2021年9月21日 10:00

健康経営とウェルビーイングの違いとは?導入のメリットと成功事例を紹介

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健康経営とウェルビーイングの違いとは?導入のメリットと成功事例を紹介

「自社でも健康経営やウェルビーイングを取り入れたいと考えている」
「そもそも健康経営とウェルビーイングって何が違うの?」
「健康経営やウェルビーイングを成功させた事例を知りたい」

働き方改革の推進などにより「健康経営」や「ウェルビーイング」が注目を集めている昨今。言葉自体は聞いたことはあるけど、具体的な意味まではわからないという方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、健康経営とウェルビーイングについて以下のポイントを中心にお伝えします。

ぜひ本記事の内容を、自社の健康経営やウェルビーイング経営の導入にお役立てください。

健康経営とウェルビーイングの違いとは?

健康経営と混同しやすい言葉に「ウェルビーイング」があります。健康経営とは社員の身体・精神的健康を重視した経営戦略のひとつ。一方のウェルビーイングも同じように、社員が健康で幸福な状態を指す考え方です。

しかし、健康経営とウェルビーイングは少しニュアンスが異なります。具体的には以下の3点です。

  • 健康経営は具体的な施策ベース
  • ウェルビーイングは「概念」である
  • ウェルビーイングには「社会的な健康」がある

健康経営とは、健康診断を実施したり、アプリを使って運動を促進したりと、具体的な施策ベースで戦略を考えます。一方のウェルビーイングは、社員の健康が良好な状態であることを指す「概念」です。

したがって健康経営が求められる際、同時にウェルビーイングの考え方を取り入れるということになります。

またウェルビーイングには、身体や精神のほかに「社会的な健康」が加わります。たとえば、社会的な幸福である「ソーシャルウェルビーイング」や「コミュニティウェルビーイング」などの要素です。ウェルビーイングの構成要素については後ほど詳しくご紹介します。

ウェルビーイングに必要な5つの要素とは?

前章でお伝えしたように、ウェルビーイングにはいくつかの「構成要素」が存在します。アメリカのコンサル企業「ギャロップ社」が、次のような構成要素を定義しています。

  1. キャリアウェルビーイング
  2. ソーシャルウェルビーイング
  3. ファイナンシャルウェルビーイング
  4. フィジカルウェルビーイング
  5. コミュニティウェルビーイング

1つ目は「キャリア」における幸福です。ここでいうキャリアは、仕事だけでなく子育てや家事、趣味なども含みます。

2つ目は「ソーシャル」。これは人間関係における幸福を指しており、どれだけ愛情や信頼をもって人と接することができるかが重要視されています。

3つ目は経済的な幸せを示す「ファイナンシャル」。収入を得られる手段をもっているのか、資産をしっかりと管理・運用できるのかなどが重要です。

4つ目は「フィジカル」における幸福です。日常生活において身体・精神的にポジティブな感情で動けるかどうかで判断します。

最後は「コミュニティ」です。自分が住んでいる地域をはじめ身近な関係の人、社内でのコミュニティ形成がうまくいっているかなどが重要視されます。

上記5つが達成されて、はじめて「ウェルビーイングが実現されている状態」といえるでしょう。

企業がウェルビーイングを取り入れる3つのメリット

社員が健康で幸せな状態であることを表すウェルビーイングですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。代表的なメリットとして次の3つがあげられます。

  1. 社員の生産性向上
  2. 人材不足を解消
  3. 医療費の削減や休職者の防止

ウェルビーイングによって身体・精神的に健康な社員が増えることで、一人ひとりの仕事に対するモチベーションが上がり、生産性向上につながるのです。

また「社員の健康に対して積極的な会社」として世間から認知されます。求職者からも好印象を得られるため、人材不足への悩みも解消されるはずです。

また体調不良によって病院にかかる社員が減ることで医療費が削減されます。社員の健康状態がよければ休職者も減り、結果的に企業としての生産性アップにつながるでしょう。

自社にウェルビーイング経営を取り入れる方法

ウェルビーイングの構成要素やメリットをお伝えしましたが、具体的に何をすればいいのでしょうか。ここではウェルビーイング経営を取り入れる方法をご紹介します。

  • テレワークの実施
  • フリーアドレスやピアボーナスの導入
  • 福利厚生の見直し
  • 健康増進活動の推進

テレワークはウェルビーイング経営への効果が高い施策のひとつです。たとえば子育てや介護といった理由でオフィス勤務が難しい社員に対して「自宅にいながらでも仕事が続けられる」という環境を提供できます。

