、結果的に企業全体の生産性向上につながるのです。

3. 社員の離職を防ぐ

3つ目の目的は、社員の離職を防ぐことです。「仕事が自分に合わなくて辛い」「職場の人間関係がうまくいかない」などの理由で退職する社員がいる中で、こうした悩みに上司自身が気づいていないケースもあります。モチベーション管理を行うことで、部下のやる気具合や悩みを事前に察知できるようになり、退職を考える前に対策を打てるようになります。

社員のモチベーションを管理する方法3つ

それでは本題である、社員のモチベーションを管理する方法をご紹介します。特に押さえておきたいのは次の3つです。

  1. 社員のモチベーションを可視化する
  2. 社員の健康状態を定期的に把握する
  3. 定期的な面談や1on1ミーティングを実施する

1. 社員のモチベーションを可視化する

1つ目の方法は、モチベーションの可視化です。モチベーションとひと口にいっても、評価や人間関係、仕事の成績、やりがいなど、さまざまな指標があります。これらの資料をアンケートなどで可視化しましょう。たとえば、アンケート内に人間関係や評価の項目を作り、その数値が下がっていないかをチェックします。

2. 社員の健康状態を定期的に把握する

2つ目の方法は、社員の健康状態の把握することです。人は身体が資本であるため、体調不良がモチベーション低下につながっていることもあります。これは身体の調子だけでなく、精神的な面も含めてです。

社員の体調を把握するためにも、アンケートで「体調」の項目を作る、またはストレスチェック等を実施しましょう。これらを定期的にチェックすることで、体調の良くない社員に対して休息をうながすなど、素早い対応が可能になります。

3. 定期的な面談や1on1ミーティングを実施する

3つ目の方法は、面談や1on1ミーティングの実施です。先ほどお伝えしたように、部下の悩みに上司が気づけず、そのまま放置してしまった結果、部下がいきなり辞めるといったケースも少なくありません。

こうした事態を防ぐためにも、面談が有効です。なかでも「1on1ミーティング」がオススメ。1on1では、仕事の悩みから目標立て、趣味の話などジャンルを問わず話すことで、上司と部下の信頼関係を構築できます。

部下が「何でも話せる状態」になれば、上司は部下の些細な悩みもキャッチできるようになります。定期的に1on1を行うことで、モチベーションの維持、向上につながるでしょう。

社員のモチベーションを管理するコツ5つ

続いて、社員のモチベーションが下がってしまう原因と、社員のモチベーションを管理する「コツ」をご紹介します。

社員のモチベーションが下がってしまう原因とは?

モチベーションが上がらないという部下に対して、「やる気を言い訳にするな!」という感情論をぶつけても、正直なかなかうまくいきません。かえって信頼関係が失われてしまう可能性もあります。

そのため、まずは「なぜ社員のモチベーションが下がってしまうのか?」を理解しておく必要があります。たとえば次のような理由があげられます。

  • 評価や報酬に不満がある
  • 仕事の目的・目標が不透明である
  • 会社の福利厚生に不満がある
  • チームに活気がない
  • 体調がすぐれない
  • プライベートで問題があった

「自分はこれだけ成果を出しているのに評価されない」と思っていたり、そもそも福利厚生が不十分だったりと、モチベーションが上がらない理由は人によって異なります。まずは「理由」を明確にして、それから実践に移りましょう。

コツ1:社員が成果を出したときはすぐに褒める

誰しも褒められると良い気持ちになりますが、褒める際は「タイミング」が重要です。理想のタイミングは、部下が成果を出した「直後」です。

数日経ってから「あのときは良かったよ」といっても、相手は何のことかわかりません。なかには「いまさらどうしたんだ」と思う社員もいます。その場ですぐに褒めてあげることで、相手に思いがより伝わりやすく、社員の記憶にも残りやすくなるでしょう。

コツ2:社員に合った目標を与える

部下全員に対して同じノルマを与えるのでなく、一人ひとりに合った目標を設定することが大切です。目標設定を行う際は、ノルマなどの「数値目標」と、自分の能力を高めるための「マスタリー目標(一定の技能や知識を身につけること)」の両方をセットで考えましょう。

【マスタリー目標の例】

  • マーケティングに精通したい
  • 交渉力を高めたい

マスタリー目標があることで、自分の能力を高めるために具体的に何をするべきか?を考えられるようになります。ただ単に数字を追いかけるだけでなく、自分の成長につながっていることも実感できます。

コツ3:社員の承認欲求を満たす

モチベーション管理においては、「承認欲求」も重要なポイントです。承認欲求を満たす方法として、以下の方法があります。

  • 目を合わせて挨拶をする
  • 仕事に対する姿勢を褒める
  • 人前で褒めてあげる

また「伝え方」も大切です。次のように伝えることで、部下の承認欲求が満たされやすくなります。

  1. You メッセージ(部下自身について話す)
  2. I メッセージ(部下を見て自分がどう感じたかを話す)
  3. We メッセージ(部下によって周囲がどう感じたかを話す)

※例

Youメッセージでは、「あなたは努力家ですね」と本人を直接褒めます。Iメッセージになると、「あなたの努力のおかげで私の負担が減っています」と、相手だけでなく自分がどう感じているかを伝えるのが特徴です。

