2021年8月12日 22:31

ウェルビーイング経営を取り入れた事例5選を紹介。ウェルビーイング施策についても解説

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ウェルビーイング経営を取り入れた事例5選を紹介。ウェルビーイング施策についても解説

「社員のモチベーションを上げるために、ウェルビーイング経営を導入したい」
「どのような企業がウェルビーイング経営を実践しているのか知りたい」
「自社で導入する前に、具体的な事例や施策を知っておきたい」

社員が身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを表す「ウェルビーイング」。健康経営と深く結びついており、ウェルビーイング施策を導入する企業が増えています。

しかしながら、「一体どのような企業がウェルビーイング経営を実践しているのか?」「どのような施策を打つべきか」と悩んでいる担当者・経営者の方もいらっしゃるはずです。そこで本記事では、以下のポイントを中心にお伝えします。

ぜひ本記事の内容を、自社のウェルビーイング経営の促進にお役立てください。

【本題】ウェルビーイングの導入事例5選

それでは早速、本題である「ウェルビーイングの導入事例」をみていきましょう。ここでは、数ある企業の中から5つの事例をピックアップ。ぜひ自社のウェルビーイング経営にお役立てください。

PHONE APPLI 萩オフィス

まずは「株式会社PHONE APPLI」の事例からご紹介します。当社では、エンジニア育成を目的としたサテライトオフィス「萩 明倫館 アプリ開発センター」を運営しており、ウェルビーイングの考え方を積極的に取り入れています。

【ポイント】

  1. 数々の志士を輩出した毛利家が子弟(若い人)教育のために開いた藩校「明倫館」にならい、自社のアプリ開発センターとして開設
  2. 若い人材の「絆」と「成長意欲」を大切にすることで、地方創生や新たな価値の創出を目指している
  3. 明倫館のコミュニティを通して、萩市や他IT企業とのコミュニティ形成を図っている

萩で生まれ育った若い人材の「絆と成長意欲」に惹かれ、弊社の「サテライトオフィス」として同センターを開設しました。人は「人と人とのつながり」と「成長したい」という気持ちがあれば、ウェルビーイングを感じることができると考えています。

PHONE APPLIが実施しているウェルビーイング施策

当社では先ほどご紹介した「PHONE APPLI 萩」だけでなく、次の3つを主軸としたウェルビーイング施策を行っています。

1. もっともパフォーマンスを出せる環境で働く

  • オフィス・在宅に関係なく働きやすい環境づくりを会社が用意
  • 上司との1on1ミーティングを週1回実施
  • コロナ禍でも毎日「オンライン雑談」タイムを設ける

2. 時間ではなく成果で評価

  • 基本的にはコアタイムなしのフレックスタイム制を実施
  • 7:00〜11:00の中で10分単位で出社時間を変更できる「快適出社制度」の導入
  • 社員個人の目標や成果を「見える化」することで、風通しの良い組織づくり

3. お互いを尊重し感謝しあう文化

  • クラウド上で「ありがとう」を贈りあえるサンクスカードの導入
  • 感謝の気持ちを「見える化」することで、ウェルビーイング経営をさらに加速

当社では、社員がパフォーマンスを発揮するためには、本人が「身体・精神的に満たされた状態」でなけばならないと考えています。そのためオフィス環境の整備はもちろん、フレキシブルな働き方、社内コミュニケーションなど、あらゆる観点から施策を実行、ウェルビーイング経営を進めています。

楽天

楽天はEコマースからフィンテック、通信まで幅広いサービスを提供している会社です。コロナ禍において働き方改革が進んでいる昨今。同社でもこのタイミングで改めて「ウェルビーイング」について考える機会が増え、新たなガイドラインを策定したようです。

【ポイント】

  1. 「コレクティブ・ウェルビーイング」という概念を取り入れた
  2. 仲間、時間、空間を大切にした「三間(さんま)と余白」の考え方を意識した取り組みを実施
  3. オンラインでコミュニケーションの強化、在宅勤務の設備支援、ラジオ体操や瞑想の実施など

単なるウェルビーイングでなく「集団的な」という意味を加えた、「コレクティブ・ウェルビーイング」という概念を取り入れている楽天。なかでも仲間、時間、空間の「三間(さんま)」を大切にした取り組みを数多く実施しています。

アシックス

アシックスは、ランニングシューズやスニーカー、アスリートの競技用シューズをメインに製造・販売している会社です。スポーツ用品を販売しているだけあって、社内の「健康経営」にも熱を注いでいます。