ウェルビーイングの構成要素である「人間関係の幸福」を満たす取り組みもオススメです。たとえば固定席を設けない「フリーアドレス」や、社員同士が感謝の気持ちを贈りあう「ピアボーナス」などがあげられます。

福利厚生の充実度もウェルビーイング経営に直結します。たとえば人間ドックの補助、トレーニングルームの設置、ベビーシッター補助、社員食堂の充実など。社員が気軽に福利厚生を利用できるような環境を作ることが大切です。

またメンタルチェックや相談窓口の設置、労働時間の状況把握など「健康増進活動」も積極的に行いましょう。労働環境は社員の体調に大きな影響を与えます。社員が幸せな気持ちで働いているかを確認するためにも、細やかなチェックを欠かさないようにしましょう。

【コラム】健康経営(ウェルビーイング経営)のカギとなる1on1ミーティングとは?

健康経営やウェルビーイング経営成功のカギといえるほどオススメの施策が「1on1ミーティング」です。1on1ミーティングとは、部下のエンゲージメント向上を目的に、上司と部下が1対1で話しあう面談のこと。一般的な人事評価面談とは異なり、週1〜月1回、30分程度の短いサイクルで定常的におこなうのが特徴です。

1on1ミーティングには次のようなメリットがあります。

  1. 部下の「人となり」が分かる
  2. 部下が相談しやすい空気を作れる
  3. 会社全体の生産性向上につながる

2人きりの空間で話すため、上司は部下の人となりを理解できます。また部下の悩みに寄り添うことで、「相談しやすい空気」が作られ、ひいては社内コミュニケーション円滑化につながるのです。

また1on1ミーティングは、基本的に上司が「部下全員」と行います。言い換えると「上司が部下全員に対して公平に時間を使っている」ということ。公平感が生まれることで、部下全体のエンゲージメント向上が期待できます。その結果、チームや会社全体の生産性向上にもつながるでしょう。

【事例】ウェルビーイングの概念を取り入れて健康経営を実現した企業事例

ウェルビーイングの活用は企業に多くのメリットをもたらしてくれます。しかし概要だけ理解しても、実際の事例がないとイメージも掴みにくいのではないでしょうか。そこで、ウェルビーイング経営を実践している企業の事例をいくつかご紹介します。ぜひ自社のウェルビーイング経営にお役立てください。

PHONE APPLI

PHONE APPLI 萩

当社「株式会社PHONE APPLI」の事例です。当社ではエンジニア育成を目的としたオフィス「萩 明倫館 アプリ開発センター」を運営しており、ウェルビーイングの考え方を積極的に取り入れています。

【ポイント】

  1. 数々の志士を輩出した毛利家が子弟(若い人)教育のために開いた藩校「明倫館」にならい、自社のアプリ開発センターとして開設
  2. 若い人材の「絆」と「成長意欲」を大切にすることで、地方創生や新たな価値の創出を目指している
  3. 明倫館のコミュニティを通して、萩市や他IT企業とのコミュニティ形成を図っている

萩で生まれ育った若い人材の「絆と成長意欲」に惹かれ、当社のサテライトオフィスとして同センターを開設。人は「人と人とのつながり」と「成長したい」という気持ちがあれば、ウェルビーイングを感じることができると考えています。