最後のWeメッセージでは、「あなたの努力する姿勢は社内みんなの鏡です」と、本人によって周りがどう感じているかを伝えます。

部下の承認欲求を満たす伝え方の詳細については以下の記事をご参照ください。

コツ4:会社の福利厚生を見直す

目標設定や承認欲求も大切ですが、それ以前に「待遇」が良くないと、社員のモチベーションは下がってしまいます。一度、福利厚生も見直してみましょう。

【福利厚生の例】

  • 就業時間の短縮
  • 育児支援を手厚くする
  • 休暇取得に手当金を出す
  • 社員食堂を充実させる

コストはかかりますが、福利厚生は施策が目に見えるため、社員の反応もわかりやすいです。

コツ5:定期的に人員配置や評価制度を見直す

人員配置や評価制度を見直してみることも重要です。なかには「仕事が自分に合っていない気がする」という理由で、モチベーションが下がっている社員もいます。そういった場合は、他の部署や業務への異動も検討してみましょう。

また評価制度が原因でモチベーションが下がっている場合は、成果に応じて報酬を支払う「インセンティブ制度」などを検討してみても良いでしょう。

【コラム】社員が社内で自然体でいられる「心理的安全性」とは?

モチベーションに関わる要因に、「心理的安全性」というものがあります。心理的安全性とは、社員が自分の考えや気持ちを安心して発言できる状態のことです。以下のような方法によって、心理的安全性を高めることができます。

  1. 多様性を受け入れる姿勢を持つ(オープンマインド)
  2. 失敗してもチームメンバーを責めない
  3. 信頼関係を築く
  4. 安心感と責任感が両立した組織をつくる
  5. 賞賛を目に見える形で送り合う

上記のような方法によって、社員全員が「何でも話せる状態」になります。自然体でいられることで居心地が良くなり、会社に対する帰属意識が高まります。結果的にモチベーション向上につながるのです。

具体的な内容については、こちらの記事をご参考ください。

事例紹介~フォルシア株式会社|全員で全員の賞与を決定「3C評価制度」を導入

モチベーション管理の事例として、東京都新宿区にオフィスを構えるテックカンパニー「フォルシア株式会社」をご紹介します。

同社では、社員全員でお互いの賞与を決定する「3C評価制度」を導入しています。会社に貢献した社員に対して、その利益の一部を分配したいという想いから、この制度が始まりました。3Cとは、Contribution(会社への収益の貢献度)、Commitment(業務に対する責任感・献身度)、Consistency(会社への安定的関与)の3つです。

これらの「3C」にもとづいて、対象者全員に「あなたに総額〇〇万円のボーナスを自分以外の対象者に分ける権限があったとしたら、それぞれにいくらずつ分配しますか」というシートを記入。その結果をまとめて特別賞与額を決め、対象となった社員に支払う仕組みです。

結果、これまで個人主義で働いていたエンジニアが社内コミュニケーションを重視したり、管理職がマネジメント手法を見直したりと、一人ひとりの行動に変化が生まれたといいます。

社員のモチベーション向上に役立つ「PHONE APPLI THANKS」とは?

当社(株式会社PHONE APPLI)では、「PHONE APPLI THANKS」というサービスを提供しています。社員同士が感謝の気持ちを"おくりあう"ツールで、社員のモチベーション向上に役立ちます。

PHONE APPLI THANKS

【PHONE APPLI THANKSの特長】

  • 日々で感じた感謝や賞賛をメッセージにして送り合える
  • やりとりがオープンに表示されるため社員の活躍を把握しやすい
  • メッセージカードに「いいね」を押すことができる

同ツールによって社員それぞれの様子が見えるようになり、認め合う組織風土を育むことができます。社員の働くことに対する幸福度が高まり、組織の健康経営にも良い影響を与えるでしょう。

【まとめ】社員のモチベーションを管理するためには

本記事では、社員のモチベーション管理について以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • モチベーション管理には、社員のパフォーマンス向上、離職防止などのメリットがある
  • モチベーション管理の方法として、アンケートやストレスチェックの実施、1on1ミーティングなどが効果的
  • モチベーションが下がる理由は、評価や報酬、福利厚生、人間関係など社員によってさまざま
  • 会社の福利厚生や人事評価を見直してみるのも有効な方法

モチベーション管理の方法やコツはたくさんあります。ただし、まず大切なのは、社員のモチベーションが低下している理由を把握することです。アンケートやストレスチェックなどからモチベーション低下の理由を突き止め、自社に最適な対策を行いましょう。

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この記事の筆者

PHONE APPLI

株式会社PHONE APPLI

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