【ポイント】

  1. 社員の健康度の評価や個別のプランを作るために、自社独自のプログラムを開発
  2. 本社にあるアトリウムで、仕事後にスポーツを楽しめる
  3. 全社員に対して「メンタルヘルス研修」を実施。運動推進セミナーも定期的に開催

アシックスでは、やはり「運動」に注力した取り組みが多いようです。仕事後のスポーツや定期的な運動セミナーなど、運動をきっかけにウェルビーイングを実現させている事例です。

デンソー

デンソーは、愛知県を拠点に自動車部品の製造を行っている会社です。2016年から定期健診などのデータを参考に、社員の健康状態の「見える化」を進めてきた同社。2021年の健康経営優良法人「ホワイト500」にも認定されています。

【ポイント】

  1. 「社員の健康は重要な経営資源である」という考え方の元、健康経営・ウェルビーイングに注力
  2. 各部署に「健康リーダー」を配置し、その現場に合った施策を実施
  3. 誰でも気軽に運動できるように、本社にトレーニングルームを設置

健康リーダーの設置によって、メンバー同士がお互いの体調の変化に気づけるようになったようです。日頃からお互いをねぎらい合うことで社内コミュニケーションが円滑になり、今まで以上に社員が働きやすい環境に構築されたといいます。

味の素

味の素は、調味料や冷凍食品、即席麺などさまざまな食品を生産・販売している会社です。社員の「セルフケア」を徹底しており、以前より働き方改革や健康経営に注力してきました。2017年には「健康経営銘柄」に認定されています。

【ポイント】

  1. 健康診断のデータを蓄積し確認できるポータルサイト「My Health」を設置
  2. AIが栄養指導を行ってくれる健康管理アプリ「カロママプラス」の開発・運営
  3. 社員の不調を早期発見するため、最低でも年に1回「全員面談」を実施

ポータルサイトやアプリの活用、「全員面談」によって社員の健康をサポートしています。身体面・精神面ともにバランスよくアプローチを行うことで、ウェルビーイングを実現している事例です。

なぜウェルビーイング経営を取り入れるべきか?

ウェルビーイングの事例をいくつかご紹介しましたが、そもそもなぜウェルビーイングが必要なのでしょうか。もっとも大きな理由としてあげられるのが「リモートワークの増加」です。

コロナ禍において各企業がリモートワークを導入しました。たしかにリモートワークには、在宅時間が増えた分「プライベートが充実しやすい」「満員電車のストレスがない」など多くのメリットがあります。

しかしその一方で、「組織に一体感がなくなる」「社員のエンゲージメントが低下する」といったデメリットもあります。これらのデメリットを解消するためにも、個々の健康や多様性を重視しながら、組織としての絆を構築できる「ウェルビーイング経営」が重要なのです。

ウェルビーイングを導入するメリット

社員が健康で幸せな状態であることを表すウェルビーイングですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは「企業」と「社員」の2つの視点から、ウェルビーイングのメリットをご紹介します。

企業のメリット

まずは企業側のメリットを見ていきましょう。

  1. 企業の生産性が上がる
  2. 優秀な人材の流出を防げる
  3. 社員の愛社精神が高まる

ウェルビーイング経営によって社員の健康状態が良くなると、欠勤や休職が減り、一人ひとりのモチベーションが上がります。結果として、企業の生産性アップにつながるのです。

また個人の健康や幸せを優先することで、「この企業に居続けたい」と思う社員が増え、優秀な人材の流出防止につながります。また社内の人間関係が良好になることで、自分だけでなく「チームのために」と考えられるようになり、会社に対する愛社精神も高まるでしょう。

社員のメリット

続いて社員側のメリットを見ていきましょう。

  1. ストレスが軽減される
  2. 仕事へのモチベーションが上がる
  3. ワークライフバランスを実現できる

社員の身体面・メンタル面が整うことでストレスが軽減され、「社内コミュニケーションが円滑になる」「仕事へのモチベーションが上がる」など、仕事の充実度が高まります。

また、仕事が捗ることはプライベートの充実にもつながるため、ワークライフバランスの向上も可能です。社員が今よりも趣味や資格取得、家族との時間を使えるようになり、豊かな人生を送れるようになるでしょう。

ウェルビーイングを構成する5つの要素

ここでは「ウェルビーイングを構成する5つの要素」についてお伝えします。この5つが達成されていると、「ウェルビーイングが実現されている」といえるでしょう。ちなみにウェルビーイングの構成要素については、アメリカのコンサル企業「ギャロップ社」が定義しており、具体的には次の5つです。

  1. キャリア ウェルビーイング
  2. ソーシャル ウェルビーイング
  3. ファイナンシャル ウェルビーイング
  4. フィジカル ウェルビーイング
  5. コミュニティ ウェルビーイング