PHONE APPLIが実施しているウェルビーイング施策

当社では先ほどご紹介した「PHONE APPLI 萩」だけでなく、次の3つを主軸としたウェルビーイング施策を行っています。

1. もっともパフォーマンスを出せる環境で働く

  • オフィス・在宅に関係なく働きやすい環境づくりを会社が用意
  • 上司との1on1ミーティングを週1回実施
  • コロナ禍でも毎日「オンライン雑談」タイムを設ける

2. 時間ではなく成果で評価

  • 基本的にはコアタイムなしのフレックスタイム制を実施
  • 7:00〜11:00の中で10分単位で出社時間を変更できる「快適出社制度」の導入
  • 社員個人の目標や成果を「見える化」することで、風通しの良い組織づくり

3. お互いを尊重し感謝しあう文化

  • クラウド上で「ありがとう」を贈りあえるサンクスカードの導入
  • 感謝の気持ちを「見える化」することで、ウェルビーイング経営をさらに加速

当社では、社員がパフォーマンスを発揮するためには、本人が「身体・精神的に満たされた状態」でなけばならないと考えています。そのためオフィス環境の整備はもちろん、フレキシブルな働き方、社内コミュニケーションなど、あらゆる観点から施策を実行、ウェルビーイング経営を進めています。

味の素

味の素は、調味料や冷凍食品、即席麺といった食品を生産・販売している会社です。社員のセルフケアを徹底している同社。以前より働き方改革や健康経営に注力しており、2017年には「健康経営銘柄」に認定されています。

【ポイント】

  1. 健康診断のデータを蓄積し確認できるポータルサイト「My Health」を設置
  2. AIが栄養指導を行ってくれる健康管理アプリ「カロママプラス」の開発・運営
  3. 社員の不調を早期発見するため、最低でも年に1回「全員面談」を実施

ポータルサイトやアプリを活用することで社員の健康をサポートしている同社。また「全員面談」によって、社員のメンタル面もカバーしています。身体面・精神面ともにバランスよくアプローチを行うことで、ウェルビーイングを実現している事例です。

PHONE APPLIの健康経営コンサルティングサービスとは?

ウェルビーイング経営について、「何から始めればよいのかわからない・・」という担当者・経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような悩みをお持ちの方は、「健康経営コンサルティングサービス」がオススメです。当社では、豊富なノウハウをもったコンサルタントと、自社で実践してきたウェルビーイングの知見を元に、最適なビジョンの実現を支援しています。

どのようなウェルビーイング施策を行うべきなのかを、サーベイの実施・分析からご提案いたします。また「ホワイト500」への申請や睡眠の質の向上、女性の健康づくりといった各種研修や講演も可能です。

実績豊富な健康経営コンサルタントが対応

健康経営に関する柔軟かつ確実なノウハウをもち、様々な企業のホワイト500、健康経営優良法人認定取得支援をしてきた藤田友佳子を健康経営コンサルティング事業部長として迎え入れました。他のコンサルタントも専門性が高いスキルがあり、どんな状況・どんな業種でも、理想的な「健康経営」を実現いたします。

【まとめ】健康経営の実現に必要なウェルビーイングについて

本記事では、健康経営とウェルビーイングについて以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • 健康経営は「経営戦略」であり、ウェルビーイングは「概念」である
  • どちらも「社員の健康」を維持・向上させるために存在する
  • ウェルビーイングの導入には「生産性向上」「人材不足解消」「医療費削減」などのメリットがある
  • テレワークやフリーアドレス、ピアボーナスの実施もウェルビーイング促進に役立つ

社員の健康を守るという点においては、健康経営とウェルビーイングは同じです。健康経営が求められると同時に、ウェルビーイングの考え方が必要不可欠となります。

ウェルビーイングの考え方を実践し成功している企業も増えているので、これを機に導入を検討してみてはいかがでしょうか。何から始めれば良いかわからないという方は、健康経営コンサルティングサービスを活用して、専門家のアドバイスを受けてみるのもウェルビーイング経営の第一歩です。

PHONE APPLIのウェルビーイング経営の考え方や取組みのご紹介の資料はこちら

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この記事の筆者

PHONE APPLI

株式会社PHONE APPLI

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