1つ目は「キャリア」における幸福です。これは仕事だけでなく子育てや家事、趣味など1日の中で多くの時間を費やしているものを指します。

2つ目は「ソーシャル」。これは人間関係における幸福です。どれだけ愛情や信頼をもって人間関係を構築できるかが重要となります。

3つ目は「ファイナンシャル」、つまり経済的な幸せです。収入を得られる手段をもっているか、資産をしっかりと管理・運用できるかが重要となります。

4つ目は「フィジカル」における幸福です。日常生活において身体的・精神的にポジティブな感情で動けているかどうかで判断します。

5つ目は「コミュニティ」における幸福です。自分が住んでいる地域のコミュニティはもちろん、ソーシャルウェルビーイングにおける身近な関係性、企業でのコミュニティ形成などの意味合いがあります。

この5つが達成されてこそ、「ウェルビーイングが実現されている状態」といえるでしょう。


PHONE APPLIの健康経営コンサルティングサービス

書籍「ウェルビーイング経営!社員の笑顔が会社を成長に導く」

書籍「ウェルビーイング経営!社員の笑顔が会社を成長に導く」

本書は、3年連続ホワイト500を受賞したPHONE APPLIが、実践した独自メソッドをこの一冊に詰めこみました。ウェルビーイングの第一人者 前野隆司先生にもご協力いただき、お勧めの言葉も頂戴しています。ウェルビーイング経営とは、社員が心身健康でいきいきとやりがいを感じて働くだけでなく、絆や自分の居場所を感じられる「社会的」な健康も実現していく経営手法です。

働き方改革についてお伝えしましたが、「何から始めれば良いのかわからない・・」という担当者・経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような悩みをお持ちの方は、「健康経営コンサルティングサービス」がオススメです。当社では、豊富なノウハウをもったコンサルタントと、自社で実践してきたウェルビーイングの知見を元に、最適なビジョンの実現を支援しています。

どのようなウェルビーイング施策を行うべきなのかを、サーベイの実施・分析からご提案いたします。また「ホワイト500」への申請や睡眠の質の向上、女性の健康づくりといった各種研修や講演も可能です。

無料相談会 絶賛開催中!

健康経営に関する柔軟かつ確実なノウハウをもち、様々な企業のホワイト500、健康経営優良法人認定取得支援をしてきた藤田友佳子を健康経営コンサルティング事業部長として迎え入れました。他のコンサルタントも専門性が高いスキルがあり、どんな状況・どんな業種でも、理想的な「健康経営」を実現いたします。

【製品紹介】PHONE APPLI THANKS(感謝を"おくりあう"サービス)

PHONE APPLI THANKS

感謝や称賛を"おくりあい"組織のパフォーマンスを向上。PHONE APPLI THANKSは、ポジティブな気持ちを"おくりあう"サービスです。日々の業務の中で感じた感謝や称賛をカードにして"おくりあう"ことで、社員それぞれの様子が見えるようになり、認め合う組織風土を育むことができます。こうした風土が社員間の心理的安全性や、働くことに対する幸福度を高め、組織の健康経営にも寄与します。

1.THANKSカード送受信

業務上のやりとりでは伝えにくい感謝や称賛のメッセージを気軽に送り合うことで、 承認・称賛しあえる文化を醸成します。

2.社員の活躍を見て状況把握

やりとりが社内でオープンに表示されることで、状況の把握や気軽なコミュニケーションを実現します。

3."いいね"で称賛

たくさんの賛同・共感が伝わることで、社員の自信やモチベーションを高めます。

【まとめ】ウェルビーイングの事例について

本記事では、ウェルビーイングについて以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • ウェルビーイングの導入事例5選を紹介。各企業はその特性にあわせたウェルビーイング施策を行っている
  • ウェルビーイングが必要な理由に、リモートワーク増加にともなう「組織の一体感の低下」があげられる
  • ウェルビーイングにはキャリアや人間関係、経済面、コミュニティなどさまざまな構成要素がある

「リモートワークばかりで会社の士気が下がっている」と悩んでいる企業は、今すぐにでもウェルビーイング施策を打つべきといえます。不調を持つ社員が増えると、生産性が下がり、企業の利益低下にもつながりかねません。

企業とって最重要ともいえる「社員の健康」を守るためにも、ぜひ本記事の内容を参考に、ウェルビーイングの導入をご検討ください。

PHONE APPLIのウェルビーイング経営の考え方や取組みのご紹介の資料はこちら

PHONE APPLIのウェルビーイング経営の考え方や取組みをご紹介します

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この記事の筆者

PHONE APPLI

株式会社PHONE APPLI

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